施工事例 B-114

焼肉店・焼肉レストラン
LED照明施工事例
油煙耐性・2700K温かみ照明・Ra85
66%省エネ・年間23万円削減・投資回収2.8年

公開日: 2026-05-01 / LED PRO SHOP
66%
省エネ率
23万円
年間削減額
2.8年
投資回収年数
2700K
客席色温度(焼肉の色艶重視)

焼肉店・焼肉レストラン200㎡(30席)が抱えていた課題は、白熱灯・蛍光灯の混在による油煙劣化と電気代の高騰でした。白熱灯は熱量が大きく油煙を加速させ、頻繁なランプ交換が保守コストを押し上げていました。2700K温白色の油煙耐性COB LEDに全換装することで、肉の色艶を最大限に引き立てながら66%省エネ・年間23万円削減・投資回収2.8年を達成した事例です。

店主の声
"電球色のLEDに変えてから、お肉の赤みと艶が格段によく見えるようになりました。お客様から『肉がおいしそうに見える』とよく言っていただけるようになり、ランプ交換の手間もなくなって助かっています。"

よくある失敗例(焼肉店・飲食店のLED化)

施設概要

施設種別
焼肉店・焼肉レストラン
延床面積
200㎡・30席
換気システム
テーブルロースター+天井排煙ファン
営業時間
11:30〜23:30(12時間)
旧照明総消費電力
3,190W
1,082W実効
新照明実効消費電力

導入前の課題

焼肉店の照明環境は飲食業の中でも特殊な条件がある。炭火・ガスロースターから生じる油脂成分を含む煙(油煙)が常時発生し、換気が不十分な時間帯には照明器具の表面・内部に油脂が付着・堆積する。この環境下で以下の課題が積み重なっていた。

LED照明設計方針

焼肉店のLED照明設計は「食欲を刺激する温かみ」と「油煙環境での耐久性」の両立が鍵となる。2700Kの低色温度は炭火の赤みと調和し、焼き上がった肉の色艶を視覚的に引き立てる。演色Ra85で食材の「おいしそう」な見え方を確保した。

色温度と食欲の関係:飲食店の照明研究では2700〜3000Kの電球色が食欲増進・くつろぎ感の向上・滞在時間の延長と相関することが知られている。焼肉店では炭火の赤みと温かい照明が調和し、「おいしそう」「居心地がいい」の両方を演出できる。Ra85以上で赤身肉の赤みと霜降りの白さのコントラストが美しく見える。

ゾーン別 LED 照明仕様

ゾーン エリア 仕様 消費電力
Zone A 客席・テーブル席
(30席)
COB8W/m × 80m
Ra85 / 2700K(電球色・食欲促進)
油脂付着に配慮したアクセサリー配置
640W
Zone B 厨房・
調理準備室
COB10W/m × 30m
Ra85 / 5000K(食材の色確認)
300W
Zone C 入口・ホール・
会計カウンター
COB6W/m × 20m
Ra85 / 3000K
120W
Zone D バックヤード・
倉庫・トイレ
PIR人感センサー連動
COB6W/m × 15m
Ra80 / 4000K
22W実効
(PIR25%稼働)

Zone A:客席・テーブル席 — 2700K・Ra85(焼肉の色艶を最大限に引き立てる)

30席の客席エリアはCOB8W/m × 80mを間接照明として設計した。2700Kの電球色は焼き立ての肉のツヤと赤みを視覚的に豊かに見せる色温度だ。白熱球60Wから置き換えることで、同等の温かみを維持しながら消費電力を大幅に削減できる。

油煙環境への対策として、テーブルロースター直上への照明設置を避け、天井の端寄りの配置にした。定期清掃(月1回のアルコール拭き取り)で器具表面の油脂を除去する運用とし、COBテープはアルミフレーム付きで清掃しやすい構造を採用した。

Zone B:厨房 — 5000K・Ra85(食材の色確認)

厨房はCOB10W/m × 30mで5000K昼白色を採用した。食材の鮮度確認・焼き加減の判断・盛り付けの精度向上のために、客席と厨房で色温度を使い分けることが重要だ。高演色Ra85で肉の色を正確に判別できる厨房環境を整えた。

Zone C:入口・ホール・会計カウンター

来客動線となるホール・入口は3000Kの中間色を採用。客席の2700Kより少し明るい印象で、視認性と温かみを両立した。会計カウンターでは金銭確認のために適切な照度を確保している。

Zone D:バックヤード・トイレ — PIR制御

倉庫・バックヤード・スタッフトイレはPIR人感センサーを導入し、入室時のみ点灯する省エネ制御とした。実効稼働率25%(1日あたり3時間程度の有人状態)で電力消費を大幅に削減した。

省エネ効果・投資回収シミュレーション

項目 旧設備(白熱灯+蛍光灯) 新設備(COB LED) 削減効果
総消費電力 3,190W 1,082W実効 ▲2,108W
年間電力消費 13,952kWh 4,750kWh ▲9,202kWh
年間電気代(25円/kWh) 約349,000円 約119,000円 ▲約230,000円
省エネ率 66%削減

投資回収計算

施工費用(機材+工事費)65万円
年間電気代削減額約23万円
単純回収年数約2.8年
LED寿命(L70)40,000時間以上
ランプ交換コスト削減白熱球交換費用(年30本以上)→ゼロ
白熱球の交換コストが消える:白熱球60Wは平均寿命1,000時間。12時間/日稼働では年間約4,380時間となり、年4回以上切れる計算。30灯分だと年間120本以上の交換が発生。交換作業時間と球代でスタッフのコストが継続的に発生していたが、LEDでこれが完全にゼロになった。

導入後の変化

焼肉店・飲食店に推奨の COB LED テープ

COB8W/m 2700K Ra85(客席・間接照明)

電球色2700K・高演色Ra85。焼き立て肉の色艶と赤みを引き立てる温かみ照明。白熱球から置き換えで同等の雰囲気を省エネで実現。

COB10W/m 5000K Ra85(厨房・調理室)

厨房向け高輝度昼白色。食材の色判断・焼き加減の確認・衛生管理に。Ra85で肉色を正確に識別。

COB6W/m 3000K Ra85(ホール・入口)

中間色3000Kでホール・入口の視認性と温かみを両立。客席照明との滑らかな色温度移行。

PIRセンサーキット(バックヤード・トイレ)

使用頻度が低いエリアに最適。PIR連動で実効稼働率25%以下を実現し年間電力を大幅削減。

焼肉店・飲食店の照明選定チェックリスト

⚠ 2027年蛍光灯生産終了 — 焼肉店・飲食店への影響

よくあるご質問

Q. 焼肉店で肉をおいしそうに見せる色温度・演色性は?

2700〜3000K(電球色)でRa90以上を推奨します。温かみのある電球色が肉の赤みと艶を引き立て、食欲を促進します。高い色温度(5000K以上)では肉が灰色がかって見えるため、焼肉店には不向きです。

Q. 油煙の多い環境でもLEDは耐久性がありますか?

IP54以上の防油煙対応LEDを選定し、端末部を密閉処理することで5年以上の耐久性を確保できます。定期的な外面清掃(半年に1回程度)を行うことで、油分の蓄積による劣化を防止できます。

Q. 投資回収期間の目安はどれくらいですか?

本事例では投資回収2.8年(66%省エネ・年間23万円削減)を達成しました。白熱灯からLEDへの切り替えは消費電力の差が大きいため、蛍光灯からの切り替えより回収期間が短くなる傾向があります。施設規模・使用時間・電力単価によって変わるため、詳細は無料お見積もりをご利用ください。