80㎡のeスポーツカフェ。60台のハイスペックPCを擁するこの施設では、天井の蛍光灯(4200K昼白色)がゲーミングモニターの画面に映り込み、プレイ中の視認性を著しく低下させていた。「画面に天井の蛍光灯が反射して、暗いシーンのゲームが全くプレイできないというクレームが週に何件も来ていた」とオーナーは振り返る。
eスポーツカフェとしてのブランド訴求にも課題があった。ゲーミングPCメーカーやゲーム大会のビジュアルに見られるRGBライティングが施設内に全くなく、「普通のネットカフェと変わらない」という印象を持たれていた。さらに22時間稼働・年間8,000時間以上の運用で、蛍光灯の交換コストが年間4万円近くに達していた。
LED PRO SHOPへの相談で、ゲーミングブース背面のRGB間接照明・天井グレア抑制設計・ラウンジ調光の4ゾーン設計が提案された。「照明でeスポーツ感を出せるとは思っていなかった」と全面換装を決断した。
eスポーツカフェ オーナー の声
「LED換装後に来店したお客さんが、入口で立ち止まって『かっこいい』と言ってくれた時は嬉しかったです。モニターへの映り込みもなくなり、クレームがほぼゼロになりました。電気代が月1.5万円以上下がって、蛍光灯の交換作業もなくなった。スタッフの負担も減っています。」— 都内・eスポーツカフェ オーナー
eスポーツカフェの照明設計は、一般的なネットカフェやゲームセンターとは異なる3つの専門要件があります。①モニターへのグレア(映り込み)抑制・②ブランド訴求のためのRGB間接照明・③22時間稼働に耐える長寿命LEDです。
グレア抑制については、競技性の高いeスポーツでは画面視認性がパフォーマンスに直結します。FPSやMOBAなど暗いシーンが多いゲームでは、天井からの直接光がモニター表面に反射すると、敵の位置確認や細部の判断に影響します。ゲーミングブース内の照度は机面50〜100lx程度の低照度を保ち、光源はデスク背面・床面・壁面への間接設置に限定することが原則です。
RGB演出はeスポーツ施設のブランディングと直結します。ゲーミングPCの筐体RGB・モニターのバックライトと連携したカラーコーディネートで、没入感と施設の競争力を高めます。RGBテープLEDはSMDタイプを使用し、間接設置で光源が直接視野に入らないよう設計することが重要です。
施工概要:eスポーツカフェ 80㎡(PC60台・ゲーミングブース50台・ラウンジ10台相当) / ゲーミングブースRGB間接照明・低グレア設計・ラウンジ調光・外装サイネージIP65 / 施工費50万円 / 46%省エネ・年間22万円削減・回収2.3年
| エリア | 旧照明 | 新LED(COBテープ) | 削減率 |
|---|---|---|---|
| ゲーミングゾーン・ブース(50m) | Hf蛍光灯40W×17本+誘導灯=704W Ra75 / 4200K 直射 |
COB 8W/m×50m=400W 間接設置・低グレア IP20 |
43%削減 |
| ラウンジ・休憩スペース(20m) | 蛍光灯32W×12本=384W Ra75 / 4200K |
COB 10W/m×20m=200W Ra80 / 3500K 調光対応 IP20 |
48%削減 |
| 受付・エントランス(15m) | 蛍光灯40W×6本=240W Ra75 / 4200K |
COB 10W/m×15m=150W Ra85 / 4000K IP20 |
38%削減 |
| 外装サイネージ・ファサード(17m) | 外照式蛍光灯40W×8本=320W Ra65 / 4200K |
COB 8W/m×17m=136W RGB対応・3色演出 IP65防水 |
58%削減 |
| 合計 | 1,648W | 886W | 46%削減 |
eスポーツカフェのゲーミングブースでは、照明設計の基本原則が一般施設と逆転します。通常は「明るくすること」が目標ですが、ゲーミングブースでは「光を見せないこと」が設計の中心になります。
| シーン | RGB設定 | 適用タイミング | 効果 |
|---|---|---|---|
| 通常営業 | シアン〜ブルー系 | 常時 | eスポーツ施設としてのブランドカラー訴求 |
| 大会・トーナメント | 赤+白(大会カラー) | イベント開催時 | 競技感・緊張感の演出 |
| 深夜タイム | 紫〜ディープブルー | 23時〜翌朝 | 夜間の落ち着いた雰囲気への切り替え |
| 清掃・メンテ | 白色 100%照度 | 閉店2時間 | 清掃効率・衛生確認 |
eスポーツカフェは22〜24時間稼働が一般的で、年間稼働時間が通常の飲食店の2〜3倍に達します。LED化の省エネ効果は「削減電力×稼働時間」で決まるため、長時間稼働施設ほど絶対額での削減効果が大きくなります。
| 施設種別(想定稼働) | 年間稼働時間 | 同規模での年間電力削減額(概算) |
|---|---|---|
| 一般飲食店(10h/日) | 3,650h | 約8.3万円 |
| ネイルサロン(12h/日) | 4,380h | 約10万円 |
| フィットネスジム(16h/日) | 5,840h | 約13.3万円 |
| eスポーツカフェ(22h/日) | 8,030h | 約18万円(本事例) |
本事例では年間稼働約8,000時間での762W削減が年間電力費約18万円の節約に相当します。これにランプ交換・修繕費の約4万円削減を加えた合計22万円が年間削減額となります。
| 項目 | 旧照明(年間) | 新LED(年間) | 削減額 |
|---|---|---|---|
| 電力費 稼働22h/日×365日≒8,000h |
1,648W×8,000h=13,184kWh ×¥30=395,520円 |
886W×8,000h=7,088kWh ×¥30=212,640円 |
182,880円 |
| ランプ交換費 蛍光灯44本×年2回交換 |
44本×2回×¥400=35,200円 | COB寿命50,000h(約6.2年) ほぼ交換不要 ≒0円 |
35,200円 |
| 交換作業・メンテ工数削減 | 年間交換作業約8,000円相当 | 作業ほぼゼロ ≒0円 | 8,000円 |
| 合計削減額 | 438,720円/年 | 約212,640円/年 | 約220,000円/年(22万円) |
投資回収計算:施工費 500,000円 ÷ 年間削減額 220,000円 = 2.27年(約2.3年)で回収。22時間稼働という長時間運用が、回収期間を短縮しています。回収後は毎年22万円が純節約として積み上がります。
22時間稼働のeスポーツカフェでは蛍光灯の消耗が一般施設の2倍以上速く進みます。2027年以降の蛍光灯製造終了で補修部品が入手困難になれば、照明不良による営業継続リスクが直接的に生じます。
A. ゲーミングブースには低グレア・低照度の間接照明が最適です。モニターに光が反射するとゲームへの集中が妨げられるため、デスク背面や床面にCOBテープLEDを設置する間接照明が有効です。RGBテープを使えば店舗のブランドカラーや季節・イベントに合わせた演出も可能です。照度は机面で50〜100lxの低照度を維持し、モニターとの輝度差を最小化します。
A. 24時間・年間8,000時間以上稼働する施設では、LED化の省エネ効果が最大化されます。蛍光灯からCOBテープLEDへの換装で一般的に40〜50%の電力削減が見込まれ、年間稼働時間が長いほど絶対額での削減効果も大きくなります。24時間営業の80㎡施設では年間18〜22万円規模の削減が期待できます。
A. RGBテープLEDは色を自由に変えられる反面、白色の演色性(Ra値)がSMD単色テープより低い場合があります。ゲーミングブース周辺の装飾用途にはRGBで問題ありませんが、受付カウンター・ラウンジなど人の肌色が重要なゾーンはRa80以上の白色COBテープを別途使用することを推奨します。また、高輝度RGBを直視できる位置に設置すると眩しさが生じるため、必ず間接設置(壁・床・デスク背面)に限定してください。
LED PRO SHOPではRGB対応・COB低グレア・IP65防水仕様のLEDテープを取り揃えています。ゲーミング施設の演出・省エネに最適な製品をラインナップからお選びください。
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