120㎡・60席のステーキハウス。4,000円〜12,000円のコース料理を提供するこの店では、長年Ra75の蛍光灯が料理の価値を損なっていた。「霜降りの美しいサーロインを出しても、照明が悪いせいで写真映えしないとお客さんに言われる。正直ショックだった」とオーナーシェフは語る。
鉄板焼きカウンターでは油煙・蒸気への対策ゼロの蛍光灯が使われており、調理中の漏電リスクも懸念事項だった。外装看板の蛍光灯も夜間に1〜2本が常時球切れ状態で、第一印象を大きく損なっていた。
LED PRO SHOPへの相談で、客席2800K/Ra95・鉄板エリアIP44防湿・エントランス看板IP65防水の4ゾーン設計が提案された。「Ra95という数値を初めて知った。同じ肉がこんなに違って見えるとは思わなかった」と導入を即決した。
ステーキハウス オーナーシェフ の声
「照明を変えてから、SNSに料理の写真を投稿してくれるお客さんが格段に増えました。『肉が宝石みたいに見える』と言ってもらえて、高級感が伝わるようになった実感があります。電気代も月1万円以上下がって、本当に変えてよかったです。」— 関東地方・ステーキハウス オーナーシェフ
ステーキは霜降り(サシ)の赤みと白い脂肪のコントラストが視覚的な価値を決定します。Ra値(演色性)が低い照明では、肉の自然な赤色の波長が正確に反射されず、実際よりも色が沈んでくすんで見えます。高単価・高品質を売りにするステーキハウスでは、この視覚効果が再来店率・SNS口コミ・単価向上に直接影響します。
今回の施工では、客席に2800K超電球色/Ra95の間接照明COBテープLEDを採用し、鉄板カウンターにはIP44防湿仕様(5000K/Ra85)を設置。エントランス・外装看板にはIP65防水仕様(3000K)を採用し、4ゾーン全体で38%の省エネを達成しました。
施工概要:ステーキハウス 120㎡(テーブル40席・鉄板カウンター20席) / 客席2800K/Ra95・鉄板厨房5000K/Ra85/IP44・看板3000K/IP65・バックヤードPIR節電 / 施工費78万円 / 38%省エネ・年間28万円削減・回収2.8年
| エリア | 旧照明 | 新LED(COBテープ) | 削減率 |
|---|---|---|---|
| テーブル席エリア(40m) | Hf蛍光灯32W × 20本 = 640W Ra75 / 3500K |
COB 10W/m × 40m = 400W Ra95 / 2800K IP20 |
38%削減 |
| 鉄板カウンター(25m) | 業務用Hf蛍光灯40W × 12本 = 480W Ra75 / 5000K |
COB 14W/m × 25m = 350W Ra85 / 5000K IP44防湿 |
27%削減 |
| バー・カウンター(15m) | ハロゲン50W × 10本 = 500W Ra100 / 2800K |
COB 10W/m × 15m = 150W Ra95 / 2700K IP20 |
70%削減 |
| 外装看板・エントランス(18m) | 外照式蛍光灯40W × 8本 = 320W Ra65 / 6500K |
COB 8W/m × 18m = 144W 3000K演出色 IP65防水 |
55%削減 |
| 合計 | 1,940W | 1,044W | 46%削減(電力のみ) |
※電力削減と蛍光管・ハロゲンランプ交換コスト・看板メンテ費を合算した総合コスト削減率は38%(年間28万円)で算出しています。
演色性(Ra値)とは、照明が物体の色をどれだけ自然光に近い形で見せられるかを示す指標です。太陽光をRa100とした場合、Ra95は「ほぼ自然光に近い色再現」を意味します。
| Ra値 | 肉の見え方 | 適した用途 | 主な光源 |
|---|---|---|---|
| Ra65〜75 | 赤みが沈んで灰色がかって見える。霜降りの白い脂肪との対比が弱い | 倉庫・廊下・工場 | 一般蛍光灯・旧型LED |
| Ra80〜85 | ある程度の赤みは出るが、自然な色彩には及ばない | 一般飲食店・スーパー | 標準LED |
| Ra90〜95 | 肉本来の鮮やかな赤みが際立ち、サシの白との対比が美しい。写真・SNS映えも向上 | 高級飲食店・精肉店・宝飾店 | 高演色COB LED |
| Ra95(本施工採用) | ハロゲンランプに近い色再現。料理の生き生きとした鮮度感・高級感を最大限に演出 | 高級ステーキハウス・割烹 | COBテープ LED Ra95 |
一般的な電球色は3000K前後ですが、ステーキハウスでは2700〜2800Kの超電球色が効果的です。赤みがかった暖色光は肉の色彩をより豊かに演出し、落ち着いた上質な空間を作り出します。高額帯メニューほど「特別な時間を過ごしている」という体験価値が重要で、照明の色温度がその感情に直接訴えかけます。
| 項目 | 旧照明(年間) | 新LED(年間) | 削減額 |
|---|---|---|---|
| 電力費 稼働12h/日×350日=4,200h |
1,940W×4,200h=8,148kWh ×¥30=244,440円 |
1,044W×4,200h=4,385kWh ×¥30=131,550円 |
112,890円 |
| ランプ交換費 ハロゲン10本+蛍光灯40本 |
ハロゲン¥800×10×3回+蛍光灯¥500×40×2.5回=74,000円 | COB寿命50,000h(約9年) ほぼ交換不要 ≒0円 |
74,000円 |
| 看板メンテナンス費 球切れ対応・防水処置 |
球切れ対応・外照蛍光灯修繕 約18,000円 |
IP65で修繕ほぼ不要 ≒0円 |
18,000円 |
| 合計削減額 | 336,440円/年 | 131,550円/年 | 約280,000円/年 |
投資回収計算:施工費 780,000円 ÷ 年間削減額 280,000円 = 2.8年で回収。ハロゲンランプからの切り替えは電力削減効果が特に大きく(最大70%削減)、早期回収に貢献しています。回収後は毎年28万円の純利益として積み上がります。
高級飲食店で演色性の面から今も重宝されているハロゲンランプ(Ra100)は国内主要メーカーが製造縮小を続けており、入手性が急速に悪化しています。蛍光灯も2025〜2027年に製造終了予定。今のうちにRa95以上のLEDへ切り替えることで、光質を落とさず安定供給と省エネを両立できます。
A. ステーキは霜降り(サシ)の赤みと白い脂肪の対比が美しく見えることで食欲を刺激します。Ra80以下の蛍光灯では肉の赤色が沈んでしまいますが、Ra95以上のLEDは肉本来の鮮やかな色彩を忠実に再現し、視覚的な価値を大きく高めます。高単価メニューほど演色性の高い照明が集客力に直結します。
A. 鉄板焼きエリアは油煙・水蒸気・熱が同時に発生します。IP44以上の防湿・防塵仕様のCOBテープLEDが必要です。IP44は直径1mm以上の異物侵入防止と水しぶき保護を意味し、調理環境の漏電リスクを大幅に低減します。天井高が低い鉄板カウンター直上はIP54以上をさらに推奨します。
A. 客席には2700〜2800K(超電球色)が最適です。赤みがかった暖色光が肉の色彩をより豊かに見せ、高級感のある落ち着いた空間を演出します。4000K以上の白色光では料理が無機質に見え、ステーキの赤みが灰色がかって価値が落ちて見えます。カウンターバーには2700Kをさらに使い、空間にグラデーションをつける設計が効果的です。
LED PRO SHOPでは演色性Ra95・色温度2700K〜2800Kの高演色COBテープLEDを取り揃えています。業種・用途別に絞り込んで、施設に合った製品をお選びください。
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