弁護士3名・スタッフ5名が勤務する120㎡の法律事務所。相談室・書庫・執務室の3エリアすべてで旧式蛍光灯が使われていたが、各エリアの用途に合った照度設計がされていなかった。「書庫に入ると暗くて、判例集の小さな文字を読み取るために目を細めなければならなかった」と代表弁護士は話す。
相談室は電球色3000Kで「リラックスしすぎて、法的相談の場にふさわしくない雰囲気」という声もあった。また、深夜まで続く起案作業での眼精疲労が慢性的な問題となっており、スタッフの労働環境改善が課題だった。
LED PRO SHOPへの相談で、相談室4000K/Ra90・書庫5000K/750lx・執務室調光対応の3ゾーン設計が提案された。「ゾーンごとに照度と色温度を使い分けるという発想がなかった。提案を受けて納得した」と導入を決めた。
法律事務所 代表弁護士の声
「書庫の照度を750lxに上げてから、判例集を調べる時間が明らかに短くなりました。相談室も4000Kに変えてから、クライアントに『明るくて話しやすい』と言われることが増えました。電気代も月1万5千円ほど下がっています。」— 東京都内・弁護士法人 代表弁護士
法律事務所は「クライアントの信頼獲得」「長時間の文書作業」「スタッフの労働環境」という3つの相反するニーズを照明設計で同時に満たす必要があります。ゾーン別に色温度・照度・調光機能を使い分けることで、それぞれのニーズに最適な環境を実現できます。
| エリア | 主な用途 | 照明設計の目標 | 推奨仕様 |
|---|---|---|---|
| 相談室 | クライアント面談・法的相談 | 信頼感・専門性・明快さの演出 クライアントの表情を正確に把握 |
4000KRa90500〜750lx |
| 書庫・資料室 | 判例集・法律文書・契約書の参照 | 細かい文字の判読性確保 長時間作業での眼精疲労防止 |
5000KRa85750〜1,000lx |
| 執務室 | 起案・PC作業・内部会議 | 作業効率と疲労軽減の両立 時間帯に応じた照度調整 |
4000KRa85300〜750lx調光 |
施工概要:法律事務所 120㎡(弁護士3名・スタッフ5名) / 相談室4000K/Ra90・書庫5000K/Ra85/750lx・執務室4000K/Ra85/調光対応・廊下PIR節電 / 施工費53万円 / 38%省エネ・年間22万円削減・回収2.4年
| エリア | 旧照明 | 新LED(COBテープ) | 削減率 |
|---|---|---|---|
| 相談室(30m) | Hf蛍光灯32W × 12本 = 384W Ra75 / 3000K |
COB 10W/m × 30m = 300W Ra90 / 4000K 500〜750lx |
22%削減 |
| 書庫・資料室(20m) | Hf蛍光灯32W × 10本 = 320W Ra75 / 4000K / 約300lx |
COB 14W/m × 20m = 280W Ra85 / 5000K 750〜1,000lx |
13%削減(照度+150%) |
| 執務室(50m) | Hf蛍光灯32W × 20本 = 640W Ra75 / 4000K(調光なし) |
COB 12W/m × 50m = 600W Ra85 / 4000K 調光300〜750lx |
6%削減(実使用時38%) |
| 廊下・共用部(20m) | Hf蛍光灯32W × 8本 = 256W 常時点灯 |
COB 8W/m × 20m = 160W PIR人感センサー節電 |
75%削減(センサー込み) |
| 合計 | 1,600W(常時全点灯) | 990W(ピーク) | 実使用時平均38%削減 |
法律相談はクライアントにとって人生の重大局面に関わるケースが多く、信頼感・専門性・明快さが空間デザインに求められます。照明の色温度はクライアントが受ける印象に直接影響します。
| 色温度 | 印象 | 法律事務所相談室としての適否 |
|---|---|---|
| 2700〜3000K(電球色) | 温かみ・リラックス・高級感 | △ レストラン・ホテル向き。専門性・信頼感が弱くなる場合がある |
| 3500〜4000K(白色・温白色) | 明快さ・信頼感・清潔感 | ◎ 法律・医療・金融の相談スペースに最適。クライアントに安心感と専門性を与える |
| 5000〜6500K(昼白色・昼光色) | 清潔感・緊張感・病院的雰囲気 | △ 相談室には冷たすぎる印象。書庫・作業スペース向き |
| 項目 | 旧照明(年間) | 新LED(年間) | 削減額 |
|---|---|---|---|
| 電力費 稼働12h/日×300日=3,600h(執務時間) |
1,600W×3,600h×¥30=172,800円 | 実使用電力990W×60%×3,600h×¥30=64,152円 | 108,648円 |
| ランプ交換費 蛍光灯50本×年2回交換 |
50本×2回×¥600=60,000円 | COB寿命50,000h(約11.5年) ほぼ交換不要 ≒0円 |
60,000円 |
| 廊下PIR節電 無人時間率約70%削減 |
256W×3,600h×¥30=27,648円 | 160W×30%×3,600h×¥30=5,184円 | 22,464円 |
| 調光節電効果 執務室を平均60%照度に低減 |
(全点灯) | 調光節電分として別途計上 | 約27,000円 |
| 合計削減額 | 年間260,448円 | 年間42,336円 | 約218,000円/年 ≈ 22万円/年 |
投資回収計算:施工費 530,000円 ÷ 年間削減額 218,000円 = 約2.4年で回収。法律事務所は月〜土の長時間稼働(12h/日×300日)と廊下のPIR節電・執務室調光節電の組み合わせで、高い省エネ効果を実現します。回収後は毎年22万円の純削減効果が継続します。
法律事務所・税理士事務所・会計士事務所で広く使われるHf蛍光灯・直管蛍光灯は主要メーカーが2025〜2027年に製造終了予定です。複数エリアで蛍光灯50本以上を使用する士業事務所では、部材調達困難化の影響が大きく、計画的なLED移行が求められます。
A. 法律事務所の相談室には4000K程度の白色(昼白色)が適しています。3000K電球色は温かみがありますが、法的相談の場として「明快さ・信頼感・清潔感」が求められるため、やや白みがかった4000Kが好まれる傾向があります。照度はクライアントの顔色や表情を正確に読み取るために500〜750lxを確保し、演色性Ra90以上を推奨します。
A. JIS Z 9110照明基準では書庫・資料室の推奨照度は500〜1,000lxです。法律文書・判例集・契約書は小さな文字が多く、照度不足は読み誤りや目の疲労につながります。今回の施工では750lxを確保し、文書識別性を大幅に向上しました。5000K昼白色でコントラストを高めることで、長時間の文書作業による眼精疲労を軽減しています。
A. 弁護士・スタッフは早朝から深夜まで長時間勤務することが多く、時間帯や作業内容に応じて照度を変化させることが重要です。精密な文書読み込み時は高照度(750lx)、打合せやPC作業時は中照度(500lx)、夕方以降の疲労軽減には低照度(300lx)と柔軟に調整できる調光機能が、長時間勤務の眼精疲労防止に効果的です。
LED PRO SHOPでは相談室向け4000K/Ra90・書庫向け高照度5000K・執務室調光対応COBテープLED、PIR人感センサー対応製品を取り揃えています。ゾーンの用途に合った仕様でお選びください。
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