施工事例

オフィス・コワーキングスペースのLED照明施工事例
5000K・500lx・フリッカーフリーで集中力と電力46%削減を両立

2026年5月01日 | LED PRO SHOP 施工事例

400㎡コワーキングスペース4ゾーンのLED照明全面リニューアル。執務エリア5000K/Ra80/500lx・会議室4000K/Ra90・フォーカスブース4000K・ラウンジ2700Kの用途別設計で電力46%削減。JIS Z 9110オフィス照明基準適合の施工データを公開します。

施工事例:400㎡コワーキングスペース・Hf蛍光灯からCOB LEDへの4ゾーン換装

都内の400㎡コワーキングスペースで、執務エリア・会議室・フォーカスブース・ラウンジの4ゾーンをCOBテープLEDに全面換装しました。会員からの「目が疲れる」「ビデオ会議時に照明のちらつきが映る」という声が発端です。ゾーン別に5000K・4000K・2700Kを使い分け、フリッカーフリー・空席調光との組み合わせで電力46%削減・年間12万3千円の電気代削減を実現。会員の滞在時間も平均1.8時間延長し、退会抑制にも効果が出ています。

「導入前はビデオ会議の映像に縞模様が出ると会員から苦情が来ていました。COBテープに変えてフリッカーがゼロになってから、画質クレームが完全になくなりました。会員からは『目が疲れなくなった』という声が多く、リピート率が上がっています。」
— コワーキングスペースオーナー(施工後4ヶ月時点)

よくある失敗:全ゾーン同一色温度で作業と休憩のメリハリが消えたケース

コワーキングスペースの全エリアに5000K・500lxの均一照明を導入した施設で、「ラウンジでも緊張感がある」「リフレッシュできない」と会員満足度が下落した事例があります。ラウンジは2700K・間接照明のみにすることで、執務エリアとの明確な気分の切替が生まれ、空間全体の満足度が向上します。単一スペックの一括導入は避け、ゾーン設計が必須です。

オフィス・コワーキング照明の4大課題

オフィス照明は「明るければ作業しやすい」という単純なものではありません。集中力・疲労感・睡眠リズムへの影響を考えた多目的設計が現代のオフィス・コワーキングスペースには求められます。

🧠

集中力を高める5000K

昼白色〜昼光色(5000〜5500K)はメラトニン抑制効果が高く、日中の執務作業の集中力と覚醒レベルを維持する。夕方以降はゾーン調光で切替。

👁️

500lx以上の均一照度

JIS Z 9110がオフィス事務作業に規定する維持照度は500lx(高精度作業は750lx)。均一性比率(最低照度/平均照度)0.6以上を確保する配光設計が必要。

💻

PC作業でのグレア対策

モニターへの映り込みと直視グレアは集中力低下と眼精疲労の原因。間接照明・コーニス配光でUGR(グレア不快感)19以下を目標にする。

時間帯別の照明切替

朝〜昼は高色温度・高照度で覚醒促進、夕方〜夜は低色温度・低照度でリラックス促進。コワーキングの場合は在室者のスケジュール多様性に対応するゾーン別調光が有効。

施設概要とリニューアル背景

対象はビル3Fの400㎡コワーキングスペース(オープンデスク100席・個室4室・会議室2室・ラウンジ)。既存照明は直管蛍光灯(Hf32W)の天井直付けグリッド照明で合計消費電力2,080W。フリッカーが顕著で「長時間利用すると目が疲れる」という会員からの声が多く、リニューアルを決断。

リニューアル前の課題

①Hf蛍光灯のフリッカーによる眼精疲労(会員満足度低下) ②均一照度確保のため全域点灯で昼夜・用途関係なく全電力を消費 ③会議室と執務エリアの照度・色温度が同一で使い分けができない ④ラウンジ・休憩エリアが事務所同様の蛍光灯で「リラックスできない」 ⑤ランプのちらつきによるビデオ会議時の映像品質低下

4ゾーン別LED照明設計

ZONE A

オープン執務エリア

消費電力: 10W/m 色温度: 5,000K(昼白色) 演色性: Ra80 防水等級: IP20 全長: 60m(天井コーニス連続) 消費電力合計: 600W 目標照度: 500〜750lx(作業面) PSU: 320W×3台
ZONE B

会議室(×2室)

消費電力: 10W/m 色温度: 4,000K(白色) 演色性: Ra90 防水等級: IP20 全長: 24m(2室合計) 消費電力合計: 240W 目標照度: 500〜750lx(会議卓面) PSU: 160W×2台
ZONE C

フォーカスブース(個室×4)

消費電力: 8W/m 色温度: 4,000K(白色) 演色性: Ra80 防水等級: IP20 全長: 20m(4ブース合計) 消費電力合計: 160W 目標照度: 400〜500lx(机面) PSU: 160W×1台
ZONE D

ラウンジ・レセプション

消費電力: 8W/m 色温度: 2,700K(電球色) 演色性: Ra90 防水等級: IP20 全長: 16m(棚下・壁面) 消費電力合計: 128W 目標照度: 150〜200lx(床面・ゆったり設定) PSU: 160W×1台

全ゾーン集計データ

ゾーン 用途 W/m 色温度 Ra テープ長 消費電力
Aオープン執務10W/m5,000KRa8060m600W
B会議室10W/m4,000KRa9024m240W
Cフォーカスブース8W/m4,000KRa8020m160W
Dラウンジ8W/m2,700KRa9016m128W
合計120m1,128W

2027年問題:蛍光灯生産終了でオフィスが直面するリスク

2027年をめどにHf蛍光灯を含む蛍光灯(直管・環形)の国内製造・輸入が事実上終了します。オフィスやコワーキングスペースでは長時間点灯が常態であり、ランプ調達難・価格高騰は維持コストに直結します。会員・テナントへの照明品質の影響を回避するためにも早期対応が重要です。

  • 2027年以降は蛍光灯ランプの在庫枯渇・価格高騰で交換コストが大幅上昇する見込み
  • ランプ切れによる照度低下はJIS Z 9110のオフィス照度基準(500lx)を下回るリスク
  • COBテープへの換装で今後10年以上ランプ交換不要・フリッカーフリーの作業環境を長期維持

電力削減効果

BEFORE(Hf蛍光灯)
2,080W
全域点灯・定格消費電力
AFTER(COB LED)
1,128W
ゾーン別点灯・実消費電力
投資回収シミュレーション

削減電力 952W × 14時間/日(運営時間)× 330日/年 × ¥28/kWh = 年間約¥123,000の電気代削減。初期投資¥380,000との比較で投資回収は約37ヶ月。ただし会員満足度向上による退会抑制(月1件×¥15,000)を加算すると実質回収は18ヶ月に短縮されると試算。

JIS Z 9110 オフィス照明基準との適合

作業区分 JIS Z 9110 基準値 設計照度 判定
事務作業(通常)500lx500〜750lx(A)✓ 適合
設計・製図(精密)750lx750lx(A 上限)✓ 適合
会議・対話300〜500lx500〜750lx(B)✓ 超過達成
休憩・ラウンジ100〜200lx150〜200lx(D)✓ 適合

フリッカーフリーの導入効果

Hf蛍光灯は点灯方式によっては高周波でフリッカーを発生させます。これはPC画面との干渉で疲労感を高め、長時間滞在を阻害します。COB LED+DC方式スイッチング電源への切替後、会員アンケートで「目の疲れが減った」と回答した割合が68%に達しました。

68%
「目の疲れが減った」回答率
46%
電力削減率
+22%
平均滞在時間増加
4.2→4.7
施設満足度スコア(5点満点)

コワーキング特有の照明設計のポイント

施工後の会員・運営者フィードバック

よくある質問(オフィス・コワーキングスペースのLED照明)

オフィスで5000Kの昼光色LEDが推奨される理由は何ですか?
昼白色〜昼光色(5000〜5500K)はメラトニン抑制効果が高く、日中の執務作業の集中力と覚醒レベルを維持します。JIS Z 9110で規定されるオフィス事務作業の維持照度500lxを達成しながら、フリッカーフリー設計で長時間の画面作業による眼精疲労も軽減します。
ビデオ会議での照明の縞模様(フリッカー)を防ぐにはどうすればいいですか?
カメラのフレームレート(通常30fps・60fps)と照明のフリッカー周波数(AC整流型LED: 100/120Hz)が干渉すると縞模様が映ります。COBテープ+DCスイッチング電源の組み合わせでフリッカーをゼロにすることで、ビデオ会議映像の縞模様問題を完全に解消できます。
コワーキングスペースのゾーン別調光はどのように設計しますか?
執務エリア・会議室・フォーカスブース・ラウンジの用途に応じて色温度と照度を分けます。執務エリア5000K/500lx、会議室4000K/Ra90、ラウンジ2700K間接照明を組み合わせ、空席ゾーンの30%調光で節電効果も得られます。
投資回収期間はどのくらいですか?
400㎡・初期投資38万円の事例では電気代削減だけで約37ヶ月での回収を試算しています。会員満足度向上による退会抑制効果(月1件×1.5万円)を加算すると実質18ヶ月に短縮される見込みです。施設規模・点灯時間により試算が変わるため、詳しくはお問い合わせください。
既存の蛍光灯器具をそのまま流用できますか?
器具の種類によりますが、基本的にはLEDテープ専用の取付チャンネルへの新設工事が必要です。コワーキングスペースでは天井面への間接照明設計が多く、既存蛍光灯ベースライト器具の撤去と同時施工でコストを最適化できます。

オフィス・コワーキング向けCOB LEDテープを選ぶ

LED PRO SHOPでは業種別の最適なLED照明製品を取り揃えています。色温度・演色性・防水規格ごとに絞り込んで、施設に合った製品をお選びください。

COB LEDテープ一覧 スイッチング電源一覧