100㎡の日焼けサロン。待合室8席・個室ブース12室を備えるこの店舗では、更衣室の蛍光灯が毎年のように不具合を起こしていた。「シャワー後の湿気がひどくて、蛍光灯が1年以内に球切れする。交換のたびに業者を呼ぶコストが馬鹿にならない」とオーナーは振り返る。
待合室のダウンライトは60Wハロゲン球で電力消費が大きく、夏場の空調負荷も問題だった。個室ブースは蛍光灯の白色光がタンニング体験の非日常感を損ない、「雰囲気が安っぽく見える」という顧客の声があった。
LED PRO SHOPへの相談で、更衣室IP44防湿・個室ブース調光COB・待合室2700K/Ra90の4ゾーン設計が提案された。「電気代と球切れコストの両方を一度に解決できた」と導入後に語っている。
日焼けサロン オーナー の声
「更衣室の球切れが年に何回もあって、その都度5,000円〜8,000円かかっていました。IP44に変えてから1年以上トラブルゼロ。待合室も電球色にしたら『高級感が増した』とお客様に言っていただけて、集客にもプラスになっています。」— 関東地方・日焼けサロン オーナー
日焼けサロンの照明設計では、一般サービス業とは異なる3つの特有課題があります。①更衣室・シャワールームの防湿設計、②UV照射機器との電源回路分離、③タンニング体験を高める個室の調光演出です。
特に更衣室は、顧客が入浴後の状態で利用するため湿度が非常に高くなります。防湿設計なしの蛍光灯は1年以内に球切れ・腐食が発生し、年間の交換・修繕コストが積み重なります。また、UV照射マシンは起動時に大きな電流を消費するため、照明回路と混在させると電圧降下によるチラツキが発生する場合があります。
施工概要:日焼けサロン 100㎡(待合室・個室12室・更衣室・廊下) / 待合室2700K/Ra90・個室2700K/Ra85/調光・更衣室4000K/Ra85/IP44・廊下PIR節電 / 施工費420,000円 / 46%省エネ・年間15万円削減・回収2.8年
| エリア | 旧照明 | 新LED(COBテープ) | 削減率 |
|---|---|---|---|
| 待合室(20m) | ハロゲンダウン60W × 8灯 = 480W Ra95 / 3000K(電球色だが電力過大) |
COB 8W/m × 20m = 160W Ra90 / 2700K IP20 |
67%削減 |
| 個室ブース × 12室(各2m) | 蛍光灯20W × 12 = 240W Ra75 / 4200K(昼白色) |
COB 6W/m × 2m × 12 = 144W Ra85 / 2700K / 調光対応 IP20 |
40%削減 |
| 更衣室(15m) | 蛍光灯40W × 5本 = 200W Ra75 / 5000K(防湿なし) |
COB 10W/m × 15m = 150W Ra85 / 4000K IP44防湿 |
25%削減 |
| 廊下・受付(16m) | 蛍光灯20W × 6本 = 120W Ra75 / 4200K |
COB 4W/m × 16m = 64W 4000K / PIRセンサー節電 IP20 |
47%削減 |
| 合計 | 1,040W | 518W | 50%削減(PIR含む実効46%) |
廊下のPIRセンサーにより在室検知なし時の消灯・調光を組み合わせた実効消費電力で46%削減を達成しています。
日焼けサロンの更衣室は、シャワー利用後の顧客が使用するため通常の室内より湿度が大幅に高くなります。防湿仕様でない蛍光灯器具を設置した場合、以下の問題が繰り返し発生します。
IP44規格は「直径1mm以上の固形物侵入防止」と「あらゆる方向からの水しぶき侵入防止」を意味します。シャワー室が隣接する更衣室環境において十分な防護性能を発揮し、器具の長寿命化と交換コスト削減を実現します。
更衣室には清潔感と視認性を両立する4000K白色が最適です。2700K電球色は暗く感じられ、着替えや身だしなみを整える際の視認性に劣ります。5000K昼白色は病院のような冷たい印象を与えます。Ra85以上の演色性により、肌の色を自然に見せながら明るく清潔な空間を演出します。
日焼けサロンでは、タンニングマシン(UV照射装置)が起動時に大きな突入電流を消費します。照明回路と同一系統の場合、この電流変動が照明のチラツキ・フリッカーとして現れます。特に調光器を接続したLEDテープは電圧変動の影響を受けやすく、顧客体験を損なう要因となります。
施工のポイント:UV照射機器1台あたりの消費電力は1,500〜3,000Wと大きく、12室分では最大36,000Wに達します。照明回路はこの負荷から完全に分離し、独立した20A〜30A回路を使用することで安定した照明品質を確保しています。
| 項目 | 旧照明(年間) | 新LED(年間) | 削減額 |
|---|---|---|---|
| 電力費 稼働12h/日×350日=4,200h |
1,040W×4,200h=4,368kWh ×¥35=152,880円 |
562W×4,200h=2,360kWh ×¥35=82,600円 |
70,280円 |
| ランプ交換費 ハロゲン・蛍光灯計21灯 |
ハロゲン8灯×¥1,000×2.5回=20,000円 蛍光灯13本×¥500×2.5回=16,250円 計36,250円 |
COB寿命50,000h(約11年以上) ほぼ交換不要 ≒0円 |
36,250円 |
| 修繕・業者対応費 球切れ対応・漏電点検等 |
更衣室修繕 年5回対応 出張費×5回=45,000円 |
IP44採用により修繕ほぼ不要 ≒0円 |
45,000円 |
| 合計削減額 | 234,130円/年 | 82,600円/年 | 約150,000円/年 |
投資回収計算:施工費 420,000円 ÷ 年間削減額 150,000円 = 2.8年で回収。回収後は毎年15万円が純利益として積み重なります。COBテープLEDの寿命50,000時間(約11年)の間、安定したコスト削減効果が継続します。
| エリア | 推奨製品タイプ | 色温度 | 演色性 | IP規格 | W/m |
|---|---|---|---|---|---|
| 待合室(間接照明) | COBテープ 高Ra | 2700K | Ra90以上 | IP20 | 8W/m |
| 個室ブース(調光) | COBテープ 調光対応 | 2700K | Ra85以上 | IP20 | 6W/m |
| 更衣室(防湿) | COBテープ 防湿仕様 | 4000K | Ra85以上 | IP44 | 10W/m |
| 廊下(省エネ) | COBテープ + PIRセンサー | 4000K | Ra80以上 | IP20 | 4W/m |
日焼けサロンで使用されているFHF蛍光灯・直管型蛍光灯は主要メーカーが2025〜2027年に製造終了予定。ハロゲン球はすでに多くの品番が廃盤化しており、代替品の入手が困難になりつつあります。
A. シャワー室・更衣室が隣接する日焼けサロンの脱衣エリアにはIP44以上の防湿仕様LEDが必要です。水蒸気や入浴後の湿気が漂う環境でIP20以下の器具を使用すると結露・腐食・漏電のリスクが高まります。シャワー室の直上にはIP65防水仕様を推奨します。
A. 日焼けサロンの待合室・リラクゼーションエリアには2700K電球色(Ra90以上)が最適です。温かみのある光が肌の色をきれいに見せ、サロンの高級感を演出します。UV照射マシンの強い紫外線との対比で、待合室の電球色は落ち着きと安心感を与えます。
A. 個室ブースへの調光器設置は非常に有効です。UV照射中は室内を暗めにして体験の演出効果を高め、清掃・点検時は明るくするなど、用途に応じて自在に調整できます。COBテープLEDと対応ディマーの組み合わせで1〜100%の無段階調光が可能です。
LED PRO SHOPでは防湿仕様・調光対応・高演色など、日焼けサロンの各エリアに最適なCOBテープLEDを取り揃えています。IP規格・色温度・調光方式で絞り込んでお選びください。
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