施工事例 #146|温浴・公衆浴場

銭湯・スーパー銭湯 LED照明施工事例
IP65防水・塩素腐食対応・PIR節電
55%省エネ・年間48万円削減達成

浴室・洗い場の高湿度・塩素ガスによる照明腐食リスクと転倒事故リスクを解消。IP65防湿防水・塩素対応・PIR節電設計で投資回収2.8年を実現した600㎡施工データを全公開。

55%
電力削減率
48万円
年間コスト削減
2.8年
投資回収期間
IP65
防水・防湿規格

⚠ 銭湯・スーパー銭湯の照明で起きやすいリスク

施設概要

施設種別
スーパー銭湯(日帰り温浴施設)
施工面積
600㎡(受付・脱衣所・洗い場・浴槽・サウナ・休憩室)
旧照明
蛍光灯・HID照明(IP保護なし・防湿対策未実施)
問題点
照明腐食頻発・年間交換4〜6回・照度不足
工期
5日間(営業前・深夜施工)
営業時間
9:00〜24:00(1日15時間稼働)

エリア別LED設計

エリア 推奨照度 色温度 選定機種・仕様
受付・ロビー 400lx 3000K LEDダウンライトRa90・調光対応・リラックス演出
脱衣所・ロッカー 300lx 4000K IP44防湿LEDシーリング・PIR人感センサー連動
洗い場(シャワーエリア) 200lx 4000K IP65防水LEDダウンライト・塩素ガス対応ステンレス筐体
浴槽エリア(内湯・露天) 150lx 3000K IP65防水LED・水中照明一体型・転倒防止照度確保
サウナ室 100lx 3000K 高温対応LED(60℃耐熱)・IP44・防水シール処理
休憩室・食堂 250lx 3000K LEDシーリング・調光コントロール・PIR節電

設計4つのポイント

POINT 01

IP65防水・塩素ガス対応筐体

洗い場・浴槽エリアにはIP65(あらゆる方向からの水の直接噴流に対して保護)以上の防水規格LEDを選定。筐体はステンレスまたは耐塩素塗装仕様を採用し、塩素系洗浄剤の気化ガスによる端子腐食を防止。従来の蛍光灯で年間4〜6回発生していた交換作業がゼロになった。

POINT 02

転倒防止照度150lx均一確保

浴槽エリア・洗い場は床の濡れ面・段差・浴槽縁の視認性確保のため150lx以上を均一設計。旧照明の暗部スポットをなくし入浴客の転倒リスクを大幅に低減。受付・脱衣所は適正照度で省エネと安全性を両立。

POINT 03

PIR節電で営業外コストを削減

脱衣所・ロッカー・休憩室にPIR人感センサーを設置し、閉店後・準備時間の不在エリアを自動消灯。15時間営業施設で消灯漏れが多発していた課題を解消し、年間電気代の15%相当を追加削減。

POINT 04

サウナ・高温エリア専用LED

サウナ室(室内温度60〜90℃)には高温対応LEDドライバー(動作温度上限65℃以上)を選定し、一般LEDで起きやすい熱暴走・早期劣化を防止。IP44防水シール処理でスチームサウナ環境にも対応。

コスト比較(年間)

BEFORE|旧蛍光灯・HID照明
87万円
年間電気代(照明分)+球切れ交換費
AFTER|LED換装後
39万円
年間電気代(照明分)・交換費ほぼゼロ
指標旧照明LED換装後改善効果
年間電気代(照明)80万円36万円▲44万円削減
年間球切れ交換費7万円0.4万円▲4万円削減
合計削減額▲48万円/年
電力削減率55%削減
LED導入費用135万円(工事費込)
投資回収期間2.8年
照明腐食・交換回数(年)4〜6回0回腐食故障ゼロ

照明選定チェックリスト

よくある質問

浴室に設置するLEDの防水規格はIP44とIP65でどう違いますか?
IP44は「あらゆる方向からの飛沫に対して保護」、IP65は「あらゆる方向からの直接噴流に対して保護」を意味します。洗い場・シャワーエリアのように水が直接かかる可能性のある場所はIP65以上、脱衣所・ロッカーのように水蒸気が多い環境はIP44以上が推奨されます。銭湯・浴場では最低でもIP44を全エリアに適用し、浴室内はIP65を選定することが安全基準の基本です。
塩素系洗浄剤の影響を受けにくい照明材質はありますか?
ステンレス筐体またはABS樹脂に耐塩素コーティングを施した製品が有効です。一般的なアルミ筐体は塩素ガスで腐食が進みやすく、端子部から漏電するケースがあります。今回の施工ではSUS304ステンレス筐体のIP65防水LEDダウンライトを洗い場・浴槽エリア全体に採用し、設置後1年以上経過しても腐食・故障の発生はゼロです。
サウナ室のLED照明で注意すべきことは何ですか?
サウナ室(特にロウリュ対応スチームサウナ)は室温60〜90℃・湿度60〜100%に達するため、一般LEDドライバーの動作温度上限(多くは55〜60℃)を超えて熱暴走・早期劣化が起きます。サウナ専用には動作温度上限65℃以上のLEDドライバーを持つ製品を選び、筐体にはIP44以上の防湿シール処理が必要です。今回の施工では60℃耐熱対応のLEDダウンライトを採用し、スチームサウナでも安定稼働しています。
LED照明の交換作業が減ると具体的にどんなメリットがありますか?
浴室内の照明交換は電源オフ・入浴客退場・足場設置・防水処理が必要な危険作業です。蛍光灯では年4〜6回の交換が必要で、作業時間・人件費・交換部品代が積み上がります。LEDは設計寿命40,000時間以上で球切れ頻度が大幅に減少し、維持管理コストと作業リスクを同時に削減できます。今回の施工施設では交換作業が年1回以下になりスタッフの負担も軽減されています。

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