導入事例 B-45

ジュエリーショップのLEDテープライト導入事例
宝石・ゴールド・ダイヤモンドを最も美しく見せる照明設計

80㎡ジュエリーブティックを3ショーケースゾーン+ウェルカムゾーンで設計。成約率+35%・客単価+28%を達成した照明リニューアルの実務ガイド。

店舗面積 80㎡ 3ショーケースゾーン設計 成約率 +35% 客単価 +28%

施設概要・導入結果サマリ

都市部商業ビル2階のジュエリーブティック(スタッフ3名・ゴールドジュエリー・ダイヤモンドリング・カラーストーン宝石を中心に取扱)。ハロゲン球(50W×18灯=900W)からのCOBテープライト全面リニューアルで、発熱・紫外線問題を解決しつつ宝石種別に最適化した光環境を実現した。

店舗面積
80
テープ総長
68
m
消費電力
726
W(既存比 −19%)
発熱量低減
−78
%(宝石・有機素材への熱ダメージ減)
最高演色性
Ra97
カラーストーンゾーン
UV放出
0
(LED採用でUV完全排除)

素材別・最適色温度と演色性の選び方

宝石・貴金属は素材ごとに「最も美しく見える色温度」が異なる。照明の選び方一つで購買意欲が大きく変わるため、ショーケースの配置と同時に光源仕様を決定することが最優先。

素材・宝石 最適色温度 最低演色性 2700K 3000K 4000K 5000K 選定理由
ゴールド(18K/24K) 2700〜3000K Ra90 ◎ 最良 ○ 良 × 黄みが飛ぶ 暖色光でゴールドの黄金色が最大限に映える
プラチナ・シルバー 4000〜5000K Ra90 × 白みが濁る ◎ 最良 ○ 良 中性〜冷白色でプラチナの輝きが際立つ
ダイヤモンド 4000〜4500K Ra90 △ 黄みがかる ◎ 最良 ○ やや白すぎ 4000K前後でファイア(分散光)が最も鮮やか
ルビー・ガーネット(赤) 3500〜4000K Ra95 / R9≥70 ◎ 最良 △ 色飽和低下 R9≥70のRa97光源で深い赤が鮮明に再現
サファイア(青) 4000〜5000K Ra95 × 青みが沈む ◎ 最良 ○ 良 冷白色光で青の深みが際立つ
エメラルド(緑) 3500〜4000K Ra95 ○ 良 ◎ 最良 緑の彩度は4000K帯で最高に発色
パール・珊瑚(有機) 2700〜3000K Ra90(UV-free必須) ◎ 最良 ○ 良 × UV劣化リスク 有機素材はUV完全カットのLEDが必須

4ゾーン設計の詳細

ショーケースを素材別に3ゾーン、入口をウェルカムゾーンとして計4ゾーンで構成。各ゾーンに専用の電源・調光回路を割り当てゾーン間の干渉を排除した。

ゾーン エリア 色温度 演色性 W/m 長さ 消費電力 目標照度
Zone A ウェルカム・エントランス 3000K Ra90 8 W/m 15 m 120 W 200〜350 lx
Zone B ゴールド・パール ショーケース 2700K Ra95 12 W/m 20 m 240 W 600〜800 lx
Zone C ダイヤモンド・プラチナ ショーケース 4000K Ra95 12 W/m 18 m 216 W 800〜1200 lx
Zone D カラーストーン ショーケース 4000K Ra97 10 W/m 15 m 150 W 700〜1000 lx
合計 68 m 726 W
Zone B — ゴールド・パール
2700K / Ra95 — 黄金色が最大限に映える暖色光
2700K 電球色 Ra95 12 W/m COB 600〜800 lx
ゴールドジュエリーは暖色光(2700K)で最も輝く。黄金色の豊かさが引き立ち「黄色くくすむ」ことなく深みのある輝きを放つ。パール・珊瑚など有機素材もUVゼロのLEDで劣化なし。COB 12W/mを両側面から照射し、影のない均一な発色を実現。
Zone C — ダイヤモンド・プラチナ
4000K / Ra95 — ファイアと輝きが際立つ中性白光
4000K 白色 Ra95 12 W/m COB 800〜1200 lx
ダイヤモンドのファイア(分散光の虹色)は4000K前後で最も鮮明に現れる。プラチナの白銀の輝きも中性白色光で際立つ。照度1000lx以上を確保することでブリリアンスカット面からの閃光が最大化。360度照射できる小型スポットとCOBテープを併用。
Zone D — カラーストーン
4000K / Ra97 — 宝石の「本来の色」を忠実に再現
4000K 白色 Ra97 R9≥70 700〜1000 lx
ルビーの深紅・エメラルドの翠緑・サファイアの澄んだ青は、Ra97光源(R9≥70)で初めて正確に再現される。低演色光では赤みが沈み緑が褪せて見える。Ra97は顧客が「思っていたより色が違う」というクレームを防ぐうえでも重要。

省エネ・熱環境改善効果

旧来のハロゲンスポットライト(50W/球 × 18灯 = 900W)からCOBテープへの切替。省エネ効果よりも「発熱量78%削減」が最大のメリット。ショーケース内温度が47℃から26℃に低下し、接着剤軟化トラブルがゼロになった。

ゾーン 既存(ハロゲン) LED導入後 削減率 主な改善効果
Zone A ウェルカム 150 W 120 W ▲20% 入口の雰囲気改善
Zone B ゴールド 250 W 240 W ▲4% 発熱ゼロ・UV排除でパール劣化なし
Zone C ダイヤ 350 W 216 W ▲38% ケース内温度−15℃・接着剤トラブルなし
Zone D カラーストーン 150 W 150 W ▲0% 同消費電力でRa97達成・色クレームなし
合計 900 W 726 W ▲19% 発熱量78%削減が最大の成果

導入後の売上・接客データ

照明リニューアルから6ヶ月後の月次データ比較。光環境の改善が「宝石が美しく見える→購買意欲向上」という直接的なルートで売上に波及した。

💍
ショーケース前の成約率
+35%
商品を見た後の購入確率が向上。「実物が思ったより綺麗だった」という声が急増
💰
客単価
+28%
照明強化で上位グレード商品の輝きが際立ち、グレードアップ購入が増加
Google口コミ評価
4.1→4.6
「ディスプレイが美しい」「宝石がキラキラしている」という照明評価のコメントが急増
🌡️
ショーケース内温度
−21℃
ハロゲンの発熱がなくなり47℃→26℃に。パール・珊瑚の変色リスクが激減
💬
「色が違う」クレーム
0件
Ra97採用で宝石の実際の色が正確に見え、購入後の「色が違う」トラブルが完全消滅
📱
SNS投稿(商品写真)
+52%
フリッカーフリーで宝石写真のクオリティが向上しInstagram投稿が急増。集客波及効果あり

ジュエリーショップ照明の注意点4つ

1UV(紫外線)の完全排除
ハロゲン・蛍光灯はUVを放出し、パール・珊瑚・象牙・琥珀などの有機素材を経年劣化させる。COB LEDはUV放出がほぼゼロのため有機素材への影響がない。展示中の変色リスクを根本から排除できる唯一の選択肢。プラスチック製のケースの変色も防げる。
2ショーケース内の熱管理
ハロゲン50W球はそのまま熱に変換され、ショーケース内温度を15〜20℃上昇させる。樹脂製の台座・シリコンパッド・糊付き装飾物が変形・剥離する原因になる。COBテープは発熱が少ないがアルミチャンネルへの放熱が必要。ショーケースの換気口・放熱設計との組み合わせが重要。
3ゾーン間の色温度干渉防止
ゴールドゾーン(2700K)とダイヤゾーン(4000K)が隣接すると境界付近で色温度が混ざり双方の商品が汚く見える。物理的な仕切り板(高さ15cm以上)か配光角を制御したチャンネル(フランジ付き)でゾーン間光漏れを遮断する。ゾーン間は最低50cm以上の間隔が理想。
4グレアと反射の制御
ショーケースのガラス面に光が当たると映り込みが発生し、宝石の輝きよりも反射像が目立つ。テープライトは商品の真上(垂直下方向)ではなく45〜60度の角度から照射する斜め照明が基本。チャンネルを前傾させて設置するか、商品前方から後方に向けて照射し反射をケース外に逃がす。

ジュエリーショップ向け 高演色COBテープ(Ra95/Ra97)

ゴールド向け2700K/Ra95・ダイヤ向け4000K/Ra95・カラーストーン向け4000K/Ra97をラインナップ。UV放出なし・フリッカーフリーで宝石の価値を最大限に引き出します。

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