施工事例 B-137

薬局・ドラッグストア
LED照明リニューアル施工事例

500㎡ 4ゾーン構成|蛍光灯→COBテープ全面切替|Ra90高演色・PIR節電・調光対応

📅 2026年5月 📍 関東近郊 📐 500㎡ 🏪 薬局・ドラッグストア
50%
省エネ率
-19
年間電気代削減
3.9
投資回収期間
Ra90
高演色(化粧品コーナー)
74
施工費(税込)

施設概要と照明課題

今回の施工対象は、関東近郊に立地する薬局・ドラッグストア(売場面積500㎡)です。旧来の蛍光灯・HID混合照明では消費電力が3,200Wに達しており、電気代の高騰が経営課題となっていました。

また、化粧品コーナーでは演色性不足(Ra70台)により商品の色が実際と異なって見えるクレームが発生。調剤室においても手元照度の均一性が低く、薬剤師から改善要望が上がっていました。バックヤード・倉庫は常時点灯で不要な電力を消費していました。

導入前の主な問題点

4ゾーン設計の概要

施設を機能・用途ごとに4ゾーンに分割し、各ゾーンの要件に合ったCOBテープLEDを選定しました。

ゾーン エリア 面積 選定製品 消費電力(実効) Ra / 色温度
Zone A 販売フロア(化粧品・医薬品) 280㎡ COBテープ 12W/m × 80m 960W(常時) Ra90 / 5000K
Zone B 調剤室・処方エリア 80㎡ COBテープ 10W/m × 40m 400W(常時) Ra90 / 5000K
Zone C 相談カウンター・接客スペース 60㎡ 調光COBテープ 8W/m × 30m 144W実効(調光60%平均) Ra90 / 3500K
Zone D バックヤード・倉庫・トイレ 80㎡ PIR/COBテープ 6W/m × 50m 90W実効(稼働率30%) Ra80 / 4000K

ゾーン別 詳細仕様

Zone A
販売フロア(化粧品・医薬品)
製品COBテープ 12W/m
総延長80m
消費電力960W
演色性Ra90
色温度5000K(昼白色)
照度750~900lx
特記UVほぼゼロ
Zone B
調剤室・処方エリア
製品COBテープ 10W/m
総延長40m
消費電力400W
演色性Ra90
色温度5000K(昼白色)
照度1,000lx以上均一
特記グレアレス設計
Zone C
相談カウンター・接客スペース
製品調光COBテープ 8W/m
総延長30m
消費電力144W実効
演色性Ra90
色温度3500K(温白色)
調光20〜100%無段階
特記リラックス演出対応
Zone D
バックヤード・倉庫・トイレ
製品PIR/COBテープ 6W/m
総延長50m
消費電力90W実効
演色性Ra80
色温度4000K(白色)
センサー人感センサー(PIR)
稼働率約30%(不在消灯)

Zone A:Ra90高演色で化粧品の色再現性を実現

販売フロアでもっとも重要なのは、化粧品・スキンケア商品の正確な色表現です。旧来の蛍光灯Ra70台では口紅・ファンデーション・アイシャドウの発色が実際と大きく乖離し、購入後に「色が違う」というクレームにつながっていました。

COBテープ12W/m(Ra90、5000K)を天井面全体に均一配置することで、陳列商品の色が自然光に近い状態で見えるようになります。5000K昼白色は「清潔感」「信頼感」を演出し、医薬品・衛生用品との相性も良好です。

さらにCOBテープはUV放射がほぼゼロのため、日焼け止め・美容液・漢方薬など紫外線に弱い商品を安心して陳列できます。

Zone B:調剤室の均一照度で安全性・作業効率向上

調剤室・処方エリアは薬剤師が小さな文字(薬品名・用量)を確認し、分包・計量を行う精密作業空間です。旧来の蛍光灯では棚の影により照度ムラが生じ、薬剤師の視認性に問題がありました。

COBテープ10W/m(Ra90、5000K)を作業台の上部・棚周辺に均一配置することで、1,000lx以上の均一照度を実現。グレアレス設計(拡散カバー付き)で長時間の細かい作業でも目が疲れにくくなります。Ra90の高演色性は薬品の色による識別精度も高め、調剤ミスリスクの低減にも貢献します。

Zone C:相談カウンターの調光対応

薬剤師・医薬品登録販売者が顧客と対話する相談カウンター・接客スペースは、明るすぎると「威圧感」、暗すぎると「清潔感の欠如」という相反する課題があります。調光COBテープ(Ra90、3500K)を導入し、時間帯・来客状況に応じて柔軟に調整できる環境を整えました。

シーン 調光レベル 照度目安 用途・効果
通常営業 100% 600lx 清潔感のある明るい接客環境
閉店前・夕方 70% 420lx 温かみのある落ち着いた雰囲気
健康相談・プライバシー重視 50% 300lx リラックスした相談しやすい環境
清掃・閉店後 30% 180lx 最低限の作業照度を確保

Zone D:PIRセンサーで無駄な電力をゼロへ

バックヤード・倉庫・トイレは人の出入りが断続的であり、常時点灯は大きな電力の無駄です。人感センサー(PIR)内蔵COBテープを採用することで、人がいない時間帯は自動消灯し、実効消費電力を理論値(300W)の約30%(90W実効)まで削減。年間換算で大幅な節電効果を発揮します。

センサー感度・点灯保持時間(30秒〜5分)はエリアに応じて現場調整済みです。

省エネ効果と投資回収シミュレーション

項目 リニューアル前 リニューアル後 削減効果
消費電力(実効) 3,200W 1,594W -1,606W(▲50%)
年間電力量(13h/日) 約15,184kWh 約7,572kWh ▲7,612kWh
年間電気代(¥25/kWh) 約38万円 約19万円 ▲19万円/年
CO₂排出量(0.44kg/kWh) 約6.7t/年 約3.3t/年 ▲3.4t/年

投資回収シミュレーション

施工費: 74万円(材料費 + 工事費、税込)
年間削減効果: 19万円
単純回収期間: 3.9年(74 ÷ 19)
10年間累計削減: 116万円(施工費差し引き後)

導入後の効果まとめ

施工の流れ(週末施工・無停業)

本施工は週末2日間(土日)の閉店後夜間作業で完了しました。営業日に工事による閉店・売上損失は一切発生していません。工事中の騒音・粉塵も最小限に抑える工法を採用しています。

既存の蛍光灯器具は撤去し、天井面にCOBテープ用アルミチャンネルを設置。配線は天井裏配管を活用して隠蔽し、仕上がりもすっきりとした印象になりました。施工後は照度測定・演色性確認を全ゾーンで実施し、設計値を満たしていることを書面で提出しています。

よくある質問

Q. 蛍光灯と比べてCOBテープの保守性は?

COBテープLEDの設計寿命は50,000時間(13h/日使用で約10年)です。蛍光灯の交換周期(8,000〜12,000時間)と比較すると、年間のランプ交換コスト・手間が大幅に削減されます。特に天井が高いドラッグストアでは脚立作業の頻度が減り、安全面でもメリットがあります。

Q. 化粧品コーナーだけ先に施工することは可能ですか?

可能です。ゾーン単位での段階施工にも対応しています。最初に化粧品コーナー(Zone A一部)のみ施工し、効果を確認してから順次拡大するアプローチも承っています。まずはご相談ください。

Q. 調剤室への施工で薬事法上の問題はありますか?

LED照明への切替え自体に薬事法上の制限はありません。ただし調剤室の照度基準(750lx以上推奨)を満たすよう設計し、施工後に照度計測書をご提出します。必要に応じて施設担当の薬剤師・衛生管理者にも立会いいただく工程を設けています。

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現地調査・お見積りは無料です。演色性・照度・調光・PIRセンサーの組み合わせを、貴店の課題に合わせてご提案します。

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