70㎡のカレー専門店。カウンター10席・テーブル24席を構えるこの店では、旧来の5000K昼白色蛍光灯が長年の悩みの種だった。「スパイスたっぷりのカレーなのに、蛍光灯の青白い光だと病院みたいで食欲が湧かないと言われた」とオーナーは振り返る。
厨房では煮込み鍋からの蒸気対策なし蛍光灯が漏電リスクをはらんでおり、外装看板は暗く集客力に課題があった。電気代の高さも長年のコスト負担となっていた。
LED PRO SHOPへの相談で、客席2700K/Ra90・厨房5000K/Ra85/IP44・外装IP65防水の4ゾーン設計が提案された。「スパイスの色まで考えた照明提案は初めてだった」と導入を決定。
カレー専門店 オーナー の声
「電球色に替えてから『料理の写真が映えるようになった』とSNSに投稿してくれるお客さんが増えました。厨房の蒸気も怖くなくなって、電気代も月6千円以上下がりました。」— 関東地方・カレー専門店 オーナー
カレー専門店の照明設計では、スパイスと具材の色合いを美しく見せる色温度の選定と、煮込み調理に伴う厨房の防湿設計が集客・安全の両面で重要です。一般的な昼白色蛍光灯(5000K)は調理現場向けには適していますが、客席では料理の艶やスパイスの深みが失われ、食欲減退を招きます。
今回の施工では客席に2700K/Ra90超電球色COBテープLEDを採用。スパイスの赤み・ルーの艶感・トッピングのコントラストを最大限引き立て、食欲を高める演出を実現しました。厨房はIP44防湿仕様5000K/Ra85で衛生管理と作業効率を確保し、全体で38%の省エネを達成しています。
施工概要:カレー専門店 70㎡(カウンター10席・テーブル24席) / 客席2700K/Ra90・厨房5000K/Ra85/IP44・外装看板3000K/IP65・バックヤード4000K / 施工費46万円 / 38%省エネ・年間18万円削減・回収2.3年
| エリア | 旧照明 | 新LED(COBテープ) | 削減率 |
|---|---|---|---|
| カウンター席(25m) | Hf蛍光灯32W × 12本 = 384W Ra70 / 5000K |
COB 10W/m × 25m = 250W Ra90 / 2700K IP20 |
35%削減 |
| テーブル席(20m) | Hf蛍光灯32W × 10本 = 320W Ra70 / 5000K |
COB 10W/m × 20m = 200W Ra90 / 2700K IP20 |
38%削減 |
| 厨房(30m) | 業務用Hf蛍光灯40W × 16本 = 640W Ra75 / 5000K |
COB 14W/m × 30m = 420W Ra85 / 5000K IP44防湿 |
34%削減 |
| 外装看板・入口(15m) | 外照式蛍光灯40W × 8本 = 320W Ra65 / 6500K |
COB 8W/m × 15m = 120W 3000K 温白色 IP65防水 |
63%削減 |
| 合計 | 1,664W | 990W | 38%削減 |
色温度はただの「明るさの雰囲気」ではなく、料理の見た目に直接影響します。カレー料理は赤・橙・茶・黄色系のスパイス色が集中しており、暖色系の光(2700K)が赤みや艶を強調します。
| 色温度 | 光の色合い | カレーへの影響 | 適否 |
|---|---|---|---|
| 2700K(超電球色) | 赤みがかった温かみのある白 | ルーの艶・スパイスの赤みが際立ち食欲を強く促進 | 最適 |
| 3000K(電球色) | やや暖色系の白 | 自然な温かみで料理全体が美しく見える | 良好 |
| 4000K(温白色) | 中間的な白 | 料理の色が自然だが温かみに欠ける | 普通 |
| 5000K〜(昼白色) | 青みがかった白 | スパイスの赤みが消え料理が平坦に見える・食欲減退 | 不適 |
| 項目 | 旧照明(年間) | 新LED(年間) | 削減額 |
|---|---|---|---|
| 電力費 稼働12h/日×360日=4,320h |
1,664W×4,320h=7,188kWh ×¥30=215,600円 |
990W×4,320h=4,277kWh ×¥30=128,300円 |
87,300円 |
| ランプ交換費 蛍光灯46本×年2.5回交換 |
46本×2.5回×¥500=57,500円 | COB寿命50,000h(約11年以上) ほぼ交換不要 ≒0円 |
57,500円 |
| 看板メンテナンス費 外照式蛍光灯の修繕・交換 |
球切れ対応・防水処理 約15,000円 |
IP65で修繕ほぼ不要 ≒0円 |
15,000円 |
| 合計削減額 | 288,100円/年 | 128,300円/年 | 約180,000円/年 |
投資回収計算:施工費 460,000円 ÷ 年間削減額 180,000円 = 約2.3年で回収。飲食店は稼働時間が長く(12h/日×360日)、省エネ効果が最大化されます。回収後は毎年18万円の純利益として蓄積されます。
カレー店で使われるHf蛍光灯・直管蛍光灯は主要メーカーが2025〜2027年に製造終了予定。12時間稼働の飲食店では消耗が早く、補修部材の調達困難リスクが高まっています。
A. スパイスの深みと料理の色合いを最大限に引き立てるには2700K〜3000Kの電球色(Ra90以上)が最適です。暖色系の光がルーやトッピングの艶感を強調し、食欲を促進します。4000K以上の白色系では料理が平坦に見え、スパイスの色合いが失われます。
A. スープの煮込みや鍋の蒸気が充満するカレー店厨房にはIP44以上の防湿・防塵仕様が必要です。IP44規格は直径1mm以上の固形物と水しぶきの侵入を防ぎ、蒸気による腐食・漏電リスクを大幅に低減します。外装看板や軒下設置の場合はIP65防水仕様を推奨します。
A. 飲食店は稼働時間が長く(12〜14時間/日)、蛍光灯との消費電力差が大きいため、LED化の投資回収期間は一般的に2〜3年です。カレー専門店のような小中規模業態では施工費50万円前後・年間削減額15〜20万円で2〜3.5年が目安です。ランプ交換コストの削減も加算すると実質回収期間はさらに短縮されます。
LED PRO SHOPでは色温度・演色性・防水規格ごとに絞り込んで、業種に合った製品をお選びいただけます。2700K/Ra90や厨房向けIP44仕様のCOBテープLEDを豊富に取り揃えています。
商品ラインナップを見る