施工事例 B-216

中華料理店 LED照明施工事例
厨房IP44防湿・VIPルームRa95高演色4ゾーン対応
45%省エネ・年間22万円削減・回収2.3年

45%
省エネ率
22万円
年間削減額
2.3年
投資回収期間
IP44
厨房防湿・防油規格

「厨房の蛍光灯が油でベタベタになって視界が悪い」——中華厨房の過酷な照明環境

120㎡の中華料理店。テーブル席30席・個室VIPルーム2室・大型厨房を持つこの店では、厨房照明の油汚染が深刻な問題だった。「中華は強火が基本で油蒸気が半端ない。蛍光灯が3ヶ月で油膜だらけになって暗くなる」とオーナーは話す。

VIPルームでは接待・宴会需要があり、料理の見栄えが直接ビジネスに影響する。しかし既存の4000K昼白色では中華料理の赤・黄・緑の鮮やかな色彩が失われ、「豪華さが伝わらない」という課題があった。

LED PRO SHOPへの相談で、厨房IP44防湿・テーブル席3000K/Ra90・VIPルーム2700K/Ra95/調光・外装IP65防水の4ゾーン設計が提案された。「VIPルームの料理が格段に美しくなり、接待客からの評価が変わった」と導入の成果を実感している。

中華料理店 オーナーの声

「厨房のIP44LEDは油蒸気でも全然汚れ方が違います。今まで3ヶ月ごとに交換していた蛍光灯の費用がなくなりました。VIPルームは2700Kに変えてから料理が豪華に見えると接待のお客様から言われるようになって、リピートが増えています。」
— 関東地方・中華料理店 オーナー

よくある失敗例:中華料理店のLED化でありがちな問題

中華料理店照明設計で見落とされがちな「厨房防湿とVIP差別化」

中華料理店の照明設計で最も重要なのは、強火・油蒸気に耐える厨房防湿設計VIPルームの高演色演出の2点です。中華厨房は強火(ガスコンロ7,000〜12,000kcal/h)による高温と大量の油蒸気が常時発生します。防湿・防油設計なしでは蛍光灯・LEDが数ヶ月で機能低下し、修繕コストが累積します。

今回の施工では厨房にIP44防湿仕様COBテープLED(5000K/Ra85)、VIPルームに2700K電球色/Ra95超高演色/調光対応を採用し、4ゾーン全体で45%の省エネを達成しました。

施工概要:中華料理店 120㎡(テーブル席30席・VIPルーム×2・大型厨房) / 厨房5000K/Ra85/IP44・テーブル席3000K/Ra90・VIPルーム2700K/Ra95/調光・外装IP65 / 施工費50万円 / 45%省エネ・年間22万円削減・回収2.3年

施工前後 照明スペック比較

エリア旧照明新LED(COBテープ)削減率
厨房(40m) 業務用Hf蛍光灯40W × 24本 = 960W
Ra75 / 5000K
COB 14W/m × 40m = 560W
Ra85 / 5000K
IP44防湿
42%削減
テーブル席(50m) Hf蛍光灯32W × 20本 = 640W
Ra75 / 4000K
COB 10W/m × 50m = 500W
Ra90 / 3000K
IP20
22%削減
VIPルーム×2(30m) Hf蛍光灯32W × 12本 = 384W
Ra75 / 4000K / 調光不可
COB 10W/m × 30m = 300W
Ra95 / 2700K
調光対応
22%削減+調光節電
外装看板・入口(25m) 外照式蛍光灯40W × 10本 = 400W
Ra65 / 6500K
COB 8W/m × 25m = 200W
3000K 演出色
IP65防水
50%削減
合計 2,384W 1,560W 35%削減(電力ベース)
総合45%省エネ

※ 総合45%省エネはVIP調光節電(宴会時間外50%照度)・PIR廊下節電を含む実運用ベース

4ゾーン別 設計詳細

ZONE A
厨房エリア
色温度:5000K 昼白色
演色性:Ra85
テープ:COB 14W/m × 40m
消費電力:560W
照度:800〜1,200lx
IP規格:IP44 防湿・防油
目的:強火環境での安全作業・食材識別
ZONE B
テーブル席エリア
色温度:3000K 温白色
演色性:Ra90
テープ:COB 10W/m × 50m
消費電力:500W
照度:300〜500lx
IP規格:IP20(屋内標準)
目的:食欲増進・温かみのある雰囲気
ZONE C
VIPルーム(個室×2)
色温度:2700K 電球色
演色性:Ra95(超高演色)
テープ:COB 10W/m × 30m
消費電力:最大300W(調光で可変)
照度:100〜600lx(調光可変)
調光:PWMディマー対応
目的:接待・宴会の高級感演出
ZONE D
外装看板・入口
色温度:3000K 温白色
演色性:Ra90
テープ:COB 8W/m × 25m
消費電力:200W
IP規格:IP65 防水
目的:夜間集客・中華の豪華感演出

中華厨房のIP44防湿・防油設計が不可欠な理由

中華料理の調理は、鉄鍋を使った強火炒め(チャーハン・炒め物)・高温フライヤー(揚げ物)・蒸し器(点心)が同時並行で行われます。この環境では油蒸気濃度が他の飲食業種と比べて格段に高く、照明への過酷な条件が続きます。

中華厨房特有の照明劣化メカニズム

IP44規格の適合性

IP44は「直径1mm以上の固形物侵入防止(防塵)」と「あらゆる方向からの水しぶき・油しぶき侵入防止」を意味します。中華厨房の油蒸気環境に対して必要な最低限の保護等級であり、さらに高い保護が必要な揚げ物フライヤー直上ではIP65以上を推奨します。

🛡️
IP44で油蒸気対応
中華厨房の強火・大量油蒸気環境でも安定稼働。漏電リスクを排除
🦞
Ra95でVIP演出
2700K/Ra95で北京ダック・海老・野菜の色彩を最大限に引き出す
🌃
IP65看板で集客強化
防水仕様3000K看板で夜間の賑やかな中華の雰囲気を演出
💰
年間22万円削減
電力費14万+ランプ交換5万+メンテ3万を合計削減

VIPルーム(個室)のRa95高演色照明が接待・宴会に与える効果

中華料理店のVIPルームは、接待・宴席・祝宴など特別な場面で使われます。ここでの照明品質は「おもてなしの質」として直接評価されます。Ra95超高演色LEDと2700K電球色の組み合わせは、中華料理特有の多彩な色彩を最高の状態で表現します。

Ra95が中華料理の彩りを変える

料理Ra80(従来蛍光灯)Ra95(高演色LED)
北京ダック(皮) くすんだ茶色・脂感が伝わらない 艶のある飴色・カリッとした食感が視覚で伝わる
海老チリ くすんだ赤・トマトの酸味感が弱い 鮮やかな赤・海老の鮮度と辛みが視覚的に表現
青椒肉絲(ピーマン) くすんだ緑・新鮮さが失われる 鮮やかな緑・シャキシャキ感が視覚で表現
点心(エビ餃子) 半透明感が失われ、食欲を刺激しない 透き通った皮とエビの赤みが美しく表現される
総合評価 「普通の中華料理」という印象 「高級中華」と感じさせる豪華な視覚表現

調光制御でシーンに合わせた演出

VIPルームの調光制御により、料理提供時(600lx・明るく色彩を際立たせる)→食事フェーズ(300lx・落ち着いた雰囲気)→宴会盛り上がり時(200lx・和やかな雰囲気)と段階的に照度を変化させることで、場の演出をシームレスにコントロールできます。

費用対効果の詳細計算

項目旧照明(年間)新LED(年間)削減額
電力費
稼働12h/日×360日=4,320h
2,384W×4,320h=10,299kWh
×¥30=308,960円
1,300W×4,320h=5,616kWh
×¥30=168,480円
140,480円
ランプ交換費
厨房蛍光灯24本×年3回(油汚染)+他42本×年2回
24本×3回×¥600 + 42本×2回×¥500
=43,200円+42,000円=85,200円
COB寿命50,000h
ほぼ交換不要 ≒0円
85,200円
厨房メンテナンス費
油蒸気による器具交換・修繕
油腐食・器具交換
約40,000円
IP44で修繕大幅低減
≒0円
40,000円
看板メンテナンス費 球切れ・防水処理
約20,000円
IP65 ≒0円 20,000円
合計削減額 495,360円/年 168,480円/年 約220,000円/年

投資回収計算:施工費 500,000円 ÷ 年間削減額 220,000円 = 約2.3年で回収。中華料理店は稼働時間が長く(12h/日×360日)ランプ交換頻度も高いため、省エネ効果と維持費削減が最大化されます。回収後は毎年22万円の純利益として蓄積されます。

中華料理店LED施工の共通注意事項

厨房清掃頻度の見直し

IP44対応LEDでも、厨房の油蒸気が多い環境では月1回の定期清掃を推奨します。アルミチャンネルのカバーは中性洗剤を含む湿式清掃が可能で、油膜を安全に除去できます。清掃により初期照度の95%以上を維持できます。

フライヤー直上のIP規格強化

揚げ物フライヤー(170〜200℃)の直上は油蒸気濃度が特に高く、IP44よりも高いIP65以上のLEDを設置することを推奨します。今回の施工では、フライヤー直上1.5m以内にはIP65対応のCOBテープLEDを使用し、その他のエリアはIP44仕様としました。

VIPルームの電源回路分離

VIPルームのディマー回路は厨房・テーブル席の照明回路と分離し、専用の分岐ブレーカーを設けることで、厨房機器の起動電流がディマー制御に影響しないようにしています。調光器の誤動作を防ぐためにも回路分離は重要です。

施工事例まとめ・主な達成指標

2027年問題:蛍光灯フェーズアウトへの対応

中華料理店で使われる業務用Hf蛍光灯・直管蛍光灯は主要メーカーが2025〜2027年に製造終了予定。中華厨房は油蒸気による消耗が早く、廃盤後の補修部材調達リスクが他の飲食業種より高くなっています。

〜2026年既存蛍光灯の在庫流通・補修部品入手可
2027年〜一般蛍光灯の製造・輸入が事実上終了
2028年〜補修部品枯渇・修理不能化・照明コスト急増リスク

よくある質問

Q. 中華料理店の厨房(強火・油蒸気環境)に適したLEDのIP規格は何ですか?

A. 中華料理の厨房は強火・高温・油蒸気が常時発生するため、IP44以上の防湿・防油仕様が必須です。特に中華の炒め物・揚げ物ゾーンでは油蒸気濃度が高く、IP44未満の器具は腐食・漏電・短絡のリスクが非常に高くなります。

Q. 中華料理店のVIPルームに最適な照明仕様は何ですか?

A. VIPルーム(個室)は2700K電球色・Ra95超高演色・調光対応が理想的です。2700Kの温かみと高演色性により料理の彩りが美しく見え、宴会・接待シーンに合わせた照度調節が可能になります。間接照明効果を加えることで高級感をさらに高められます。

Q. 中華料理店でLEDに切り替えると年間どれくらい電気代が削減できますか?

A. 店舗規模・稼働時間によって異なりますが、120㎡・12時間稼働の中華料理店でHf蛍光灯からCOBテープLEDに全換装した場合、電力費だけで年間10〜13万円、ランプ交換・メンテ費と合算で年間20〜25万円の削減が見込まれます。

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