施工事例 B-156

弁当・惣菜専門店 LED照明施工事例
ショーケースRa90高演色・IP44厨房防湿4ゾーン対応
38%省エネ・年間15万円削減・回収2.3年

38%
省エネ率
15万円
年間削減額
2.3年
投資回収期間
IP44
厨房防湿・防塵規格

「ショーケースの揚げ物が白っぽく見える」——食欲を削ぐ蛍光灯の問題

90㎡の弁当・惣菜専門店。早朝5時から仕込みを開始し、朝6時の開店から夜8時まで14時間稼働するこの店では、ショーケースの蛍光灯照明が長年の悩みだった。「揚げ物が白っぽく見えてしまう。お客さんが手に取る前に迷っているのが気になっていた」とオーナーは振り返る。

製造厨房では蛍光灯への油・蒸気の付着が激しく、照度が低下して食材の色確認が困難に。外装看板も老朽化した蛍光管が冬季に点滅を繰り返し、夜間集客に課題があった。

LED PRO SHOPへの相談で、ショーケースに3000K/Ra90の高演色COBテープLEDを採用し、製造厨房IP44・外装看板IP65・接客カウンターの4ゾーン設計を提案。「電球色に変えてから、揚げ物の色艶がはっきりして売れ行きが明らかに違う」と導入成果を語る。

弁当・惣菜専門店 オーナー の声

「ショーケースを電球色に変えてから、揚げ物・煮物の色艶がきれいに見えて、お客様が迷わず手に取ってくれるようになりました。厨房の照明も明るくなって、盛り付け作業がやりやすくなったとスタッフが喜んでいます。電気代も月6千円ほど減りました。」
— 関東地方・弁当・惣菜専門店 オーナー

よくある失敗例:弁当・惣菜店のLED化でありがちな問題

食品販売店照明で見落とされがちな「ショーケース演色性」の重要性

弁当・惣菜専門店の照明設計では、ショーケースの演色性と色温度が売上に直結します。揚げ物の色艶、煮物の照りと深み、サラダの緑の鮮やかさは、照明の演色性(Ra値)と色温度によって大きく変わります。Ra80以下・5000K以上の蛍光灯では食品が本来の美しさを失い、購買意欲を削ぐ原因になります。

今回の施工では、ショーケースに3000K電球色・Ra90高演色COBテープLEDを採用し、食欲を刺激する温かみのある演出を実現。製造厨房にはIP44防湿・5000K/Ra85で衛生管理と作業安全を確保。外装看板はIP65防水で長期安定稼働。4ゾーン全体で38%の省エネを達成しました。

施工概要:弁当・惣菜専門店 90㎡ / ショーケース3000K/Ra90・製造厨房5000K/Ra85/IP44・外装看板3000K/IP65・接客カウンター3500K/Ra90 / 施工費345,000円 / 38%省エネ・年間15万円削減・回収2.3年

施工前後 照明スペック比較

エリア旧照明新LED(COBテープ)削減率
ショーケース(30m) Hf蛍光灯32W × 16本 = 512W
Ra75 / 5000K
COB 10W/m × 30m = 300W
Ra90 / 3000K
IP20
41%削減
製造厨房(35m) 業務用Hf蛍光灯40W × 18本 = 720W
Ra75 / 5000K
COB 14W/m × 35m = 490W
Ra85 / 5000K
IP44防湿
32%削減
接客カウンター(10m) Hf蛍光灯32W × 5本 = 160W
Ra75 / 4200K
COB 8W/m × 10m = 80W
Ra90 / 3500K
IP20
50%削減
外装看板(15m) 外照式蛍光灯40W × 6本 = 240W
Ra65 / 6500K
COB 8W/m × 15m = 120W
3000K 演出色
IP65防水
50%削減
合計 1,632W(蛍光灯45本) 990W 39%削減

※ 年間削減額の算定には稼働時間12h/日×360日=4,320hを採用。電力単価¥30/kWh・ランプ交換費・メンテナンス費を合算した総合省エネ率は38%

4ゾーン別 設計詳細

ZONE A
ショーケース
色温度:3000K 電球色
演色性:Ra90 高演色
テープ:COB 10W/m × 30m
消費電力:300W
照度:500〜700lx
IP規格:IP20(屋内標準)
目的:揚げ物・煮物の色艶向上・購買意欲増進
ZONE B
製造厨房
色温度:5000K 昼白色
演色性:Ra85
テープ:COB 14W/m × 35m
消費電力:490W
照度:700〜1,000lx
IP規格:IP44 防湿・防塵
目的:食材識別・HACCP対応・作業安全・蒸気耐性
ZONE C
接客カウンター
色温度:3500K 温白色
演色性:Ra90
テープ:COB 8W/m × 10m
消費電力:80W
照度:400〜500lx
IP規格:IP20(屋内標準)
目的:接客品質・清潔感・レジ作業効率
ZONE D
外装看板
色温度:3000K 温白色
演色性:Ra85
テープ:COB 8W/m × 15m
消費電力:120W
IP規格:IP65 防水
目的:夜間視認性・集客力向上・雨天耐候

ショーケース高演色照明が売上を左右する理由

食品販売において「照明が売上に影響する」ことは研究でも裏付けられています。特に弁当・惣菜のショーケースでは、揚げ物の色艶・煮物の照り・サラダの緑の鮮やかさが購入判断の大きな要因です。

色温度・Ra値と食品の見え方の関係

製造厨房のIP44防湿設計が食品衛生に直結

弁当・惣菜の製造厨房では、炊飯・揚げ調理・蒸し調理による大量の蒸気が発生します。IP44未満の照明を設置すると、器具内部への蒸気侵入→結露→腐食→漏電のリスクが生じるだけでなく、蛍光管の破損時に食品への異物混入リスクが発生します。HACCP管理の観点からも、厨房照明のIP規格は食品安全の重要な要素です。

🍱
Ra90で弁当が輝く
揚げ物・煮物の色艶が自然に引き立ち、ショーケース前での購買決断が早まる
🛡️
IP44でHACCP対応
厨房の蒸気環境に対応した防湿設計。食品異物混入リスクを低減
🌙
IP65看板で夜間集客
防水仕様3000K看板で雨天・夜間でも安定点灯。新規客の来店促進
💰
年間15万円削減
電力費8万+ランプ交換費5.6万+メンテ費1.5万を合計削減

費用対効果の詳細計算

項目旧照明(年間)新LED(年間)削減額
電力費
稼働12h/日×360日=4,320h
1,632W×4,320h=7,050kWh
×¥30=211,500円
990W×4,320h=4,277kWh
×¥30=128,310円
83,190円
ランプ交換費
蛍光灯45本×年2.5回交換
45本×2.5回×¥500=56,250円 COB寿命50,000h(約11年以上)
ほぼ交換不要 ≒0円
56,250円
看板・外装メンテナンス費
外照式蛍光管の球切れ対応
冬季の球切れ対応・修繕
約15,000円
IP65で修繕ほぼ不要
≒0円
15,000円
合計削減額 282,750円/年 128,310円/年 約154,000円/年(約15万円)

投資回収計算:施工費 345,000円 ÷ 年間削減額 154,000円 = 約2.3年で回収。弁当店は12h/日×360日と稼働時間が長く、省エネ効果が最大化されます。回収後は毎年15万円の純利益として積み上がります。

弁当・惣菜店LED照明の追加チェックポイント

ショーケース内のLED設置位置と温度管理

冷蔵ショーケース内でのLED設置は、冷気循環の妨げにならない位置を選定することが重要です。ショーケース上部のランプポジションに取り付ける場合、LEDの発熱が冷却負荷に影響することがあります。COBテープLEDは従来の蛍光灯比で発熱量が少なく、ショーケース内の温度上昇を抑えて食品の品質維持に貢献します。

厨房定期清掃による照度維持

弁当・惣菜の製造厨房は油煙・蒸気由来の汚れが照明器具に付着しやすい環境です。COBテープLEDのアルミチャンネルカバーは月1回の定期清掃(中性洗剤+乾拭き)を推奨します。清掃を継続することで照度が施工当初の90%以上を維持でき、HACCP管理基準(作業照度500lx以上)を長期にわたり確保できます。

早朝稼働に対応した即時点灯

弁当店は早朝5〜6時の仕込み開始時から照明が必要です。蛍光灯は低温環境(冬季の早朝など)で点灯不良・チラツキが生じやすい問題がありましたが、COBテープLEDは低温下でも即時点灯・安定発光します。冬季の朝一番でも瞬時に作業照度を確保できることは、仕込み作業の効率と食品安全の両面で重要なメリットです。

施工事例まとめ・主な達成指標

2027年問題:蛍光灯フェーズアウトへの対応

弁当店で長年使われてきたHf蛍光灯・直管蛍光灯は主要メーカーが2025〜2027年に製造終了予定。12〜14時間稼働の弁当店では消耗が早く、補修部材の調達困難化と食品衛生への影響が懸念されます。

〜2026年既存蛍光灯の在庫流通・補修部品入手可
2027年〜一般蛍光灯の製造・輸入が事実上終了
2028年〜補修部品枯渇・修理不能化・HACCP管理基準照度の確保困難リスク

よくある質問

Q. 弁当・惣菜ショーケースの照明に最適な色温度とRa値は何ですか?

A. 弁当・惣菜のショーケース照明には3000K電球色・Ra90以上が最適です。食材の赤み(肉・揚げ物)と緑(野菜)を自然に引き立て、購買意欲を高めます。5000K以上の昼白色では揚げ物が白っぽく見え、煮物の色味も鮮やかさが失われます。色温度が高すぎると食欲減退につながることが多いため、テスト設置での確認をお勧めします。

Q. 弁当店の製造厨房に必要なIPグレードはいくつですか?

A. 弁当・惣菜の製造厨房では、蒸気・飛散水・洗浄作業に対応するためIP44以上の防湿・防塵仕様が必要です。HACCP管理区分で「汚染作業区域」に該当する洗浄・加熱エリアはIP65防水仕様を推奨します。IP20の一般製品は厨房環境では腐食・漏電リスクが高く、食品衛生上も適切ではありません。

Q. 弁当店は早朝から営業するため稼働時間が長いですが、LEDの省エネ効果はどれくらいですか?

A. 弁当店は早朝5〜6時から夜まで12〜14時間稼働することが多く、蛍光灯からLEDへの切り替えで年間の電力費を30〜45%程度削減できます。稼働時間が長いほどLEDの省エネ効果は大きくなります。蛍光管の年間交換費用(数万円)も不要になるため、投資回収は2〜3年程度が一般的です。正確な試算は実際の消費電力とkWh単価で算出することをお勧めします。

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