90㎡の弁当・惣菜専門店。早朝5時から仕込みを開始し、朝6時の開店から夜8時まで14時間稼働するこの店では、ショーケースの蛍光灯照明が長年の悩みだった。「揚げ物が白っぽく見えてしまう。お客さんが手に取る前に迷っているのが気になっていた」とオーナーは振り返る。
製造厨房では蛍光灯への油・蒸気の付着が激しく、照度が低下して食材の色確認が困難に。外装看板も老朽化した蛍光管が冬季に点滅を繰り返し、夜間集客に課題があった。
LED PRO SHOPへの相談で、ショーケースに3000K/Ra90の高演色COBテープLEDを採用し、製造厨房IP44・外装看板IP65・接客カウンターの4ゾーン設計を提案。「電球色に変えてから、揚げ物の色艶がはっきりして売れ行きが明らかに違う」と導入成果を語る。
弁当・惣菜専門店 オーナー の声
「ショーケースを電球色に変えてから、揚げ物・煮物の色艶がきれいに見えて、お客様が迷わず手に取ってくれるようになりました。厨房の照明も明るくなって、盛り付け作業がやりやすくなったとスタッフが喜んでいます。電気代も月6千円ほど減りました。」— 関東地方・弁当・惣菜専門店 オーナー
弁当・惣菜専門店の照明設計では、ショーケースの演色性と色温度が売上に直結します。揚げ物の色艶、煮物の照りと深み、サラダの緑の鮮やかさは、照明の演色性(Ra値)と色温度によって大きく変わります。Ra80以下・5000K以上の蛍光灯では食品が本来の美しさを失い、購買意欲を削ぐ原因になります。
今回の施工では、ショーケースに3000K電球色・Ra90高演色COBテープLEDを採用し、食欲を刺激する温かみのある演出を実現。製造厨房にはIP44防湿・5000K/Ra85で衛生管理と作業安全を確保。外装看板はIP65防水で長期安定稼働。4ゾーン全体で38%の省エネを達成しました。
施工概要:弁当・惣菜専門店 90㎡ / ショーケース3000K/Ra90・製造厨房5000K/Ra85/IP44・外装看板3000K/IP65・接客カウンター3500K/Ra90 / 施工費345,000円 / 38%省エネ・年間15万円削減・回収2.3年
| エリア | 旧照明 | 新LED(COBテープ) | 削減率 |
|---|---|---|---|
| ショーケース(30m) | Hf蛍光灯32W × 16本 = 512W Ra75 / 5000K |
COB 10W/m × 30m = 300W Ra90 / 3000K IP20 |
41%削減 |
| 製造厨房(35m) | 業務用Hf蛍光灯40W × 18本 = 720W Ra75 / 5000K |
COB 14W/m × 35m = 490W Ra85 / 5000K IP44防湿 |
32%削減 |
| 接客カウンター(10m) | Hf蛍光灯32W × 5本 = 160W Ra75 / 4200K |
COB 8W/m × 10m = 80W Ra90 / 3500K IP20 |
50%削減 |
| 外装看板(15m) | 外照式蛍光灯40W × 6本 = 240W Ra65 / 6500K |
COB 8W/m × 15m = 120W 3000K 演出色 IP65防水 |
50%削減 |
| 合計 | 1,632W(蛍光灯45本) | 990W | 39%削減 |
※ 年間削減額の算定には稼働時間12h/日×360日=4,320hを採用。電力単価¥30/kWh・ランプ交換費・メンテナンス費を合算した総合省エネ率は38%。
食品販売において「照明が売上に影響する」ことは研究でも裏付けられています。特に弁当・惣菜のショーケースでは、揚げ物の色艶・煮物の照り・サラダの緑の鮮やかさが購入判断の大きな要因です。
弁当・惣菜の製造厨房では、炊飯・揚げ調理・蒸し調理による大量の蒸気が発生します。IP44未満の照明を設置すると、器具内部への蒸気侵入→結露→腐食→漏電のリスクが生じるだけでなく、蛍光管の破損時に食品への異物混入リスクが発生します。HACCP管理の観点からも、厨房照明のIP規格は食品安全の重要な要素です。
| 項目 | 旧照明(年間) | 新LED(年間) | 削減額 |
|---|---|---|---|
| 電力費 稼働12h/日×360日=4,320h |
1,632W×4,320h=7,050kWh ×¥30=211,500円 |
990W×4,320h=4,277kWh ×¥30=128,310円 |
83,190円 |
| ランプ交換費 蛍光灯45本×年2.5回交換 |
45本×2.5回×¥500=56,250円 | COB寿命50,000h(約11年以上) ほぼ交換不要 ≒0円 |
56,250円 |
| 看板・外装メンテナンス費 外照式蛍光管の球切れ対応 |
冬季の球切れ対応・修繕 約15,000円 |
IP65で修繕ほぼ不要 ≒0円 |
15,000円 |
| 合計削減額 | 282,750円/年 | 128,310円/年 | 約154,000円/年(約15万円) |
投資回収計算:施工費 345,000円 ÷ 年間削減額 154,000円 = 約2.3年で回収。弁当店は12h/日×360日と稼働時間が長く、省エネ効果が最大化されます。回収後は毎年15万円の純利益として積み上がります。
冷蔵ショーケース内でのLED設置は、冷気循環の妨げにならない位置を選定することが重要です。ショーケース上部のランプポジションに取り付ける場合、LEDの発熱が冷却負荷に影響することがあります。COBテープLEDは従来の蛍光灯比で発熱量が少なく、ショーケース内の温度上昇を抑えて食品の品質維持に貢献します。
弁当・惣菜の製造厨房は油煙・蒸気由来の汚れが照明器具に付着しやすい環境です。COBテープLEDのアルミチャンネルカバーは月1回の定期清掃(中性洗剤+乾拭き)を推奨します。清掃を継続することで照度が施工当初の90%以上を維持でき、HACCP管理基準(作業照度500lx以上)を長期にわたり確保できます。
弁当店は早朝5〜6時の仕込み開始時から照明が必要です。蛍光灯は低温環境(冬季の早朝など)で点灯不良・チラツキが生じやすい問題がありましたが、COBテープLEDは低温下でも即時点灯・安定発光します。冬季の朝一番でも瞬時に作業照度を確保できることは、仕込み作業の効率と食品安全の両面で重要なメリットです。
弁当店で長年使われてきたHf蛍光灯・直管蛍光灯は主要メーカーが2025〜2027年に製造終了予定。12〜14時間稼働の弁当店では消耗が早く、補修部材の調達困難化と食品衛生への影響が懸念されます。
A. 弁当・惣菜のショーケース照明には3000K電球色・Ra90以上が最適です。食材の赤み(肉・揚げ物)と緑(野菜)を自然に引き立て、購買意欲を高めます。5000K以上の昼白色では揚げ物が白っぽく見え、煮物の色味も鮮やかさが失われます。色温度が高すぎると食欲減退につながることが多いため、テスト設置での確認をお勧めします。
A. 弁当・惣菜の製造厨房では、蒸気・飛散水・洗浄作業に対応するためIP44以上の防湿・防塵仕様が必要です。HACCP管理区分で「汚染作業区域」に該当する洗浄・加熱エリアはIP65防水仕様を推奨します。IP20の一般製品は厨房環境では腐食・漏電リスクが高く、食品衛生上も適切ではありません。
A. 弁当店は早朝5〜6時から夜まで12〜14時間稼働することが多く、蛍光灯からLEDへの切り替えで年間の電力費を30〜45%程度削減できます。稼働時間が長いほどLEDの省エネ効果は大きくなります。蛍光管の年間交換費用(数万円)も不要になるため、投資回収は2〜3年程度が一般的です。正確な試算は実際の消費電力とkWh単価で算出することをお勧めします。
LED PRO SHOPでは演色性Ra90以上・IP44/IP65防水対応のCOBテープLEDを豊富に取り揃えています。色温度・演色性・防水規格ごとに絞り込んで施設に合った製品をお選びください。
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