施工事例 B-103

ヨガスタジオ LED照明施工事例
3000〜5000K 調光調色・フリッカーレス
クラス別シーン自動切替
61%省エネ・年間12万円削減・投資回収3.5年

施設規模: 100㎡ ゾーン数: 4 施工費: 42万円 回収年数: 3.5年
61%
省エネ率
12万円
年間削減額
3.5年
投資回収
調光調色
3000〜5000K シーン切替
フリッカーレス
ポーズ移行時ちらつきゼロ
東京都内のヨガスタジオ(100㎡、メインスタジオ1室・ホットヨガ兼用・更衣室・シャワー完備)において、旧来の蛍光灯(FL40W)をCOB LEDテープ+調光コントローラーにフルリニューアル。3000〜5000Kの調光調色機能によりヴィンヤサ・陰ヨガ・瞑想・ホットヨガの各クラスに応じたシーン設定を実装。フリッカーレス化とIP65防水対応(ホットヨガ高湿度環境)も同時達成し、61%省エネ・年間12万円削減・投資回収3.5年を実現した。

施設概要と照明課題

ヨガスタジオの照明設計は、単純な「明るさ」の問題ではなく、クラスの種別・時間帯・気分に応じた「照明演出」が重要な差別化要素になっている。ヴィンヤサ(動的フロー)は600〜800lxの明るさで動作を確認しやすい環境が必要な一方、陰ヨガや瞑想では50〜100lxまで落とした薄暗い環境が集中力を高め、ホットヨガ(室温38〜40℃・湿度60%超)では高温多湿に耐える防水性が不可欠だ。

当施設の旧設備はFL40W蛍光灯固定照明のみで、クラス中にスタッフが電球カバーを掛けるという原始的な方法で暗転を行っていた。Ra値は約Ra60程度と低く、ヨガウェアの微妙な色合いが本来の色で見えない、体の動きに追随する際の視覚的なちらつき(フリッカー)があるなど、体験品質の低下要因となっていた。

クラス別照明シーン設定

COB LED+調光コントローラーの導入により、4つの照明シーンをプリセットとして登録。インストラクターがタブレット1台で切り替え可能にした。

ヴィンヤサ
5000K / 100% → 750lx
動的フロー・高強度クラス
ハタヨガ
4000K / 70% → 500lx
標準クラス・通年利用
陰ヨガ
3000K / 30% → 150lx
静的長時間保持・リラックス
瞑想・シャバーサナ
2700K / 5% → 20lx
最大リラックス・終末瞑想
ホットヨガ
3500K / 80% → 600lx
高温多湿環境・IP65対応
清掃・準備
5000K / 100% → 800lx
クラス前後のルーティン
調光による実効消費電力の低減: メインスタジオのCOBテープ(500W定格)は、クラスの種別に応じて平均50%程度の出力で運用される。定格500W×50%=250Wが実効消費電力。旧蛍光灯(FL40W×20灯=800W)は調光できなかったため、常時800Wで運転していた。照明演出品質を大幅に向上させながら同時に大きな節電効果を実現した。

ゾーン別施工仕様

Zone A — メインスタジオ

用途: ヨガ・ホットヨガのクラス実施(60㎡)
色温度: 2700〜5000K 調光調色(シーン別プリセット)
演色評価数: Ra90 — ウェアの色・体の動きを正確に再現
フリッカーレス: ○ — ポーズ移行・動き中の視覚的ちらつきゼロ
防水: IP65対応(ホットヨガ高湿度環境対応)
COBテープ: COB10W/m × 50m = 500W定格 → 実効250W(平均調光50%)
旧設備: FL40W×20灯 = 800W(調光不可)
削減率: 69%(実効)

Zone B — 更衣室・シャワールーム

用途: 男女別更衣室・シャワー3室(20㎡)
色温度: 4000K(白色)— 清潔感と視認性のバランス
演色評価数: Ra90 — 着替え・化粧確認の正確な色再現
防水: IP44対応(シャワー飛沫)
COBテープ: COB10W/m × 15m = 150W
旧設備: FL40W×6灯 = 240W
削減率: 38%

Zone C — 受付・ロビー

用途: フロント受付・グッズ販売棚・待合ソファ(15㎡)
色温度: 3500K(温白色)— スタジオの「入口」としての穏やかな雰囲気
演色評価数: Ra85
照度: 350lx
COBテープ: COB8W/m × 10m = 80W
旧設備: FL40W×4灯 = 160W
削減率: 50%

Zone D — バックヤード・器具収納

用途: スタッフルーム・ヨガマット収納・清掃用具(5㎡)
色温度: 4000K
演色評価数: Ra80
センサー: PIR人感センサー(無人時自動消灯)
COBテープ: COB6W/m × 5m = 30W → 実効15W(PIR稼働率50%)
旧設備: FL32W×2灯 = 64W
削減率: 77%

施工前後 消費電力比較

ゾーン旧設備旧消費電力新設備(COB LED)新消費電力削減率
Zone A メインスタジオFL40W×20灯(調光不可)800WCOB10W/m×50m 調光50%平均250W実効69%
Zone B 更衣室・シャワーFL40W×6灯240WCOB10W/m×15m IP44150W38%
Zone C 受付・ロビーFL40W×4灯160WCOB8W/m×10m80W50%
Zone D バックヤードFL32W×2灯64WCOB6W/m×5m+PIR15W実効77%
合計1,264W495W実効61%削減

コスト削減シミュレーション

年間稼働時間5,000時間(9:00〜22:00 × 年364日)
削減電力769W(1,264W → 495W)
年間節電量3,845kWh
電気代削減(26円/kWh)99,970円/年
ランプ交換コスト削減(FL管30本×0.5回/年)約18,000円/年
空調負荷軽減(発熱削減)約5,000円/年(推定)
年間総削減額約123,000円
施工費(工事・材料費込み)420,000円
投資回収年数3.5年

ホットヨガ環境への対応

ホットヨガスタジオは室温38〜40℃・相対湿度60〜70%という過酷な環境で照明機器が稼働する。旧型蛍光灯はバラスト(安定器)が高温・高湿環境で劣化しやすく、ランプ寿命が通常環境より30〜50%短縮されるケースが多い。COB LEDテープはIP65(防塵・防水)対応品を選定し、アルミチャンネルに密封実装することで高温多湿環境での長期安定動作を確保した。

フリッカーレスとヨガ体験の関係: 蛍光灯の高周波点滅(非フリッカーレス品では100〜120Hz)は、動的なフローヨガ中に体の動きとの干渉で「残像感」や「視覚的不快感」を生じさせることがある。フリッカーレスLEDへの換装後、「クラス中に目が疲れる感覚がなくなった」「シャバーサナ(休息ポーズ)に入りやすくなった」という参加者の声が複数寄せられた。

まとめ

ヨガスタジオのLED照明リニューアルは、省エネ(61%)・コスト削減(年間12万円)という数値以上に、照明演出によるクラス体験の質向上という無形の価値が大きい。調光調色対応のCOB LEDにより、単一の施設でヴィンヤサから瞑想まで最適な光環境を実現できる。投資回収3.5年は比較的長めだが、体験品質向上による会員継続率改善・口コミ拡散効果を加えると、実質的な投資対効果はさらに高くなる。

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