施工事例 B-184

うどん・そば店の
LED照明施工事例

客席・茹で場厨房・入口ディスプレイ・バックヤードの4ゾーン設計|Ra90 COBテープで汁の色と具材を正確に再現・42%省エネ・年間15万円削減・投資回収2.9年

施設面積200㎡ Ra90高演色設計 茹で場IP65対応 42%省エネ 年間15万円削減
無料見積もりを依頼する

この施工事例のポイント

うどん・そば店200㎡の課題は「だし汁の色が正確に見えない」という一言に集約されていました。Ra70台の蛍光灯では醤油ベースの汁が黒ずみ、薬味の緑がくすんで見え、顧客の食欲を損なっていたのです。茹で場での蒸気による蛍光管の劣化・油汚れ管理の負担も深刻でした。4ゾーン設計とIPX65対応COBテープで、42%省エネと料理の色彩品質向上を同時に達成した事例です。

店主の声
"照明を変えてから、お客様に『料理がおいしそうに見える』と言われることが増えました。カウンター席でのだし汁の色がきれいに見えるようになり、注文率も上がった気がします。"

よくある失敗例(飲食店・麺類専門店のLED化)

施設概要と照明課題

今回の導入先は商業施設のフードコート内に入居するうどん・そば専門店です。客席60席・カウンター10席・茹で場厨房・入口ショーケースを備える200㎡の店舗に、旧来の蛍光灯からCOBテープLEDへ全面移行しました。

和食麺類の照明設計で重要なのは「だしの色(透明感・琥珀色の表現)」と「薬味・具材の鮮やかさ」の両立です。Ra70台の蛍光灯では醤油ベースの濃い汁が「黒ずんで見える」、天ぷらの揚げ色が「くすんで見える」という問題がありました。またカウンター席の天ぷら揚げ場上部の蛍光管が油汚れで黒ずみ、月次清掃が必要な管理負担も課題でした。

うどん・そば店の照明設計ポイント:4000K中性白色は暖色と昼白色の中間に位置し、だし汁の透明感・琥珀色の表現と、薬味の緑・天ぷらの黄金色を同時に自然に見せます。Ra90以上の高演色で具材の色が「本来の色のまま」テーブルに届きます。

4ゾーン照明設計の詳細

Zone A ― 客席・カウンター

項目仕様
Zone A
使用製品
COBテープLED 10W/m(Ra90/4000K)
施工延長80m(天井廻り縁間接照明+テーブル面直接補助照明)
消費電力800W
照度設計300〜500lx(メニュー確認・食事環境・QSC水準)
演色性・色温度Ra90 / 4000K(汁の色・薬味・天ぷら色を自然に再現する中性白色)
制御調光対応(ランチ100%・アイドル時間60%・閉店清掃時100%)
特記事項カウンター席は天ぷら揚げ場が視野に入るため、揚げ色を美しく見せる演色設計を優先

Zone B ― 茹で場・厨房

項目仕様
Zone B
使用製品
COBテープLED 10W/m(Ra90/5000K)IP65防水・防蒸気仕様
施工延長60m(茹で場上部直接照射+調理台全面照射)
消費電力600W
照度設計500〜700lx(茹で加減確認・盛り付け・衛生管理対応)
演色性・色温度Ra90 / 5000K(食材の変色・異物の視認性・衛生確認)
制御タイムスケジュール制御(仕込み開始時間〜営業終了後清掃完了まで)
特記事項大釜・天ぷら鍋上部の蒸気・油煙環境に対応するIP65仕様。水洗い清掃に対応

Zone C ― 入口・ショーケース・POPディスプレイ

項目仕様
Zone C
使用製品
COBテープLED 8W/m(Ra85/3000K)
施工延長40m(食品サンプル棚照射+入口サイン照射)
消費電力320W
照度設計200〜400lx(展示・集客・来店誘引対応)
演色性・色温度Ra85 / 3000K(電球色・食欲を刺激する暖かみのある照射)
制御調光対応(営業中90%・閉店後POPのみ30%のLOW設定)
特記事項食品サンプルの樹脂製模型は3000K暖色光で最も食欲をそそる色に見える傾向あり

Zone D ― バックヤード・トイレ・廊下(PIR連動)

項目仕様
Zone D
使用製品
COBテープLED 8W/m(Ra80/4000K)+PIRセンサー
施工延長40m
実効消費電力96W(非通行時24%ディム・平均稼働30%換算)
照度設計150〜300lx(通行・作業・清掃対応)
演色性・色温度Ra80 / 4000K(バックヤード標準)
制御PIRセンサー連動(人感検知→全灯・非検知→最低照度維持)
特記事項トイレ内は換気扇と連動したセンサー設計で無人時の消灯を徹底

省エネ・コスト削減の実績

42%
消費電力削減率
(蛍光灯比)
15万円
年間コスト削減
(電気代10万+保守費5万)
2.9年
投資回収期間
(施工費44万円)

旧設備(蛍光灯)の総消費電力3,060Wに対し、COBテープLED化後は1,816W(Zone A 800W+Zone B 600W+Zone C 320W+Zone D 96W)に削減。比較的小型の店舗でも42%削減を達成できたのは、バックヤードのPIRセンサー制御と営業時間外の自動消灯・ディム制御が大きく貢献しています。

保守費の削減は蛍光管交換コストのほか、「茹で場の蒸気による蛍光器具内部の汚れ」起因の早期球切れ交換が無くなったことも大きな要因です。IP65のCOBテープは密閉性が高く、蒸気・油煙による内部汚染がほぼ発生しません。

うどん・そば店の照明品質チェック比較表

チェック項目 旧設備(蛍光灯) COBテープLED Ra90(今回)
だし汁の透明感・琥珀色の表現 Ra70台で汁が「黒ずんで見える」 Ra90/4000Kで琥珀色・透明感を正確に表現
薬味(三つ葉・ねぎ・生姜)の緑の鮮やかさ 蛍光灯で緑が黄みがかって見える Ra90で薬味の緑が鮮やかに発色
天ぷら・揚げ物の揚げ色 黄金色がくすんで食欲半減 4000K中性色で揚げ色を美しく再現
茹で場の蒸気・油煙耐性 器具内部に水・蒸気が入り早期球切れ IP65密閉・蒸気環境でも安定稼働
入口ショーケースの集客力 全客席同色温度・展示部の演出なし 3000K暖色でサンプルの食欲訴求力を最大化
アイドル時間の節電 全時間全灯(節電制御なし) 調光60%+PIRセンサーで無人時に自動ディム
年間電気代(照明分) 約26万円/年 約16万円/年(▲10万円)
器具・ランプ清掃・交換頻度 月次清掃必須(蒸気・油汚れ)+年次交換 IP65で汚れ付着減・5〜7年以上無交換

飲食店LED導入時の施工注意点

茹で場の防水と防油煙

うどん・そば店の茹で場は水蒸気と油分の混合した「湿性油煙」が発生します。IP65は液体の直接噴射まで保護しますが、長期的に油分が端末部に蓄積するリスクがあります。施工では端末防水キャップに食品対応シリコンコーキングを使用し、定期的な外面清掃を想定した取付け位置(清掃しやすい高さ・角度)を計画しました。

フードコート内の眩しさ対策

フードコートでは隣の店舗の照明が視野に入ることが多く、「うちの店だけ暗い・明るい」という問題が生じやすいです。今回はフードコート内の共用照明(LEDダウンライト)の照度を調査した上で、客席照度を300〜500lxの中間域に設定し、周辺との照度バランスを最適化しました。

⚠ 2027年蛍光灯生産終了 — 飲食店・麺類専門店への影響

よくあるご質問

Q. うどん・そば店でRa90が必要な理由は?

だし汁の琥珀色・薬味の緑・天ぷらの揚げ色など、麺類料理は色の正確な再現が食欲を左右します。Ra90以上の高演色LEDで、料理本来の色彩を忠実に再現し、顧客の食体験を高めることができます。

Q. 茹で場の蒸気環境でもLEDは大丈夫ですか?

IP65以上の防水防塵対応LEDを使用することで、蒸気・水洗いの多い茹で場・厨房でも安全に使用できます。端末部に食品対応シリコンコーキングを施すことで、油煙環境での長期耐久性も確保できます。

Q. 客席の色温度は何Kが適していますか?

うどん・そば店では4000K(中性白色)が最適です。電球色(2700K)では薬味の緑が黄みがかって見え、昼白色(5000K)では落ち着いた和食の雰囲気が失われます。客席と厨房で色温度を使い分けることで、食事空間と作業空間の最適化を両立できます。

うどん・そば店・飲食店のLED照明を探していますか?

LED PRO SHOPでは業種別の最適なLED照明製品を取り揃えています。色温度・演色性・防水規格ごとに絞り込んで、施設に合った製品をお選びください。

LED製品一覧を見る →