施工事例 B-183

卓球場・ピンポンセンターの
LED照明施工事例

試合台・練習台・観客席・更衣室の4ゾーン設計|グレアレス拡散カバー採用で目線高さの眩しさを排除・43%省エネ・年間25万円削減・投資回収2.7年

施設面積380㎡ 試合台1,000lx設計 グレアレス拡散カバー 43%省エネ 年間25万円削減
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この施工事例のポイント

サーブ時に天井の蛍光灯が目に入って眩しい——グレアが選手の集中力を削いでいた卓球センター。グレアレス拡散カバー採用・試合台1,000lx均一照度・5000K白色のCOBテープLEDで競技環境を根本から改善し、43%省エネも実現した380㎡の施工記録です。

施設オーナーの声

"以前はサーブのたびに『眩しい』という声がありました。グレアレスに変えてからクレームがゼロになり、会員さんから『ボールが追いやすくなった』と好評です。蛍光管の定期交換費用30万円もなくなりました。"

よくある失敗例:卓球場の照明選択ミス

施設概要と照明課題

今回の導入先は都市部のビル2階に入居する会員制卓球センターです。試合用台10台・練習台8台・観客席・更衣室からなる380㎡の施設に、蛍光灯器具からCOBテープLEDへの全面移行を実施しました。

卓球は「ボール追視」が最重要な競技特性を持ちます。直径40mmの白いプラスチックボールが1秒間に10m以上のスピードで行き来するため、照明の「グレア(眩しさ)」「照度均一性」「ちらつき」が競技パフォーマンスに直結します。旧設備(Hf蛍光灯)では特にサーブ時の上目線位置に蛍光管が入り眩しさが問題になっていました。また1年半ごとの蛍光管一括交換(高所作業費込み30万円/回)が経営上の負担となっていました。

卓球場照明の最重要要件:サーブ・スマッシュ時に選手は天井方向を向きます。この「仰角視野」にグレア光源が入ると一瞬で視認性が破綻します。グレアレス拡散カバーによる面状均一光源化が卓球場照明の最重要設計項目です。

4ゾーン照明設計の詳細

Zone A ― 試合台エリア

項目仕様
Zone A
使用製品
COBテープLED 12W/m(Ra85/5000K)+グレアレス半透明拡散カバー
施工延長100m(台上部直接照射+天井廻り縁間接照明の2層設計)
消費電力1,200W
照度設計750〜1,000lx(試合・競技用基準・台面均一照射)
演色性・色温度Ra85 / 5000K(白ボール・青台の視認コントラスト最大化)
制御調光対応(通常練習70%・試合時100%の2段切替)
特記事項グレアレス拡散カバーにより仰角視野からのUGR(グレア指数)18以下を達成

Zone B ― 練習台・レクリエーションエリア

項目仕様
Zone B
使用製品
COBテープLED 10W/m(Ra80/4500K)
施工延長80m(台上部の直接照射)
消費電力800W
照度設計500〜750lx(練習・レクリエーション・ラリー練習対応)
演色性・色温度Ra80 / 4500K(練習エリア標準・疲労軽減を考慮した中性白色)
制御タイムスケジュール制御(営業時間に合わせた自動点消灯)
特記事項ロボット練習機(多球練習機)エリアは影が出にくい多方向照射設計

Zone C ― 観客席・ラウンジ・休憩エリア

項目仕様
Zone C
使用製品
COBテープLED 8W/m(Ra80/3500K)
施工延長60m(壁面間接照明+天井廻り縁)
消費電力480W
照度設計200〜300lx(観戦・休憩・受付対応)
演色性・色温度Ra80 / 3500K(中間白色・落ち着いた観戦空間)
制御調光対応(大会開催時50%ディムで競技エリアを際立たせる演出)
特記事項受付カウンター上部のみ5000Kスポット補助照明を追加し視認性を確保

Zone D ― ロッカー・更衣室・廊下(PIR連動)

項目仕様
Zone D
使用製品
COBテープLED 8W/m(Ra80/4000K)+PIRセンサー
施工延長60m
実効消費電力144W(非通行時24%ディム・平均稼働30%換算)
照度設計150〜300lx(着替え・歩行・清掃対応)
演色性・色温度Ra80 / 4000K(更衣室標準)
制御PIRセンサー連動(人感検知→全灯・非検知→最低照度維持)
特記事項シャワー室周辺はIP44防湿仕様のCOBテープを使用

省エネ・コスト削減の実績

43%
消費電力削減率
(蛍光灯比)
25万円
年間コスト削減
(電気代18万+保守費7万)
2.7年
投資回収期間
(施工費68万円)

旧設備(Hf蛍光灯)の総消費電力4,500Wに対し、COBテープLED化後は2,624W(Zone A 1,200W+Zone B 800W+Zone C 480W+Zone D 144W)に削減。試合台エリアの調光制御(通常練習時70%)により実運用での消費電力はさらに低く抑えられます。

ランニングコスト削減の柱は蛍光管交換コストの消滅です。旧設備では1年半ごとに高所作業付きの一括交換(約30万円/回)が必要でした。COBテープLEDの寿命50,000時間以上により、この大きな定期費用がほぼゼロになりました。

卓球場の照明品質チェック比較表

チェック項目 旧設備(Hf蛍光灯) COBテープLED(今回)
サーブ時の仰角グレア 蛍光管が直接視野に入り眩しい 拡散カバーでUGR18以下・眩しさゼロ
試合台面の照度均一性 台端部が暗くなるムラ発生 750〜1,000lx均一・ボール追跡を安定化
白ボールの視認コントラスト 蛍光色で白ボールが見にくい場面あり 5000K昼白色で白ボールと台のコントラスト最大化
ちらつき(フリッカー) 高速映像で縞模様が出る フリッカーレス設計(PWM高周波制御)
試合と練習の切り替え 全灯・消灯のみ(中間照度設定不可) 70%練習/100%試合の2段調光制御
大会演出(観客席の照度制御) 全館同照度・競技エリアを際立てられない 観客席50%ディムで競技エリアを強調
年間電気代(照明分) 約43万円/年 約25万円/年(▲18万円)
蛍光管・器具保守コスト 30万円/回(1.5年毎・高所作業費込み) ほぼゼロ(5〜7年以上無交換)

卓球場特有の設計ポイント

フリッカーレス設計とボール追視

卓球のボールは時速100kmを超えるスマッシュで飛んできます。この高速移動体を追視する際、照明のちらつき(フリッカー)は「残像のブレ」として知覚されます。COBテープのドライバーをPWM周波数4,000Hz以上の高周波タイプに統一することで、高速映像・高速追視の両方でちらつきのない安定した視環境を実現しました。

色温度と台・ボールのコントラスト

現代の卓球台はITTF(国際卓球連盟)規定で「濃い青または緑」が主流です。白い40mmボールが濃色台上で高速移動するため、照明の色温度が低い(3000K電球色)と台と背景のコントラストが曖昧になります。5000K昼白色を選択することで白ボールの「白さ」を最大化し、視認性を高めました。

大会開催時の演出照明

本施設では月2回のクラブ対抗試合を開催しています。観客席ゾーン(Zone C)を50%ディムに設定し試合台エリア(Zone A)を100%全灯にすることで、劇場的な照明演出を実現。参加者・観客からの「大会の雰囲気が出た」という評価が施設の集客力向上に貢献しています。

2027年問題:卓球場の蛍光灯・水銀灯が使えなくなります

よくある質問

Q. 卓球場に必要な照度・グレア基準は?

A. 卓球の国際大会基準(ITTF)では試合台面照度1,000lx以上・UGR22以下が推奨されています。一般的な練習施設では750lx・グレアレス拡散カバーの組み合わせで競技クオリティを確保します。

Q. 観客席ゾーンの照度調整はできますか?

A. はい。DALI調光対応の電源ユニットを使用することで、ゾーン別の照度を個別にコントロールできます。試合中は試合台100%・観客席50%などのシーン設定が可能で、大会の雰囲気演出にも活用できます。

Q. 2027年の蛍光灯規制は卓球場にも影響しますか?

A. はい。高所に設置された蛍光灯ランプは2027年末の規制後に交換ができなくなります。高所作業の定期コストを削減しながら規制対応するためにも、今からのLED化計画を推奨します。

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