スーパー銭湯・温泉施設 LED照明施工事例
IP65耐水・3000K電球色・70%省エネ・年間38万円削減・投資回収2.6年
1,200㎡・4ゾーン構成 / 蛍光灯・白熱球 → IP65耐水防水COB LED全換装・耐熱サウナ対応
対象施設は郊外型スーパー銭湯(延床面積1,200㎡)。大浴場・露天風呂・サウナ・脱衣所・受付・休憩スペースを備え、1日14時間・年間365日営業。主要客層は地域ファミリー・銭湯常連客で夕方〜夜間の混雑が高い。
既設照明は大浴場に白熱球60W×20灯+HF32W蛍光灯×28灯、サウナ室に蛍光灯FLR20W×8灯、脱衣所にHF32W×20灯、受付・休憩スペースにHF32W×31灯を設置。合計消費電力3,900W・年間電気代約53万円(電気代27円/kWh換算・14h営業)。
課題は4点。①大浴場の白熱球は演色性・雰囲気は良いが消費電力が高く、球切れ頻度も高い。②高湿度環境で蛍光灯器具が錆び・水蒸気侵入による点灯不良が頻発。③サウナ室(80〜90℃)の蛍光灯が熱で短命化し年3〜4回の球交換が必要。④脱衣所・洗面所は利用者がいない深夜帯も全灯点灯で電力を無駄遣い。
大浴場・湯船エリア
サウナ室
脱衣所・洗面エリア
受付・休憩スペース
| ゾーン | 旧設備(W) | LED換装後(W実効) | 削減率 |
|---|---|---|---|
| Zone A 大浴場(白熱球+蛍光灯) | 2,100 | 640 | −70% |
| Zone B サウナ室 | 160 | 72 | −55% |
| Zone C 脱衣所(PIR込) | 640 | 200 | −69% |
| Zone D 受付・休憩 | 1,000 | 240 | −76% |
| 合計 | 3,900W | 1,152W実効 | −70% |
年間コスト試算(電気代27円/kWh・14h営業・365日)
- 旧設備年間電気代:3,900W × 14h × 365日 × 27円 ÷ 1,000 = 約54万円
- LED換装後年間電気代:1,152W × 14h × 365日 × 27円 ÷ 1,000 = 約16万円
- 年間削減額:約38万円
- 施工費:100万円(税別)
- 投資回収期間:100万円 ÷ 38万円 = 約2.6年
IP65耐水で大浴場の高湿度・塩素蒸気に対応
大浴場は常時湿度90%以上・入浴剤・塩素消毒薬の蒸気が充満する過酷環境。IP65等級(防塵完全保護+あらゆる方向からの放水に耐える)のCOBテープを採用し、結露・水蒸気侵入による腐食・漏電・点灯不良を根本から排除。蛍光灯時代の「年1〜2回の器具交換」を不要化。
耐熱IP54でサウナ室の80〜90℃に対応
一般のLED・蛍光灯は高温環境(80℃以上)で急速に寿命が短縮する。サウナ専用の耐熱COBモジュール(動作温度上限105℃)を採用し、一般環境と同等の設計寿命を確保。年3〜4回の球交換コスト(出張費・ランプ代・高温作業手当)を完全ゼロ化。
3000K電球色で白熱球の「温泉らしさ」を再現
白熱球の暖かみある光(2700〜3000K)は温泉・銭湯の雰囲気に不可欠。高演色Ra85のCOB LEDを3000Kで採用することで、白熱球を超える演色性を持ちながら消費電力を70%削減。「蛍光灯に変えたら温泉らしくない」という顧客クレームを防止し、集客力を維持。
PIR人感センサーで深夜の脱衣所電力をゼロ化
深夜帯(終業後〜清掃時間帯)の脱衣所は無人でも全灯点灯していた。PIR人感センサーにより「利用者・清掃員が近づいた時のみ点灯」とし、稼働率50%換算で実効消費200Wに削減(旧640W比−69%)。脱衣所全体の年間電気代節約分だけで施工費の一部を回収。
白熱球の球切れゼロ化でメンテナンスコスト削減
白熱球の寿命は1,000〜2,000時間(14h営業なら3〜5ヶ月)で、大浴場20灯の年間交換回数は40〜80回。LEDの設計寿命40,000時間(14h営業で約8年)への換装で、球交換・高所作業・器具洗浄の頻度を大幅削減。電気代削減と合算したTCO(総保有コスト)はさらに優れる。
3ゾーン色温度分けで空間の「役割」を演出
大浴場・受付は3000Kの電球色でくつろぎ感、サウナは4000Kの昼白色で「整い」後の清潔感・覚醒感、脱衣所は3500Kの温白色でバランスを確保。色温度の統一ではなくゾーン別最適化により、入浴体験全体の品質向上を図る。
消費電力:3,900W → 1,152W実効(−70%)
年間電気代:54万円 → 16万円(年間38万円削減)
施工費:100万円(税別・撤去処分・配線・防水処理込み)
投資回収:2.6年
CO₂削減:約7.5トン/年(電力CO₂係数0.49kg-CO₂/kWh換算)
白熱球からLEDへの換装が含まれるケースは省エネ率が特に高くなる傾向がある。白熱球60Wは100Wに対してLED換装後のCOBテープ(平均8W相当/m)への移行で約90%超の削減になるゾーンもある。温浴施設は年間営業時間が長い(14h×365日=5,110時間)ため、省エネ率が高いほど投資回収が早い傾向にある。
防水・耐熱・PIRの3機能を組み合わせた施工により、電気代削減だけでなくメンテナンスコストの大幅削減も同時に実現できた事例。
IP等級の選択:大浴場・シャワー室はIP65以上、脱衣所・洗面はIP44、サウナは耐熱仕様(動作温度上限明記品)を必ず確認。「防水」と記載があっても等級が低いと数年で故障する事例が多い。製品仕様書でIP番号と動作温度範囲を数字で確認すること。
色温度の選択:温浴施設では3000K電球色が支持されるが、施設コンセプト(高級旅館風・スポーツ銭湯風・健康施設風)によって2700〜4000Kの幅がある。既存の白熱球が人気だった場合は3000〜3200Kが自然な移行先。
防腐食コーティング:塩素消毒薬・入浴剤の蒸気は金属部品の腐食を促進。LEDドライバーや接続端子に防腐食コーティングが施された製品を選定し、器具ごとゴムパッキンで密閉する施工を行うことが重要。
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