施工事例 B-118

神社・仏閣・寺院 LED照明施工事例
Ra90高演色・2700K和の雰囲気・87%省エネ・年間43万円削減・投資回収1.9年

本殿・境内400㎡・4ゾーン構成 / 白熱球100W×20灯+水銀灯 → Ra90高演色COB LED全換装

87%
省エネ率
43万円
年間電気代削減
1.9
投資回収期間
80万円
施工費(税別)
施設概要と課題

対象施設は創建300年の地域氏神社(本殿・拝殿・境内総面積400㎡)。初詣・七五三・祭礼行事で年間延べ5万人以上が参拝する中規模神社。境内の夜間ライトアップは地域の夜景スポットとしても定着。1日平均10時間・年間365日通電。

既設照明は本殿・拝殿に白熱球100W×20灯+HF蛍光灯40W×10灯(合計2,400W)、参道・外灯に水銀灯200W×6灯(1,200W)、社務所・授与所に蛍光灯40W×10灯+白熱球60W×10灯(1,000W)、手水舎・境内の小型灯に白熱球40W×10灯(400W)を設置。合計消費電力5,000W・年間電気代約49万円(電気代27円/kWh・10h換算)。

課題は3点。①白熱球の球切れが頻発(特に高所・屋根裏への架設球は年複数回)。②水銀灯の製造禁止規制対応(参道外灯の代替球が入手困難)。③神職・氏子から「電気代が高い、でも和の雰囲気を壊したくない」という要望への対応。

4ゾーン別照明設計
Zone A

本殿・拝殿

色温度:2700K(電球色・荘厳な和の雰囲気) 演色性:Ra90(木材・漆器・彫刻の色を忠実に) 特性:調光対応(参拝時↑・通常時↓) 仕様:COB6W/m×40m=240W 旧設備:白熱球100W×20灯+HF40W×10灯 → 2,400W
240W(旧比−90%)
Zone B

参道・外灯

色温度:2700K(電球色・幽玄な夜の参道) 演色性:Ra85 特性:IP65防塵防水 / PIR人感センサー 仕様:COB8W/m×60m / PIR稼働率40% 旧設備:水銀灯200W×6灯 → 1,200W
192W実効(旧比−84%)
Zone C

社務所・授与所

色温度:3000K(温白色・参拝者対応業務) 演色性:Ra85 仕様:COB8W/m×20m=160W 旧設備:蛍光灯40W×10灯+白熱球60W×10 → 1,000W
160W(旧比−84%)
Zone D

手水舎・境内灯

色温度:2700K(電球色・和の統一感) 演色性:Ra85 特性:IP65防水 / PIR人感センサー 仕様:COB6W/m×20m / PIR稼働率35% 旧設備:白熱球40W×10灯 → 400W
42W実効(旧比−89%)
消費電力・コスト比較
ゾーン 旧設備(W) LED換装後(W実効) 削減率
Zone A 本殿・拝殿(白熱球+蛍光灯)2,400240−90%
Zone B 参道・外灯(PIR込)1,200192−84%
Zone C 社務所・授与所1,000160−84%
Zone D 手水舎・境内灯(PIR込)40042−89%
合計5,000W634W実効−87%

年間コスト試算(電気代27円/kWh・10h通電・365日)

  • 旧設備年間電気代:5,000W × 10h × 365日 × 27円 ÷ 1,000 = 約49万円
  • LED換装後年間電気代:634W × 10h × 365日 × 27円 ÷ 1,000 = 約6万円
  • 年間削減額:約43万円
  • 施工費:80万円(税別)
  • 投資回収期間:80万円 ÷ 43万円 = 約1.9年
神社・仏閣特有の照明課題と解決策
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Ra90高演色で木材・漆器・彫刻の美を忠実に再現

本殿・拝殿の建築美(欄間彫刻・木鼻・斗組・漆塗り)は、演色性が低い光源では本来の色彩が失われる。Ra90以上の高演色COBテープを採用することで、白熱球時代と遜色ない木材の温かみ・漆の光沢・金具の輝きを再現。文化財的価値の高い社殿の美観を損なわず省エネを達成。

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2700K電球色で白熱球の「和の荘厳さ」を継承

日本の神社・仏閣の夜間照明は「炎や行灯の延長」として2700〜3000Kの電球色が最も適合する。白熱球から3000K以上の昼白色LEDへ切り替えた際の「蛍光灯感」「安っぽさ」の問題を、2700K電球色COBテープで解消。「省エネしたが雰囲気が変わった」という氏子からのクレームを防止。

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IP65防水で参道・手水舎の雨天対応

参道外灯・手水舎は降雨・積雪・結露の常時暴露環境。IP65等級(防塵完全保護+あらゆる方向からの放水耐性)のCOBテープで腐食・漏電リスクを排除。水銀灯代替として参道の雰囲気を維持しながら、球交換のための高所・屋外作業コストをゼロ化。

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PIR人感センサーで深夜の参道・境内電力を削減

深夜帯は参拝者がほぼゼロの時間帯でも参道外灯・境内灯が全灯点灯していた。PIR人感センサーにより「参拝者・巡回警備員が接近したときのみ点灯」とし、稼働率35〜40%換算で大幅削減。参道Zone Bの実効消費192W(旧1,200W)・境内Zone Dの42W(旧400W)を達成。

白熱球90%削減で球切れメンテナンスをゼロ化

白熱球100Wの寿命は1,000〜1,500時間(10h通電で100〜150日)。本殿20灯の年間交換頻度は2〜4回で、高所・屋根裏架設のため高所作業費・足場代が毎回発生していた。LEDの設計寿命40,000時間(10h通電で11年)への換装で年間の球交換コスト・高所作業費用を全廃。

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調光対応で行事・祭礼の演出を自由に制御

初詣・大祭・七五三など特別行事では通常より明るく演出し、普段の早朝・深夜は抑えた灯りで荘厳さを演出する。調光対応のCOBドライバーを採用することで、行事の種類・時間帯・天候に応じた照明演出が可能。照度変化による電力調整も合わせて省エネ効果を上乗せ。

LED換装後の実績サマリ
施工前後の主要指標比較

消費電力:5,000W → 634W実効(−87%
年間電気代:49万円 → 6万円(年間43万円削減
施工費:80万円(税別・屋外防水工事・撤去廃棄込み)
投資回収:1.9年
CO₂削減:約8.3トン/年(電力CO₂係数0.49kg-CO₂/kWh換算)

白熱球を多数使用している施設は省エネ率が非常に高く(本事例87%)、投資回収も最速のカテゴリに入る。神社・仏閣・寺院は収益性の高い事業体ではないため、電気代削減は直接的な財務改善効果をもたらす。年間43万円の削減は境内整備・修繕費の一部に充当可能。

「和の雰囲気を壊したくない」という懸念は2700K電球色×Ra90の選定で解消。施工後、氏子総代から「以前より本殿が美しく見える、雰囲気も変わらない」との好評を得た。

神社・仏閣・寺院のLED照明選定ポイント

色温度は2700K電球色一択:和の建築・自然素材の美しさを最も引き出すのは2700〜2800K。3000K以上になると「近代的な店舗感」が出てしまい、荘厳な雰囲気を損なうことが多い。サンプル照射での確認を必ず行うこと。

演色性Ra85以上・文化財建築ならRa90以上:漆塗り・金具・彩色彫刻など色彩の重要性が高いエリアはRa90以上を推奨。Ra85では大きな問題はないが、Ra90〜Ra97にすると素材の固有色が際立つ効果がある。

屋外・半屋外はIP65・結露対策必須:神社境内は「完全な屋内」エリアが少なく、軒下・回廊・参道は雨・霧・結露に常時さらされる。IP44では不十分なケースが多く、IP65以上を標準とすることを推奨。

神社・仏閣・寺院の照明改修をご検討中の方へ

2700K電球色・Ra90高演色・IP65防水のCOB LED施工。和の雰囲気を損なわず省エネを実現します。
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