施工概要
複合型ペットショップ(500㎡・犬・猫・小動物・熱帯魚・爬虫類の生体展示+用品売場+トリミングサロン)のLED全面切り替え工事。既存照明は直管蛍光灯の全面設置で、生体コーナーの演色性不足による「実際の毛色・羽色と違う」という返品・クレームが月2件発生していた。特にトリミングサロンでは「カットの仕上がり確認が難しい」という技術者からの不満があった。Ra95以上のCOB LEDテープとフルスペクトル設計で、生体展示品質とスタッフ作業環境を大幅改善した施工データを公開する。
ペットショップLED化 最重要ポイント:Ra95以上の演色性: 犬・猫の毛色、鳥の羽色、魚の体色は品種・個体の選定基準の一つ。Ra80〜85の一般照明では茶系・オレンジ系の再現が不完全で「店頭で見た色と家で見た色が違う」となりやすい。Ra95以上の高演色照明を使うことで実際の体色を正確に表示でき、購入後のクレームを防止できる。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設種別 | 複合型ペットショップ(生体展示+用品+トリミング) |
| 施工面積 | 500㎡(生体展示・用品売場・トリミング室・バックヤード) |
| 工事期間 | 4日間(閉店後の夜間施工) |
| 施工費合計 | 160万円(材料費95万円+工賃65万円) |
| 年間削減額 | 75万円(電力費50万円+ランプ交換25万円) |
| 投資回収 | 2.1年 |
4ゾーン別 施工仕様
生体展示コーナーの照明設計
フルスペクトルLEDとは
一般的なLEDは青色LEDに蛍光体を組み合わせた構造で、自然光と比べると緑〜黄色の波長帯が弱く、赤色の再現が不完全になりやすい。フルスペクトルCOB LEDは、可視光全域(380〜780nm)をバランスよくカバーする設計で、犬・猫・鳥・魚の体色を正確に表示できる。特に犬の茶系毛色・金魚の赤色・ネコの模様は通常照明との見え方の差が大きい。
生体へのフリッカーストレス
犬・猫はヒトより高いフリッカー感知能力(犬80Hz、猫100Hz)を持っているとされる。50/60Hzの蛍光灯フリッカーは生体に継続的な視覚的刺激ストレスを与える可能性があり、展示ケージ内でのペットの落ち着きにくさ・吠え・攻撃性に影響するケースが報告されている。本施工のPWM周波数2,000Hz以上のCOB LEDドライバーはフリッカーフリー設計で、生体への光ストレスを最小化した。
熱帯魚・爬虫類への特別対応
水槽・テラリウムに近い位置のLEDテープは発熱による水温上昇と結露に注意が必要。本施工では水槽エリアのテープをIP44(防滴)仕様とし、アルミチャンネルで水槽上部からの蒸気との接触を防いだ。爬虫類コーナーは UVA 出力の確認が必要なため、生体飼育用の専用UV照明と展示用COB LEDテープを別回路として独立させた。
トリミング室の照明設計
トリミング作業では犬・猫の毛並み・カット仕上がりの確認に高照度(1,000lx以上)と高演色性(Ra95)の両立が必要。5000K昼光色は毛の細かいテクスチャーを視認しやすくし、カット精度向上に貢献する。本施工後、トリミングスタッフから「仕上がりのムラが見つけやすくなった」という評価を得た。
省エネ効果・投資回収計算
| ゾーン | 旧設備電力 | LED電力 | 削減率 | 年間削減kWh |
|---|---|---|---|---|
| Zone A 生体展示コーナー | 3,200W | 1,800W | 44% | 6,132kWh |
| Zone B 用品売場 | 2,400W | 1,200W | 50% | 5,256kWh |
| Zone C トリミング室 | 1,200W | 840W | 30% | 1,577kWh |
| Zone D バックヤード | 1,600W | 800W | 50% | 3,504kWh |
| 合計 | 8,400W | 4,640W | 45% | 16,469kWh |
年間稼働時間: 12時間/日 × 365日 = 4,380時間
電力料金削減: 16,469kWh × 30円 = 494,070円(約50万円)
ランプ交換削減: 約25万円/年(蛍光管定期交換費用)
年間総削減額: 50万円 + 25万円 = 約75万円/年
施工費160万円 ÷ 75万円 = 投資回収2.1年
ペットショップのLED化 お問い合わせ
Ra95以上の高演色フルスペクトルで生体の毛色・体色を正確表示。フリッカーフリーで生体ストレスを低減。ペットショップの展示品質向上と省エネを両立するCOB LEDソリューションをご提案します。見積・現地調査は無料です。
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