施工事例 #166|オフィスビル

オフィスビル LED照明施工事例
執務室Ra90/500lx・UGR19以下・54%省エネ・年間210万円削減

グレアと照度不足による眼精疲労・生産性低下を解消し、ビル全体の電気代を大幅削減した3,500㎡オフィスビルの施工事例

54%
省エネ率
210万円
年間削減額
3.1年
投資回収期間
3,500㎡
施工面積

オフィスビルの照明が抱える2大問題

放置すると生産性低下・コスト増が続く照明課題
  • グレア過多(UGR19超え)・照度不足(500lx未満):執務室でPCモニターへの映り込みや天井からの直接グレアが生じると眼精疲労・頭痛が増加し、従業員の集中力・生産性が低下。長期化すると欠勤率・離職率にも影響する
  • 色温度・演色指数の不適切な設定:Ra80以下の照明では書類・資料の細部が読み取りにくく、低色温度(3000K以下)の執務室は覚醒度が下がり午後の作業効率が落ちる
  • 蛍光灯・水銀灯の高ランニングコスト:3,500㎡規模のオフィスビルでは年間電気代が400〜500万円規模になることも多く、照明の省エネ化は賃貸収益・運営コストに直結する
  • ランプ交換の管理コスト:フロア数が多いビルでは年間のランプ交換本数が数百本に上り、交換作業の人件費・脚立作業の安全管理コストが積み上がる

施設概要・導入前の状況

対象施設は都市部の5階建て賃貸オフィスビル。執務フロア(各階600㎡×4フロア)・会議室12室・エントランスロビー・廊下・地下駐車場を含む総面積3,500㎡です。

導入前はHf蛍光灯(Hf32W×200台)を全フロアに均一使用。執務室の照度は400〜450lxと基準500lxに届かず、グレアも高く(UGR22〜24)テナント企業から「目が疲れる」というクレームが複数ありました。年間電気代は約390万円で、ランプ交換費用も年間20万円程度かかっていました。

JIS Z 9110 オフィス照明推奨値
  • 執務室・会議室:照度500lx以上・UGR19以下・Ra80以上
  • 廊下・エントランス:照度100〜200lx
  • PC作業が多いフロア:グレア対策(UGR19以下)と映り込み防止が特に重要

5ゾーン別LED照明設計

ゾーン仕様器具目的
執務フロア 5000K / Ra90 / 500lx均一 / UGR<19 グレアレスLEDパネル45W×80台(4フロア計) PC作業・文書作業の生産性向上・眼精疲労軽減
会議室(12室) 5000K / Ra90 / 500lx / 調光対応 調光対応LEDダウンライト25W×48台 プレゼン・WEB会議に対応した調光制御
エントランスロビー 3000K / Ra90 / 300lx / 演出照明 高演色ダウンライト20W×16台 / スポット10W×8台 来訪者への第一印象・ビルのブランドイメージ向上
廊下・階段・トイレ 5000K / Ra80 / 200lx / PIRセンサー 直管LED20W×40台 / PIRセンサー×20台 人感センサーによる自動節電・安全照明確保
地下駐車場 5000K / Ra80 / IP65 / PIRセンサー 防水ベースライト40W×30台 / PIRセンサー 防水対応・車両通過時のみ全点灯・深夜節電

導入後の効果

54%
省エネ率(旧蛍光灯比)
210万円
年間電気代削減額
3.1年
投資回収期間
UGR17
執務室グレア値(基準19以下達成)
500lx
執務フロア均一照度達成
0本
ランプ交換(導入後1年)

執務フロアのグレアがUGR22〜24からUGR17に改善し、テナント企業からの「目が疲れる」クレームが解消されました。PIRセンサー導入により廊下・駐車場の待機電力が削減され、電気代は旧来の390万円から180万円(210万円削減)に低下。LEDの長寿命化でランプ交換作業も不要となり、管理コストの大幅削減にもつながりました。

施工の流れ

現地調査・照度・グレア測定:執務フロア全域でUGR・照度を実測。テナントへのヒアリングで照明課題を把握。分電盤容量・配線ルート確認。

照明設計・UGRシミュレーション:DIALuxでUGR19以下・500lx均一を確認。グレアレスパネルのレイアウトを最適化。会議室の調光制御設計。

テナント調整・施工日程策定:各テナント企業と施工日程を調整。週末・祝日を利用したフロア別施工計画を策定(各フロア1日)。

施工(週末集中・4フロア4週間):週末にフロアを順番に施工。既存配線活用で工事時間を最小化(各フロア8時間)。テナントの月曜朝には使用可能な状態に復旧。

完了・電気代モニタリング:導入1ヶ月後に電気明細で削減効果を確認。グレア・照度を再測定しUGR17達成を報告。

よくある質問

Q. オフィスのグレア対策に必要なUGR値はどのくらいですか?
JIS Z 9110ではオフィス執務室・会議室のUGR推奨値を19以下としています。UGR19超えの照明環境では眼精疲労・集中力低下が生じやすくなります。PC作業が多いフロアでは特にグレアレスパネル(拡散型)を選定し、モニターへの映り込みも防ぐことが重要です。
Q. テナント入居中でも施工はできますか?
週末・祝日を利用したフロア別施工で、テナントの営業日に影響を与えない施工計画が可能です。各フロアの施工は通常8〜10時間で完了し、月曜朝には通常通り使用できます。施工計画はテナント企業と事前に調整します。
Q. 会議室の調光制御はどのような方式を使いますか?
調光スイッチ(壁面)による手動調光が最もシンプルで費用対効果が高いです。予算・ニーズに応じてスマートフォン連携・人感センサー連動・スケジュール制御なども選択できます。ビデオ会議・プレゼンで照度を落としたい場面に対応できます。
Q. ビルオーナーとテナントで工事費を分担できますか?
一般的には共用部(廊下・エントランス・駐車場)はビルオーナー負担、テナント専用部は各テナント負担というケースが多いです。ビルオーナーが一括で整備し、費用の一部をリース・費用負担特約で処理する事例もあります。詳しくはご相談ください。

オフィスビルのLED照明をご検討の方へ

UGR・照度測定・グレアレス設計・省エネ試算まで無料でご相談を承ります。
週末施工・テナント在居中の分割施工プランもご用意しています。

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