ライブハウス 照明ガイド

ライブハウス LED照明事例
ステージ照度500lx・フリッカーレス
暗転対応調光・省エネ55%

ステージ演出と客席安全を両立するLED照明設計をライブハウス経営者向けに解説

500〜1000
ステージ 推奨照度(lx)
1%未満
フリッカー率(動画撮影対応)
20〜50
客席フロア 最低確保照度(lx)
55%
蛍光灯比 省エネ削減
⚠ ライブハウスで旧来の照明を使い続けるリスク
  • PWM調光型の低品質LEDはフリッカーが発生し、スマートフォン・カメラで撮影した映像に縞ノイズが写り込む
  • 蛍光灯はインバーター周波数(50/60Hz)でフリッカーが生じ、長時間の観客・演奏者の眼精疲労を増大させる
  • ステージと客席で同一回路を使うと暗転演出ができず、転倒リスクも伴う安全上の問題が生じる
  • 熱を持つハロゲン・白熱灯はステージ上の温度を上昇させ、演奏者の体調管理と楽器コンディションに悪影響を与える

エリア別 推奨照明スペック

ステージ(演奏エリア)
照度: 500〜1000 lx
色温度: 2700〜6500K(調色)
Ra値: Ra90以上
フリッカー: 1%未満必須
動画撮影を考慮しフリッカーレス品を必ず選定
客席フロア
照度: 20〜50 lx
色温度: 2700〜3000K
Ra値: Ra80以上
調光: 10〜100% 必須
暗転中も足元20lxを独立回路で確保
バーカウンター
照度: 300〜500 lx
色温度: 3000〜4000K
Ra値: Ra85以上
演出: バック棚LED演出可
ライブ中でも安全にドリンク提供できる独立回路
入口・ロビー
照度: 150〜300 lx
色温度: 3000K
Ra値: Ra80
安全: 段差・誘導灯との連携
入退場時の安全確保と演出ムード設定
フリッカーと動画撮影の関係
スマートフォンのカメラは通常1/60〜1/120秒のシャッタースピードで録画します。PWM調光LEDが低い周波数(例:200〜400Hz)でフリッカーすると、撮影フレームレートと干渉して縞模様が映り込みます。フリッカー率1%未満・高周波PWM(1kHz以上)または直流(DC)駆動のLEDを選ぶとこの問題を回避できます。

光源タイプ別 ライブハウス適性比較

光源タイプフリッカーリスク調光範囲演色性発熱判定
蛍光灯(既設)高(50/60Hzフリッカー)不可(要専用器具)Ra70〜80非推奨
ハロゲン・白熱灯低(連続発光)可(電圧調整)Ra100高(ステージ昇温)非推奨
LED(低品質・低周波PWM)高(縞ノイズ)可(範囲狭い)Ra75〜80非推奨
LED(高周波PWM・フリッカーレス)低(1%未満)1〜100%Ra90以上推奨
LEDテープ(間接照明・DC駆動)最低(DC連続)PWM調光可Ra90〜95最低推奨

ライブハウス向け LEDスペック選定基準

フリッカー率
1%未満
スマートフォン・一眼カメラでのライブ映像に縞が入らないための必須基準。フリッカーインデックス0.1以下の製品を選ぶ
ステージ照度
500〜1000lx
演奏者の表情・楽器・演出が鮮明に見える照度レンジ。出力調整可能な器具で本番に合わせてチューニング
演色性
Ra90以上
衣装・肌色・楽器の色が忠実に再現される演色性。映像収録用途ではRa95以上が推奨される
調光範囲
1〜100%
暗転(ほぼゼロ)から最大照度までをスムーズに制御。DMX対応器具を選ぶと照明コントローラーで一括管理が可能

LED照明 導入 4ステップ

1
ステージ・客席・カウンターを独立回路で設計する
ライブ中の暗転演出・ドリンク提供・非常灯を互いに干渉させないために、最低3系統の独立回路を確保します。各回路に個別の調光器を設置し、照明卓または簡易DMXコントローラーで一括制御できる構成が理想です
2
フリッカーレス品を仕様書で確認して選定する
製品カタログ・技術資料に「フリッカー率○%」「フリッカーインデックス○」の記載があるものを選びます。記載がない製品はフリッカーテスターや高速カメラ撮影で実測確認してから採用判断してください
3
ステージ前面にLEDウォッシュライト・テープを組み合わせる
天井ダウンライトだけではステージに影ができやすいため、フロントライト(前面照射)とサイドライトを組み合わせます。ステージ前縁にLEDテープを仕込むと床面の演出と照度補完を同時に実現できます
4
実際のセットリストを想定してリハーサルで照度・演出を最終確認する
施工後は照明担当者と演奏者が立ち会い、暗転シーン・最大照度シーン・調色切り替えシーンを実際に動かして確認します。スマートフォンで動画を撮ってフリッカーがないかも必ずチェックしてください

省エネ試算

蛍光灯→LED 切り替えシミュレーション(ライブハウス キャパ100名・器具36灯)

現状:蛍光灯 40W × 36灯1,440W / 1日8時間 / 月22日
LED後:LED 18W × 36灯(フリッカーレス調光)648W / 1日8時間 / 月22日(最大時)
月間消費電力削減1,440W→648W → 月139kWh削減(55%減)
月間電気代削減(27円/kWh)約3,753円削減(調光使用時はさらに節約)
年間削減額約45,000円(調光込みで最大65,000円超)
LED器具費用(36灯)約108,000〜180,000円
投資回収期間約2〜4年

※ 電力単価27円/kWh・施工費除く概算。稼働時間・調光使用率により変動します

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よくある質問

ライブハウスのステージ照明にLEDを使うとフリッカーが問題になりますか?
PWM(パルス幅変調)方式の低品質LEDはフリッカーが発生しやすく、スマートフォンや一眼カメラで動画撮影すると縞模様が映り込みます。フリッカー率1%未満・フリッカーインデックス0.1以下の製品を選ぶことで、ライブ映像撮影時の縞ノイズを防げます。調光時もフリッカーが出ない高周波PWMドライバー搭載製品を選ぶのがポイントです。
ライブハウスの客席とステージで照明回路を分ける必要がありますか?
ステージと客席は必ず別回路にすることを強く推奨します。暗転演出でステージをゼロにする際に客席まで暗くなると転倒・事故のリスクが高まります。客席フロアは最低20lxの足元照明を常時確保し、ステージ回路とは独立して制御できる設計が安全管理の基本です。バーカウンターも独立回路にすると、ライブ中でもドリンク提供が安全に行えます。
ライブハウスの舞台袖・バックステージにはどのLEDが適していますか?
舞台袖は演奏者の移動安全のために100〜150lxを確保しつつ、客席への光漏れを防ぐ遮光対策が必要です。色温度は4000〜5000Kの昼白色が楽器・衣装の確認に適しています。バックステージの作業エリアは500lx程度の明るさを確保します。天井が低い場合はLEDテープ間接照明を壁面に沿って設置すると眩しさなく視認性が確保できます。