施工業者・店舗オーナー向け 選定ガイド

白色テープライト・白色LEDテープ 選び方ガイド
電球色2700K昼光色6500Kの色温度別用途と選定基準

「白色」と表記されたLEDテープでも色温度の違いで空間の印象は全く変わる。間違えると施工後のクレームと交換コストが発生する。色温度5段階の正しい使い分け方を施工業者向けに解説する。

更新日: 2026-05-23 監修: LED PRO SHOP 技術部 対象: 施工業者・店舗オーナー・DIY中〜上級者
⚠ よくある選定ミスと発生するリスク
  • 飲食店・ホテルに昼白色(5000K)を採用したら「病院みたいで落ち着かない」とクレームが来て全交換になった
  • アパレル店舗に電球色(2700K)を採用したら商品の色が黄味がかって見えブランドイメージと合わないと言われた
  • 精肉コーナーに昼光色(6500K)を採用したら肉の赤みが白っぽく見えて鮮度が低く見えた
  • 「白色」と書いてある製品を注文したら想定と違う色温度(4000Kを注文したつもりが6500Kが届いた)だった

1. 白色LEDの色温度 5段階と見え方の違い

「白色テープライト」は色温度(K:ケルビン)によって電球色から昼光色まで大きく異なる。製品購入時は必ず色温度の数値を確認すること。

2700K
電球色
3000K
温白色
3500K
中間色
4000K
白色
5000K
昼白色
6500K
昼光色
色温度 通称 見た目の印象 向いている場所 避けるべき場所
2700K 電球色 オレンジ〜黄白色・温かみが強い ホテル・バー・飲食店・住宅リビング・精肉・鮮魚 オフィス・工場・化粧品陳列・調剤室
3000K 温白色 黄みが薄れ温かみを保つ白 飲食店・ホテルロビー・アパレル・住宅全般 工場・検品台・医療施設
3500K 中間色 温かみと清潔感のバランス 美容室・カウンセリング・化粧品・カフェ 精肉・鮮魚・バー(温かみが弱い)
4000K 白色 やや青みがかった自然な白 オフィス・学校・スーパー・コンビニ バー・高級飲食店・精肉コーナー
5000K 昼白色 昼間の自然光に近い明るい白 工場・調理場・調剤室・検品台・ショールーム 住宅・バー・高級飲食店・飲食店全般
6500K 昼光色 青白い冷たい白 工場・倉庫・駐車場・防犯照明 一般店舗・飲食店・住宅・商品陳列

2. 業種・用途別 色温度推奨

🍽️
飲食店・カフェ・バー
温かみのある空間が食欲を促進。青白い照明は料理の色を損ない食欲が下がる。居酒屋・バーは2700K、カフェは3000〜3500Kが標準。
推奨: 2700〜3000K / Ra90以上
🏨
ホテル・旅館・ゲストハウス
客室・ロビーは落ち着いた温かみが求められる。客室は2700K、ロビーは3000K、廊下・エントランスは3000〜3500Kが標準。
推奨: 2700〜3000K / Ra90以上
👗
アパレル・ファッション
衣類の色を自然に見せるには3000〜3500Kが最適。電球色(2700K)では黄みがかって色が変わって見える。Ra90以上必須。
推奨: 3000〜3500K / Ra90以上
💊
ドラッグストア・調剤室
化粧品陳列は3500K・調剤室は5000K/Ra90/800lx以上が必要。調剤室の照度不足・低演色は薬品識別ミスにつながる。
推奨: 化粧品3500K・調剤室5000K / Ra90
🏭
工場・作業場・検品台
作業効率・安全のため高照度・高色温度が必要。一般作業4000〜5000K、精密作業・検品台は5000〜6500K・Ra90以上推奨。
推奨: 4000〜5000K / Ra90以上(検品5000〜6500K)
🏠
住宅・間接照明
リビング・寝室の間接照明は2700〜3000Kが標準。書斎・キッチン・洗面台は3500〜4000Kで作業性も確保。
推奨: リビング2700〜3000K・書斎3500〜4000K

3. 色温度 × 演色性(Ra)の組み合わせ基準

色温度の選定に加え、演色性(Ra値)の選定も施工品質を左右する重要な指標だ。色温度が正しくてもRa値が低いと色の見え方が損なわれる。

用途 推奨色温度 最低Ra値 理由
一般照明・通路・廊下 3000〜4000K Ra80 色識別が求められない汎用照明
飲食店・ホテル客室 2700〜3000K Ra90 料理・空間の色が正確に見える必要あり
アパレル・ジュエリー 3000〜3500K Ra90〜95 商品の素材感・色を正確に表現するため
化粧品・美容室・メイクルーム 3500〜5000K Ra95〜97 肌色・ヘアカラーの正確な確認が必要
精肉・鮮魚・食品陳列 2700〜3000K Ra90 食品の鮮度色・赤みを正確に表現するため
検品台・調剤室・手術室 5000〜6500K Ra90以上 細部・色識別の正確性が安全に直結

4. 購入前チェックリスト

  • 施工場所の用途(くつろぎ系か作業系か)を先に確認してから色温度を決める
  • 製品の「色温度」欄で具体的なK値(例: 2700K・3000K・5000K)を必ず確認する(「電球色」「白色」の表示だけでは不十分)
  • 商品陳列・飲食・ホテル用途はRa90以上の製品を選ぶ
  • サンプルを施工現場で実際に点灯して確認してから大量発注する(色温度の見え方は空間ごとに異なる)
  • 調光器を使う場合はPWM対応かアナログ調光かを製品仕様で確認する(非対応品はちらつきが出る)
  • COBテープとSMDテープの違いを確認する(COBは均一な発光・SMDは粒感あり)
  • 電源の電圧(DC12V/DC24V)とテープの対応電圧が一致しているか確認する

5. よくある質問

電球色と白色の違いは何ですか?
色温度の違いです。電球色は2700〜3000K(黄色みが強く温かみのある色)、白色(昼白色)は4000〜5000K(中間色〜青白い色)です。住宅・飲食店・リラクゼーション系は電球色、オフィス・工場・調理場は白色(昼白色)が向いています。
間接照明に向いている色温度は何Kですか?
落ち着いたくつろぎ空間の間接照明には2700〜3000K(電球色)が最も向いています。ホテルのロビー・バー・飲食店の間接照明では2700〜3000Kが標準です。住宅の間接照明も3000K以下が基本で、3500K以上では白っぽく見えて落ち着きが出にくくなります。
店舗の商品照明に適した色温度はどれですか?
商品の種類によって異なります。アパレル・ジュエリー・美術品はRa90以上+3000〜3500K(自然に商品の色が映える)、食品・精肉・鮮魚は2700〜3000K(食欲をそそる温暖色)、化粧品・ドラッグストアは3500〜4000K(肌色が正確に見える中間色)が適しています。
白色テープライトで演色性(Ra)はどれくらい必要ですか?
用途によって異なります。一般照明・通路・廊下はRa80以上で十分です。店舗の商品陳列・飲食・ホテルはRa90以上推奨、ジュエリー・美容・アート系はRa95以上が理想です。Ra80以下の製品を商品照明に使うと色再現性が低く「実物と違う」と感じる顧客が増えます。

白色テープライトの在庫確認・選定相談はこちら

業務用白色テープライト(COB・SMD・Ra90以上・各色温度対応)を取り揃えています。
施工場所・用途・面積をお伝えいただければ色温度・Ra値・電源容量を含めた最適品をご提案します。

商品ラインナップを確認する