LEDテープの正しいカット・延長・接続方法
完全ガイド|失敗ゼロの手順を解説

技術ガイド 公開日: 2026-05-04 対象: DIY〜施工業者

LEDテープのカット位置の見つけ方

LEDテープはどこでも自由にカットできるわけではありません。基板上に印刷されたカットラインマーク(✂マークや銅パッドの露出部)の位置でのみカットが可能です。ここ以外でカットすると、そのユニットのLEDに電気が届かなくなり点灯しません。

テープ種別カットピッチカット位置の目印
SMDテープ(2835/5050)約33〜50mm✂マーク・銅ランド露出部
COBテープ(当店COB12/COB24)50mm銅パッドマーク(切り込み線)
RGBテープ約50mm✂マーク(4線ランド露出)
シリコンカバー付きカバー取り外し後に確認テープ本体のマークに準じる

⚠ カットラインを外すと点灯しない

カットラインはLEDの最小発光ユニットの境界線です。ライン以外でカットした場合、そのユニット分のLEDが断線状態になり点灯しません。必ずマークを確認してからカットしてください。

必要な工具と手順

用意するもの

カット用

よく切れるハサミまたは精密ニッパー。カッターナイフは基板が歪む可能性があるため非推奨。

接続用(コネクター)

テープ幅に対応した専用コネクター(クリップ式)。幅8mm・10mm・12mmなど規格を確認。

接続用(ハンダ)

60W以上のハンダごて・ヤニ入りハンダ・フラックス。細かい作業のためコテ先は細型推奨。

固定用

テープ裏面の3M両面テープが弱まった場合は補強用両面テープを用意。アルミフレームへの設置はネジ固定が安定。

カット手順(ステップバイステップ)

  1. 電源を切った状態でテープを必要な長さに合わせてカットラインを確認する
  2. カットラインマーク(✂または銅パッド)をハサミの刃が通過するよう位置を合わせる
  3. 一気に直線でカット(迷いなく切ることで断面がきれいに仕上がる)
  4. 断面の銅ランドが両側に出ていることを目視確認する
  5. カット端の被膜(シリコン等)が残っている場合はニッパーで軽く除去して銅を露出させる

延長・接続の方法

方法①:コネクター(クリップ式)— DIY向け

テープのカット端にクリップ式コネクターを差し込むだけで接続できます。ハンダ不要で初心者でも簡単ですが、接触面が小さいため長期設置や振動環境では接触不良が起きることがあります。

用途コネクター種別向き
テープ同士の直線延長直線型(テープtoテープ)同方向
コーナー部分L字型90度曲げ
電源ケーブルとの接続テープtoワイヤー電源線引き出し
RGB(4線)テープ延長4ピン専用コネクター極性順に注意

方法②:ハンダ付け— 恒久設置向け

銅ランドにハンダごてで直接ワイヤーをハンダ付けする方法です。機械的強度・電気的接触ともに最も安定しており、屋外や振動のある環境に適しています。ポイントは「素早く・熱を当てすぎない」こと。LEDチップへの熱ダメージを防ぐため、1箇所あたり2〜3秒以内に完了させます。

  1. ハンダごてを予熱(60W・コテ先は細型)し、ヤニ入りハンダを少量コテ先に乗せる
  2. 銅ランドにフラックスを薄く塗布(酸化除去で接着力UP)
  3. ワイヤーの被覆を5mm剥いてよりをかけ、事前に予備ハンダをつける
  4. テープの銅ランドにコテを当てて1〜2秒温め、ワイヤーを押し当てながらハンダを流す
  5. コテを離してハンダが固まるまで動かさず待つ(約3秒)
  6. 冷えた後にテープを軽く引っ張って接続強度を確認する

⚠ ハンダ付けの失敗例と対策

「コテを長く当てすぎてLEDが死んだ」→ 1箇所2〜3秒以内に。「ハンダが乗らない(玉になる)」→ フラックス不足、銅ランドの酸化をやすりで軽く除去してから再挑戦。「隣のランドとショートした」→ ハンダを盛りすぎ。ハンダ吸い取り線で余分を除去。

よくある失敗と原因一覧

失敗原因対策
カット後に一部点灯しないカットラインを外したマークを必ず確認してからカット
コネクター接続後に点滅・暗い接触不良・コネクターが緩い差し直し、またはハンダに切り替え
延長後に全体が暗くなった電源容量不足電源の出力W数を確認・増設
ハンダが乗らないランドの酸化・フラックス不足やすりで軽く磨き、フラックス塗布
LED1ユニットだけ死んだハンダこて熱ダメージ短時間(2〜3秒)で済ませる
テープが剥がれてくる両面テープの接着不足アルコールで面を脱脂後、強力両面テープ追加

カット済み発注・必要長さで購入可能

当店のCOBテープ・RGBテープは5m巻き・50mmピッチカット対応。必要な本数をご確認ください。

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よくある質問

Q. LEDテープはどこでカットできますか?

基板上に印刷されたカットラインマーク(✂マークや銅パッドの露出部)の位置でのみカット可能です。ライン以外でカットするとそのユニットのLEDが点灯しなくなります。COBテープは50mmピッチでカットマークが入っています。

Q. コネクターとハンダ付け、どちらが良いですか?

DIYや仮設にはコネクター(はんだ不要で簡単)、恒久設置や屋外用途にはハンダ付けが適しています。コネクターは接触不良リスクがわずかにあるため、長期設置や振動環境ではハンダ推奨です。

Q. 延長後に全体が暗くなったのはなぜですか?

電源の容量(W数)不足が最も多い原因です。LEDテープを延長する際は全体の消費電力を再計算し、電源のW数に余裕(80%以下の負荷)があるか確認してください。