延床面積1,500㎡ ビジネスホテル/COB LEDテープ全館導入/Ra90高演色・PWM調光・PIR人感センサー
関東近郊の80室規模ビジネスホテル(延床1,500㎡)において、ロビー・フロント/客室廊下・エレベーターホール/レストラン・朝食会場/バックヤード・スタッフルームの4ゾーンを対象に、COB LEDテープへの全面リニューアルを実施しました。 白熱ダウンライトやHf蛍光灯を中心とした旧照明設備が抱える「電力コストの高止まり」「頻繁な球切れ対応コスト」「ゲスト満足度に直結するロビー・レストランの演色品質不足」という3つの課題を、ゾーン別最適設計で一括解消しました。
| ゾーン | エリア | 旧照明 | COB LED仕様 | 節電効果 |
|---|---|---|---|---|
| Zone A | ロビー・フロント | 白熱ダウン50W×60灯 3,000W |
3000K / Ra90 / 150m 1,500W / PWM300〜500lx |
50%削減 |
| Zone B | 客室廊下・EV ホール | Hf蛍光灯20W×120本 2,400W |
2700K / Ra85 / 200m 2,000W / PIR深夜30%待機 |
最大57%削減 |
| Zone C | レストラン・朝食会場 | 白熱ダウン60W×80灯 4,800W |
2700K / 5000K切替 / Ra90 200m / 2,000W / PWM調光 |
58%削減 |
| Zone D | バックヤード・スタッフルーム | 蛍光灯32W×50本 1,600W |
4000K / Ra85 / 80m 800W / PIR待機20% |
最大75%削減 |
施工面積: 1,500㎡ / COB総延長: 630m / 施工費用: 315万円 / 工期: 8日間(客室稼働維持・深夜施工)
開業から15年が経過し、ロビー・フロントには白熱ダウンライト(50W)60灯が使用されていました。24時間365日稼働するロビーは電力消費量が大きく、年間電気代の主要因となっていました。また白熱球の寿命は約1,000〜2,000時間と短く、月平均3〜5灯の球切れが発生し、フロントスタッフが脚立作業を行う非効率な状態が続いていました。
演色性Ra100の白熱光は色再現性には優れていましたが、黄色味が強く色温度が低い(2,700K未満)ため、フロントデスクの書類確認や顔認証端末の読み取り精度にも影響が出るケースがありました。
客室廊下(各フロア)とエレベーターホールには、Hf蛍光灯20W管が120本設置されていました。深夜0〜6時のチェックイン・チェックアウトがほとんどない時間帯でも廊下を全点灯維持していたため、電力を無駄に消費していました。廊下照明は保安上常時点灯が必要ですが、「人が通るときだけ100%、通過後は30%程度に待機する」PIR連動調光が実現できていませんでした。
80席規模のレストランは朝食(7:00〜10:00)と夕食(18:00〜21:00)の2部制営業。朝食時は明るく活気のある雰囲気、夕食時は落ち着いた上質な空間演出が求められますが、白熱ダウンライト60W固定では色温度の切り替えができず、どの時間帯も同一光環境での提供を余儀なくされていました。食材の発色(鮮魚・サラダ・肉料理)を引き立てる高演色照明への要望も現場スタッフから上がっていました。
ハウスキーピング室・リネン室・スタッフ休憩室・厨房裏通路など、バックヤードは複数の小空間に分断されています。蛍光灯32W×50本が設置されていましたが、スタッフが離れても常時点灯されており、無駄な電力消費が続いていました。また4,000時間程度で球切れする蛍光灯の交換が年2〜3回発生し、業務委託費が累積していました。
導入12ヶ月で球切れ件数0件を達成。旧照明時代は月平均8〜12灯(白熱球・蛍光管合計)の交換が発生し、フロントスタッフが脚立作業を行う安全上のリスクと業務中断が常態化していました。
COB LEDテープの公称寿命50,000時間(24h稼働換算で約5.7年)により、次回の照明交換が必要になるまでの期間に渡り無交換運用を継続。業者呼出1回あたり約3万円の固定コストが年4〜6回発生していたメンテナンス費用が完全ゼロになりました。
ホテルは「覚醒させる空間」と「リラックスさせる空間」が同一建物内に共存します。フロント・朝食会場では5000Kの昼白色で機能性と明るさを、廊下・ロビー夜間は2700〜3000Kの電球色でゲストの睡眠リズムを妨げない設計が必要です。
本施工では色温度を4種類(2700K / 3000K / 4000K / 5000K)使い分け、時間帯と用途に応じて最適な光環境を実現しました。
ホテルは年中無休・24時間稼働が基本です。ロビーは年間8,760時間フル稼働するため、照明の年間電力消費量はオフィスの2.4倍以上になります。また「閉館して交換工事」が行えないホテル特有の事情から、長寿命・無交換の照明は経営上の大きなメリットをもたらします。
COB LEDテープは電球(1,000時間)・蛍光灯(4,000〜12,000時間)と比較して圧倒的な50,000時間寿命を実現。ロビーの24h運用で換算すると約5.7年間の無交換運用が可能です。
廊下・バックヤードはゲストやスタッフが常にいるわけではありません。PIR(パッシブ赤外線)人感センサーと調光コントローラを組み合わせることで、不在時は自動的に20〜30%の待機点灯に落とし、人の検出と同時に100%に復帰します。
ゲストが深夜廊下を通過する際の明るさは2秒以内に立ち上がり、保安灯としての機能を維持しながら無駄な電力消費を最大60%カットします。応答速度の遅い蛍光灯では実現が難しかったこの即応性が、COB LEDの大きな優位点です。
Ra90高演色・フリッカーフリー・24V DC駆動。ホテル・商業施設の高稼働環境での長期信頼性を実証済みの業務用グレード。
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