⚠ フットサル施設の照明で起きやすいリスク
- 照度500lx未満の暗いコートではボール・選手の動体視認性が低下し、競技精度が下がりクレームや利用者離れにつながる
- フリッカーのある旧蛍光灯・HID照明では高速で動くボールが残像で追いにくくなり、プレー品質と安全性が低下する
- 屋内コートでも汗・飛沫・清掃水による高湿度環境に防湿対応でない照明を設置すると腐食・短絡で照明故障が発生し試合・練習が中断する
- 照度ムラが大きいとコーナーとセンターの明暗差が競技に支障をきたし、施設評価が低下する
施設概要
施設種別
屋内フットサルコート
コート数
2面
施工面積
800㎡(コート・ロビー・更衣室含む)
天井高
6.5m(コートエリア)
旧照明
Hf蛍光灯・金属ハライドランプ
工期
3日間(営業中断なし・夜間施工)
エリア別LED設計
| エリア | 推奨照度 | 色温度 | 選定機種・仕様 |
|---|---|---|---|
| コート(競技エリア) | 750lx均一 | 5000K | 高天井用COB LEDハイベイ 150W×12台・フリッカーレス・均一配光 |
| ロビー・受付 | 300lx | 4000K | LEDベースライト 40W・演色Ra85以上 |
| 更衣室・シャワー | 200lx | 3000K | 防湿IP44対応LEDシーリング・結露環境対応 |
| 廊下・通路 | 100lx | 4000K | LEDダウンライト・PIR人感センサー連動 |
設計4つのポイント
POINT 01
フリッカーレス設計
高速カメラ撮影・ライブ配信でもちらつきが映らないフリッカーレスLEDを選定。ボール追跡精度と競技品質を保護。
POINT 02
均一照度750lx
JIS照度基準のフットサルコート750lxを均一配光で達成。コーナーとセンターの明暗差をE均一度0.7以上に設計。
POINT 03
防湿IP44対応(更衣室・シャワー)
汗・水蒸気・清掃水が多い更衣室・シャワーエリアはIP44以上の防湿対応機種を選定し腐食・ショートを防止。
POINT 04
PIR人感センサー節電
廊下・通路・更衣室にPIRセンサーを設置し不使用時は自動消灯。深夜・早朝の待機電力を大幅削減。
コスト比較(年間)
BEFORE|旧蛍光灯・HID
77万円
年間電気代(照明分)
AFTER|LED換装後
37万円
年間電気代(照明分)
| 指標 | 旧照明 | LED換装後 | 改善効果 |
|---|---|---|---|
| 年間電気代(照明) | 77万円 | 37万円 | ▲40万円削減 |
| 電力削減率 | — | — | 52%削減 |
| LED導入費用 | — | 136万円(工事費込) | — |
| 投資回収期間 | — | — | 3.4年 |
| 照明故障件数(年間) | 6件 | 0件 | 故障ゼロ |
| コート照度 | 430lx(ムラあり) | 750lx均一 | +74%向上 |
照明選定チェックリスト
- コートエリア照度750lx以上・均一度E≥0.7を達成できるか(JIS Z 9110準拠)
- フリッカーレス仕様か(高速動体撮影・ライブ配信でのちらつきなし)
- 天井高6m以上に対応した高天井用ハイベイ・ビームアングル設計か
- 更衣室・シャワーエリアはIP44以上の防湿対応か
- 廊下・通路にPIR人感センサーが設置されているか
- 演色性Ra80以上(競技エリアは Ra85以上)か
- 10年保証・メンテナンス体制が整っているか
よくある質問
フットサルコートに必要な照度の基準はありますか?
JIS Z 9110の照度基準では、フットサルコートの競技照度は500〜750lxが推奨されています。公式試合・ライブ配信を行う場合は750lx以上・均一度E≥0.7が望ましく、今回の施工ではこの基準に適合した設計を行いました。
フリッカーレスLEDとは何ですか?なぜフットサルで重要ですか?
フリッカーレスLEDとは電源周波数に起因する光のちらつき(フリッカー)をPWM制御等で抑えたLEDのことです。フットサルのような高速スポーツでは、フリッカーのある照明だとボールが残像で見えにくくなり競技精度が低下します。高速カメラ・スマートフォン撮影でも映像にちらつきが出にくくなるメリットもあります。
施工中はコートを使えなくなりますか?
原則として夜間・閉館後の施工を行うため、日中の営業への影響を最小限に抑えられます。今回の施工例では3日間の夜間作業で完工し、営業中断ゼロを実現しました。エリア分割施工にも対応しています。
更衣室・シャワーエリアはどのLEDを選べばよいですか?
汗・水蒸気・清掃水にさらされる更衣室・シャワーエリアはIP44以上の防湿対応LEDシーリングを選定してください。IP44は「あらゆる方向からの水の飛沫に対して保護」を意味し、高湿度環境での腐食・ショートを防げます。IP20以下の一般照明は腐食・断線リスクがあるため不適です。