アイラッシュサロン 照明選定ガイド

アイラッシュサロン(まつエク)のLED照明
手元照度とグレア対策・色温度の選び方

客は仰向けで目を閉じる——「手元の精密照度」と「天井のまぶしさ対策」を両立させる照明設計が要です

700〜1,000lx
施術部 手元照度
UGR16以下
天井グレア基準
5000K
手元 推奨色温度
100〜200lx
施術中の天井照度
⚠ 天井を一律に明るくする設計は、まつエクサロンでは逆効果です まつエク施術は客が施術ベッドで仰向けになり、目を閉じて1〜2時間過ごします。この姿勢では客の視界の正面に天井がきます。一般的な店舗の感覚で天井に下向きダウンライトを並べると、薄目を開けた瞬間に光源が直接目に入りグレア(まぶしさ)クレームになります。一方で、まぶしさを嫌って全体を暗くすると、今度は施術者がまつ毛の根元(0.1mm単位)を確認できず装着精度が落ちます。「手元は明るく・天井はまぶしくしない」を両立させるのが、まつエクサロン照明設計の最重要ポイントです。

エリア別 照明選定基準

アイラッシュサロンは「施術部の手元」「施術室の天井(アンビエント)」「カウンセリング」「受付・待合」で求められる照明仕様が大きく異なります。とくに施術部は、全般照明ではなく手元を狙うタスクライトで照度を確保する設計が基本です。

👁️
施術部(手元)
照度: 700〜1,000lx Ra: Ra90以上 色温度: 5,000K 方式: タスクライト
🛏️
施術室 天井
照度: 100〜200lx Ra: Ra80以上 色温度: 3,000〜3,500K 必須: 調光・間接光
📋
カウンセリング
照度: 300〜500lx Ra: Ra90以上 色温度: 4,000〜5,000K 用途: 地肌・まつ毛確認
🪞
パウダールーム
照度: 500〜750lx Ra: Ra90以上 色温度: 4,000K 配置: 正面照射
🛋️
受付・待合
照度: 150〜300lx Ra: Ra80以上 色温度: 2,700〜3,000K 雰囲気: リラックス演出
🚶
通路・廊下
照度: 100〜150lx Ra: Ra80以上 色温度: 3,000K 演出: 足元の安全確保

「手元の精密照度」と「天井のグレア対策」を両立させる設計

まつエクサロン照明の核心は、施術者の手元(タスク)と客の視界(天井)を分けて設計することです。明るさの担当を「手元=タスクライト」「全体の雰囲気=調光できる間接照明」に役割分担すると、両者の相反する要求を同時に満たせます。

① 手元はタスクライトで局所的に確保する

まつ毛の根元への装着は0.1〜0.2mm単位の精密作業です。天井の全般照明で施術部を1,000lxまで上げると客がまぶしくなるため、クランプ式LEDアームライトや拡大鏡(ルーペ)一体型ライトで手元のみを狙って照度を確保します。光源が客の目線に直接入らない角度(施術者の頭側・斜め上)からアプローチするのがコツです。

② 天井はグレアの出ない方式を選ぶ

仰向けの客の正面にあたる天井には、直接光源が見えない照明を選びます。下向きベアタイプのLED電球やむき出しのテープライトは避け、拡散カバー付きシーリング・ルーバー付きダウンライト・コーブ照明(建築化照明)など、光源が直視できない方式にします。グレアの指標であるUGRは16以下を目安にしてください。

天井照明の方式グレアまつエク施術室での評価
むき出しLEDテープ・ベア電球✕ 仰向けで直視・まぶしさクレーム
下向きダウンライト(カバーなし)✕ 視界の正面に光源が入る
拡散カバー付きシーリング△ 調光併用なら可
ルーバー付きダウンライト○ 光源が直視されにくい
間接照明(コーブ/コーニス)極小◎ 光源が見えずまぶしさゼロ

③ 天井は必ず調光対応にする

施術中は天井を100〜200lxまで落とし、明るさを手元のタスクライトで補います。カウンセリングや片付け時は400lx前後まで上げたいため、天井照明は調光対応(PWMまたは位相制御)にしておくと運用の幅が広がります。色温度可変(調色)タイプにすれば、施術中は落ち着いた3,000K、清掃時は5,000Kといった切り替えもできます。

色温度(K値)の選び方

色温度はケルビン(K)で表し、数値が低いほど暖色、高いほど寒色になります。まつエクサロンでは「手元の作業性」と「空間のリラックス感」で使い分けます。

2,700K
電球色
受付・待合
リラックス空間
3,000〜3,500K
温白色
施術室の天井
落ち着いた空気
4,000K
白色
カウンセリング
パウダールーム
5,000K
昼白色
施術部の手元
装着精度が上がる

施術部の手元は5,000K前後(昼白色)が最適です。まつ毛・地肌・グルー(接着剤)の境界がくっきり見え、装着位置のズレや余分なグルーの付着を確認しやすくなります。一方で天井のアンビエント光まで5,000Kにすると空間が無機質になり、リラックスできる「サロンらしさ」が損なわれます。天井は3,000〜3,500K、手元は5,000Kという色温度の使い分けが、施術精度とくつろぎを両立させる定番設計です。

アイラッシュサロン 推奨照明スペック

施術部 手元照度
700〜1,000lx
タスクライトで局所確保
施術中 天井照度
100〜200lx
調光で落とす
グレア(UGR)
UGR16以下
仰向けの客のまぶしさ防止
手元 色温度
5,000K
まつ毛・グルーの境界確認
演色性(Ra)
Ra90以上
地肌・まつ毛の状態確認
フリッカー
1%以下
仕上がり写真・目の疲れ対策
天井照明 調光
調光対応
施術/清掃で明るさ可変
天井照明 方式
間接/ルーバー
直接光源が見えない方式

まつエクサロンの照明をLEDで設計する手順

施術ベッドの位置と客の視線方向を確認する

施術ベッドの真上・斜め前方に天井照明があると、仰向けの客の視界に光源が入ります。ベッドレイアウトを先に決め、客の目線の正面となる天井位置を把握してから照明を配置します。

天井はグレアの出ない方式・調光対応で選ぶ

むき出しの光源を避け、間接照明・ルーバー付き・拡散カバー付きを選定。UGR16以下を目安に、施術中100〜200lx/清掃時400lx前後に調整できる調光対応にします。

手元はタスクライトで照度を確保する

クランプ式LEDアーム・拡大鏡一体型ライトなどで施術部に700〜1,000lxを確保。5,000K・Ra90以上・フリッカーフリーを選び、客の目線に入らない角度(頭側・斜め上)から当てます。

カウンセリング・パウダールームを別仕様にする

カウンセリングは地肌・まつ毛を正確に見るため4,000〜5,000K・Ra90以上・300〜500lx。鏡前のパウダールームは正面から500〜750lxで影が出ないように配置します。

実際に仰向けで寝て、まぶしさを確認する

設置後は必ず施術ベッドに仰向けで横たわり、薄目を開けた状態で天井の光源が直接見えないか・まぶしくないかを確認します。気になる場合は拡散カバー追加や調光レベルの再調整を行います。

省エネ試算(個室3ブース規模のアイラッシュサロン)

蛍光灯・白熱タスクライト → LED 切り替えシミュレーション

現在: 蛍光灯40W×8本+白熱タスク60W×3 500W(消費電力)
切替後: LEDベース18W×8本+LEDタスク12W×3 180W(消費電力)
削減電力 320W(64%削減)
月間削減(1日10時間・25日稼働・電気代30円/kWh) 約2,400円/月
年間削減効果 約28,800円/年
概算投資回収期間 3〜5年(補助金活用で短縮可)

※試算値は目安です。実際の電力単価・稼働時間・設備費用によって異なります。

アイラッシュサロン 照明選定チェックリスト

よくある質問(FAQ)

まつエク(アイラッシュ)サロンの手元照度はどのくらい必要ですか?
施術部(まぶた・まつ毛の根元)は700〜1,000lxの精密作業照度が目安です。0.1〜0.2mm単位の接着作業を行うため、一般的な店舗照度(300〜500lx)では不足します。ただし客が仰向けで目を閉じているため、天井の全般照明で明るくするのではなく、手元を狙うタスクライト(クランプ式LED・拡大鏡ライト等)で局所的に照度を確保するのが基本です。
まつエクサロンで客がまぶしいと言うのはなぜですか?対策は?
まつエク施術は客が仰向けでベッドに横たわるため、天井に下向きのダウンライトやベアタイプのLEDがあると視界の正面に光源が入りグレア(まぶしさ)になります。対策は、施術室の天井照明を直接光源が見えない間接照明・ルーバー付き・拡散カバー付きにし、UGR16以下を目安に選ぶこと。さらに天井の全般照明は調光対応にして施術中は100〜200lxまで落とし、明るさは手元のタスクライトで補うと客の不快感を抑えられます。
アイラッシュサロンの照明の色温度は何Kが最適ですか?
施術部の手元は5,000K前後(昼白色)が最適です。まつ毛・地肌・グルー(接着剤)の境界がくっきり見え、装着位置のズレや余分なグルーを確認しやすくなります。一方、カウンセリングは4,000〜5,000Kで地肌やまつ毛の状態を正確に確認し、待合い・受付は2,700〜3,000Kの電球色でリラックスできる空間にすると、施術精度とくつろぎを両立できます。

関連するLED選び方ガイド

高演色・フリッカーフリーLED照明を探す

アイラッシュサロン向けにRa90以上・フリッカーフリー・調光対応の業務用LED照明を取り扱っています

商品ラインナップを見る