施工概要
埼玉県内の中規模家電量販店(売場面積300㎡)にて、既存の直管蛍光灯(FL40W)およびハロゲンスポットからCOB LEDテープへの全面切り替えを実施しました。 家電店では展示商品のカラー再現性・画面の映り込み低減・お客様が長時間滞在しても疲れにくい照度バランスが重要です。 本施工では商品展示フロアに4000K/Ra90を採用し、テレビ・映像機器コーナーでは映像コンテンツとの輝度バランスを考慮した3500K設定としました。
施工のポイント:映像機器コーナーは天井照明の輝度を抑えてテレビ画面の発色を引き立てる3500K設定。商品展示エリアは4000K/Ra90でスマートフォン・パソコン・カメラ等の正確なカラー判断を実現。エントランスは5000K高照度で集客・開放感を演出。バックヤード・倉庫にはPIR人感センサー付きで自動消灯し節電効果を最大化。
ゾーン別施工データ
| ゾーン | エリア | 色温度 | 演色 | 旧設備 | 新設備 | 削減率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Zone A | エントランス・ワゴンセール | 5000K | Ra85 | FL40W×10本 400W | COB12W/m×20m 240W | 40%削減 |
| Zone B | 商品展示メインフロア | 4000K | Ra90 | FL40W×50本+ハロゲン50W×20 3,000W | COB12W/m×120m 1,440W | 52%削減 |
| Zone C | テレビ・映像機器コーナー | 3500K | Ra85 | FL40W×25本 1,000W | COB10W/m×60m 600W | 40%削減 |
| Zone D | バックヤード・倉庫 | 5000K | Ra80 | FL40W×16本 640W | PIR COB8W/m×40m 320W | 50%削減 |
ゾーン別詳細
Zone A — エントランス・ワゴンセール
- 色温度 / 演色
- 5000K / Ra85
- 施工延長
- 20m(天井全面バックライト)
- 消費電力
- 旧400W → 新240W
- 目的
- 入口の明るさ・開放感・通行者への訴求
Zone B — 商品展示メインフロア
- 色温度 / 演色
- 4000K / Ra90
- 施工延長
- 120m(什器上・天井レール)
- 消費電力
- 旧3,000W → 新1,440W
- 目的
- スマホ・PC・カメラの正確なカラー再現・購買意欲向上
Zone C — テレビ・映像機器コーナー
- 色温度 / 演色
- 3500K / Ra85
- 施工延長
- 60m(天井間接・什器後ろ)
- 消費電力
- 旧1,000W → 新600W
- 目的
- テレビ映像との輝度バランス・映り込み最小化
Zone D — バックヤード・倉庫
- 色温度 / 演色
- 5000K / Ra80
- 施工延長
- 40m(PIR人感センサー付き)
- 消費電力
- 旧640W → 新320W(+不在時消灯)
- 目的
- 在庫管理・搬入作業の安全確保・節電の最大化
Before / After 比較
BEFORE(蛍光灯・ハロゲン時代)
5,040W
FL40W×101本相当 + ハロゲン50W×20
• 商品カラーがくすんで見える(Ra60〜70)
• テレビコーナーが天井照明で眩しい
• バックヤードは点けっぱなし
• ランプ交換コスト年間8万円超
AFTER(COB LED)
2,600W
COB LEDテープ合計240m 節電2,440W
• Ra90で商品カラーが鮮明に
• 映像機器コーナーは3500K輝度抑制
• 倉庫はPIRで自動消灯
• ランプ交換ゼロ(寿命50,000h以上)
経済効果の計算
削減電力:5,040W − 2,600W = 2,440W
年間稼働:4,000時間(営業10h/日 × 年間400日相当)
年間節電量:2,440W × 4,000h = 9,760kWh
電気代単価:約25円/kWh(法人向け低圧電力)
年間削減額:9,760kWh × 25円 = 約244,000円(≒24万円)
施工費用:850,000円(部材・施工費込み)
投資回収期間:85万円 ÷ 24万円/年 = 約3.5年
家電量販店のLED導入メリット
- 商品カラーの正確な発色(Ra90):スマートフォンのディスプレイカラー・カメラ外装・白物家電のホワイトニュアンスが正確に見え、お客様の購買決断を後押しします。
- 映像機器コーナーの輝度制御(3500K):天井照明を3500K・低照度に設定することでテレビ画面への映り込みを抑制し、展示映像の発色を最大限に引き出せます。
- エントランス5000K高照度集客:入口を明るく演出することで通行客の入店率が向上。商業施設内の他店舗との差別化にも効果的です。
- PIR人感センサーによる自動節電:バックヤード・倉庫は不在時に自動消灯するため、点けっぱなしのムダをゼロにします。スタッフの消し忘れ管理も不要になります。
- ランプ交換コストゼロ:COB LEDテープは寿命50,000時間以上のため、年間8万円超かかっていた蛍光灯・ハロゲンのランプ交換費が不要になります。
- 熱量の大幅削減:ハロゲン20本分の熱が消えることで夏場の冷房負荷が減少。空調コストの追加削減効果も期待できます。
- フリッカーレスで目に優しい環境:LED化によりチラつきが解消され、長時間滞在するスタッフの目の疲労軽減につながります。
使用製品・仕様
COB LEDテープ(多目的高演色タイプ)
製品タイプ
COB LEDテープライト
Zone A 仕様
5000K / Ra85 / 12W/m
Zone B 仕様
4000K / Ra90 / 12W/m
Zone C 仕様
3500K / Ra85 / 10W/m
Zone D 仕様
5000K / Ra80 / 8W/m + PIR
定格寿命
50,000時間以上
演色指数
Ra80〜Ra90
保証
3年保証
よくあるご質問
Q. テレビ展示コーナーで画面の映り込みを抑えるにはどうすればいいですか?
A. 色温度を3500K以下に落として天井照明の輝度を下げることが基本対策です。さらにLEDテープを什器背面や天井際に設置して直接光がお客様の視野に入らないようにする間接照明設計が効果的です。映り込みが激しい大型テレビほど周辺照明の輝度コントロールが重要です。
Q. スマートフォン・カメラコーナーに何Kが適していますか?
A. 3500K〜4000Kがスタンダードです。演色指数Ra90以上と組み合わせることで、本体カラー・ディスプレイ発色・金属筐体の質感を正確に見せることができます。5000Kは白すぎて金属やプラスチックの素材感がフラットに見えることがあるため、商品展示には4000Kが最も汎用性が高いです。
Q. 大規模店舗での施工期間はどのくらいですか?
A. 300㎡規模で営業しながらの夜間施工の場合、標準的には5〜7営業日(深夜作業)が目安です。閉店後から開店前の限られた時間での施工となるため、ゾーン分割で段階的に進めることが多く、お客様に施工期間の影響を最小限に抑えられます。
Q. 既存の照明器具の配線をそのまま使えますか?
A. 既存の直管蛍光灯の安定器配線は多くの場合そのまま活用できます。ただしハロゲン専用トランス回路からの切り替えはLED対応電源アダプターへの交換が必要です。現地調査でお見積もり段階に配線状況を確認させていただきます。
Q. LED化後に演色性が高いのに暗く感じることはありませんか?
A. COB LEDテープは均一面発光のため、点光源のハロゲンと比べて「明るさのムラ」が少なく全体として均一に明るく感じられます。照度(ルクス値)も既存設備と同等以上を維持できるよう設計しますのでご安心ください。
家電量販店のLED化をご検討の方へ
商品展示演色・映像機器コーナー輝度設定・省エネ効果のシミュレーションを無料でご提案します。
現地調査から施工・アフターフォローまでワンストップで対応いたします。
※ お見積もり・現地調査は無料です。お気軽にご相談ください。