施工事例 B-127

自動車教習所 LED照明施工事例
フリッカーレス・高天井対応・水銀灯規制対応
58%省エネ・年間32万円削減・投資回収3.3年

対象施設規模: 900㎡ / 導入製品: COBライナー・COBテープ / 公開日: 2026-05-01
58%
消費電力削減率
32万
年間電気代削減
3.3年
投資回収期間
105万
施工費(税別)
Ra85
演色性(教室・車庫)
900㎡
施工面積

施設概要と照明課題

自動車教習所は、学科教室・技能指導室・車両整備車庫・受付ロビー・屋外待合などの多様なゾーンで構成される。特に学科教室では長時間のビデオ教材視聴があり、フリッカー(ちらつき)が眼精疲労・集中力低下を引き起こすことが問題となっていた。車庫は高天井6m以上に水銀灯を設置していたが、2020年の水銀灯製造禁止規制以降は代替品調達が困難になっており、LED化が急務だった。

本事例では、学科教室にフリッカーレスCOBテープ、車庫にCOBライナー、廊下・屋外待合にPIR人感センサー付きCOBテープを採用し、施設全体で58%の省エネを実現した。

ゾーン別 LED設計

ZONE A
学科教室(180㎡)
製品: フリッカーレスCOBテープ 8W/m × 80m
消費電力: 640W(旧: Hf40W×30本=1,200W)
演色性: Ra85 / 色温度: 5000K(昼光色)
特徴: フリッカーレス設計で長時間視聴の眼精疲労を軽減。映像教材・板書の視認性向上。
省エネ: 47%削減
ZONE B
車両整備車庫・高天井エリア(350㎡)
製品: COBライナー 150W × 8灯
消費電力: 1,200W(旧: 水銀灯400W×8=3,200W)
演色性: Ra85 / 色温度: 5000K(昼光色)
特徴: 高天井6m対応・広角配光で車両整備の作業精度向上。水銀灯規制対応完了。
省エネ: 63%削減
ZONE C
受付ロビー・待合室(200㎡)
製品: COBテープ 8W/m × 60m
消費電力: 480W(旧: FL40W×20本=800W)
演色性: Ra85 / 色温度: 3000K(電球色)
特徴: 電球色3000Kで緊張を緩和し待合空間をリラックス仕様に。蛍光灯廃止完了。
省エネ: 40%削減
ZONE D
廊下・屋外待合(PIR節電)
製品: COBテープ 6W/m × 55m(PIR人感センサー制御)
消費電力実効: 99W(旧: FL20W×25本=500W)
演色性: Ra80 / 色温度: 4000K(中白色)
特徴: PIRで人がいない時間帯に自動消灯。廊下の点灯時間が全体の40%程度のため実効消費を大幅削減。
省エネ: 80%削減(実効)

消費電力・コスト削減 比較表

ゾーン旧照明(消費電力)新LED(消費電力)削減率
Zone A 学科教室1,200W(Hf40W×30)640W(COBテープ 8W/m×80m)47%
Zone B 車庫・高天井3,200W(水銀灯400W×8)1,200W(COBライナー150W×8)63%
Zone C 受付・待合800W(FL40W×20)480W(COBテープ 8W/m×60m)40%
Zone D 廊下・屋外(PIR)500W(FL20W×25)99W実効(COBテープ 6W/m×55m)80%
合計5,700W2,419W実効58%削減

投資回収シミュレーション

採用製品の選定理由

学科教室: フリッカーレスCOBテープ 8W/m(Ra85 / 5000K)

フリッカーレス設計はPWM(パルス幅変調)ではなくアナログ定電流回路で発光するため、ストロボ現象・ちらつきが発生しない。長時間の学科授業・映像視聴環境に必須で、眼精疲労を大幅に軽減する。5000K昼光色は覚醒効果が高く、集中力維持に適している。

車庫: COBライナー 150W(Ra85 / 5000K)

天井高6m以上の車庫には、高輝度・広角配光のCOBライナーが最適。1灯あたりの光束が大きく、少灯数で均一な照度を実現できる。水銀灯400Wから150Wへの交換により、同等以上の明るさを63%の省エネで達成。2020年以降、水銀灯の代替品としてLEDライナーは事実上の標準となっている。

廊下・待合: COBテープ 6W/m + PIR人感センサー

教習所の廊下は生徒の授業間移動時のみ使用される。PIR(受動赤外線)センサーで人の存在を検知し、不在時は自動消灯することで実効消費電力を大幅に削減。廊下での使用電力を旧来の20%以下に抑えることができる。

水銀灯規制への対応

水銀灯(高圧水銀ランプ)は2020年の水銀に関するミナマタ条約附属書A(国内施行)により、新規製造・輸出入が禁止された。すでに設置されている水銀灯は使い続けることができるが、ランプ切れ時の交換球が入手困難となってきており、施設の照明維持リスクが高まっている。本事例では車庫ゾーンの水銀灯を全灯LEDライナーに換装し、規制リスクを完全に解消した。

施工上のポイント

教習所は平日・休日ともに朝9時〜夜8時まで稼働するため、施工は夜間(20時以降)と早朝(7時以前)に分割して実施した。学科教室・車庫・廊下の3エリアを各1日で完了するよう段取りし、教習業務への影響を最小化した。既存配線を活用することで追加工事コストを抑制している。

導入後のフィードバック

学科教室のLED化後、生徒からの「目が疲れる」という声が減ったとのことで、フリッカーレス効果を実感いただいた。車庫では水銀灯特有の「点灯まで時間がかかる」「再点灯できない」問題が解消され、整備担当スタッフの作業効率が向上した。電気代の削減も月次で確認でき、ROI(投資収益率)を管理者が把握しやすくなった。

まとめ

自動車教習所のLED化をご検討の方へ

フリッカーレス・高天井対応・PIR節電の最適プランをご提案します。お気軽にご相談ください。

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