施工事例 B-49

学習塾・予備校
LED照明施工事例
5000K高照度フリッカーフリーで集中力持続38%延長・電力48%削減

400㎡学習塾のフルLEDリニューアル。自習室5000K高照度・個別指導4000K・講義室4000K調光の4ゾーン設計で学習効果と省エネを両立。

📅 2026年5月 🏢 400㎡ 学習塾・予備校 ⚡ 既存比 電力48%削減 📚 集中力持続 +38%

施設概要と照明課題

400
施設面積
4
ゾーン
照明設計エリア数
136
m
COBテープ総延長
48%
削減
電力消費量

本施設は高校生・中学生向け学習塾(自習室40席+個別指導ブース20席+集団講義室2室)。既存の蛍光灯照明は全室均一の色温度(5000K相当)だったが、フリッカーによる眼精疲労の訴えが生徒から多数報告されていた。特に長時間自習(3〜5時間)後に「目が痛い」「集中が続かない」という声が保護者クレームにつながっていた。照明の質が学習効率に直結するという認識のもと、フリッカーフリー・高照度・ゾーン別色温度設計の4ゾーン設計を提案・実施した。

学習環境に求められる照明要件(JIS Z 9110準拠)

要件対象エリア基準値・理由
高照度(750〜1000lx) 自習室・個別指導ブース JIS Z 9110「精密な視作業」の推奨照度は750lx以上。長時間読書・筆記には1000lxが理想。低照度では眼筋の過緊張が生じ疲労が早まる
フリッカーフリー 全エリア 蛍光灯の100/120Hzフリッカーは視覚的不快感・眼精疲労・頭痛の原因。長時間学習での影響が特に大きい。COB + DC電源でフリッカー実質ゼロ
色温度5000K(自習) 自習室 5000K(昼光色)は覚醒・集中・認知機能を促進する生理的効果が研究で確認されている。試験直前の追い込み学習に最適
色温度4000K(講義) 講義室・個別指導 4000K(白色)は集中力と適度なリラックスのバランスが良く、90〜120分の講義スパンに適している。5000Kより目疲労が少ない
グレア制御(UGR≤19) 全エリア 長時間の筆記・読書では天井からの直接光がノートに反射してグレアが生じやすい。UGR≤19以下が推奨

4ゾーン照明設計

Zone A — 自習室(開放型)
色温度: 5000K
演色性: Ra90
消費電力: 12W/m
設置延長: 40m
区画電力: 480W
照度目標: 800〜1200lx
特記: 昼光色高照度で最大の覚醒効果。UGR制御のためアルミチャンネルを天井に対して30度傾けて設置。ノート反射グレアを防ぐ間接照明併用設計
Zone B — 個別指導ブース
色温度: 4000K
演色性: Ra90
消費電力: 10W/m
設置延長: 32m
区画電力: 320W
照度目標: 700〜900lx
特記: ブース区切りで隣席の光が漏れないよう各ブースに独立して設置。指導員・生徒どちらの手元も均一に照らすU字配置
Zone C — 集団講義室(×2室)
色温度: 4000K
演色性: Ra90
消費電力: 10W/m
設置延長: 40m
区画電力: 400W
照度目標: 500〜800lx(調光)
特記: プロジェクター使用時は200lxに減光。板書・ホワイトボード側は700lxを確保するスプリット設計。ブラインドと連動した自動調光
Zone D — 受付・待合・廊下
色温度: 3000K
演色性: Ra90
消費電力: 8W/m
設置延長: 24m
区画電力: 192W
照度目標: 200〜400lx
特記: 温白色で保護者の待合室に落ち着いた雰囲気。受付カウンターは500lxに増光

設備仕様サマリ

ゾーン色温度RaW/m延長(m)電力(W)照度(lx)
Zone A 自習室5000K901240480800〜1200
Zone B 個別指導4000K901032320700〜900
Zone C 講義室4000K901040400500〜800
Zone D 受付・廊下3000K90824192200〜400
合計1361,392

既存照明との比較

項目既存蛍光灯COB LEDテープ変化
消費電力2,680W1,392W−48%
年間電気代(1日12h×365日)約117万円約61万円年間約56万円削減
フリッカーあり(100Hz)なし完全解消
調光機能不可0〜100%(Zone C講義室)新機能追加
ゾーン別色温度全室均一3000K/4000K/5000K学習用途別最適化
ランプ寿命約8,000h約50,000h6倍以上
初期投資約78万円回収期間 約1年4ヶ月

導入3ヶ月後の測定結果

+38%
集中力持続時間の延長
生徒アンケート「集中が続く時間」の平均値。以前は「2〜3時間が限界」だったが「4〜5時間でも集中できる」という回答が38%増加
−48%
電力消費量削減
2,680W → 1,392W。年間電気代を約56万円削減。設備投資の回収期間は約1年4ヶ月
0件
眼精疲労クレーム
導入前は月平均6〜8件あった「目が痛い」「フリッカーが気になる」クレームがゼロに。保護者満足度が大幅向上
+22%
自習室稼働率の向上
「照明が良くなったので自習室を使うようになった」という生徒が増加。前年同期比で自習室利用時間が22%向上
4.0→4.6
生徒・保護者満足度
年次アンケートの施設環境スコア。「快適な学習環境」として口コミサイトに肯定的なレビューが増加
+18%
体験授業→入塾率
体験授業での施設印象が改善。「教室が明るくて集中しやすそう」という入塾決め手の声が増加

学習塾・予備校 施工上の注意点

📐
ノート反射グレア対策
自習室・個別指導ブースで最も重要な施工ポイント。天井からの直接光がノート(光沢紙)やデスク面に反射してグレアになる場合がある。アルミチャンネルの向きを天井向き(間接照明)または後方向きに調整し、直接光が目に入らないよう設計する。施工後に実際に机に座って確認することが必須。
📽️
プロジェクター使用時の調光設計
集団講義室ではプロジェクター(スクリーン)使用時と黒板・ホワイトボード使用時で最適照度が大きく異なる。スクリーン使用時は150〜300lx、板書時は600〜800lxが理想。Zone Cの調光コントローラーは生徒席側と黒板側を別回路とし、独立して調光できる設計にする。
🔇
調光器のノイズ対策
PWM調光コントローラーは電磁ノイズが発生する場合があり、静粛な自習環境でブーン音として聞こえることがある。高品質な調光コントローラーを選択し、コントローラーを生徒席から離れた場所(天井内・受付裏)に設置。EMC適合認証品(VCCI/CE mark)を使用。
電源容量計算と回路分け
自習室のZone A(480W)はブレーカー1回路(20A)に余裕をもって収める。Zone B・C・Dは用途別に独立回路とすることで、1ゾーンが故障しても他のゾーンは学習継続可能。Zone C(講義室)は学校行事等で閉鎖日も多いため、個別回路で節電管理しやすくする。

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