施工事例 / バドミントン・体育館

バドミントンコート・体育館
LED照明施工事例

高速で飛ぶシャトルの追跡精度を左右する照明選定。フリッカーレス・高天井対応・均一照度設計で競技環境と省エネを両立した施工データを公開

50%
省エネ率
36
年間削減額
3.6
投資回収期間
1,200
施工面積

照明選定を誤るリスク

⚠ バドミントン施設でよくある照明トラブルと損失
  • フリッカー(ちらつき)のある旧蛍光灯・HIDを使うと、秒速80〜130km/hで飛ぶシャトルが残像になって追いにくくなり、打球精度の低下・目の疲労蓄積・競技後の頭痛が発生する
  • 天井5〜8mの高所に設置したHID・蛍光灯の球切れ交換は高所作業車が必要で、1回の交換費用が2〜5万円に膨らみ年間では数十万円の維持費になる
  • 照度ムラがあるとコートによって明るさが異なり、暗いコートを嫌うプレーヤーが集中して特定コートだけ使用頻度が偏り施設稼働率が下がる
  • 照度が500lx未満の施設では競技大会・検定試験の使用基準(JIS Z 9110: 競技照明500lx以上)を満たせず、公式大会会場として認められない場合がある
  • 大型水銀灯を長時間24時間稼働させると、電力費が施設運営の収支を圧迫し、料金値上げか施設閉鎖に追い込まれるリスクがある

バドミントンはシャトルが最大速度493km/h(スマッシュ)にも達する競技です。照明のちらつきは視覚系に大きな負荷をかけ、競技の質と安全性を直接左右します。LED换装はランニングコスト削減だけでなく、競技環境の改善にも不可欠な投資です。

施工事例の概要

8
バドミントンコート数
1,200
コート・更衣室・受付 総面積
50%
電力削減率
36万円
年間電力費削減
130万円
総施工費(器具・工賃込み)
3.6
投資回収期間

天井高6mの民営バドミントンクラブ(8コート・1,200㎡)で、旧式蛍光灯ベースライトを全廃してフリッカーレスLEDスポーツ照明に換装。PIRセンサーによる空きコート節電と組み合わせ、大幅な省エネと競技照明品質の向上を同時達成した。

エリア別 照明設計

エリア旧照明換装後照度色温度センサー
コートエリア(8面) 蛍光灯ベースライト 100W×64 LEDスポーツ照明 50W×64 750lx 5000K PIR(コート単位)
受付・ロビー 蛍光灯シーリング 40W×8 LEDダウンライト 12W×8 300lx 3500K 明暗センサー
更衣室・シャワー 電球型蛍光灯 60W相当×12 LED防湿型 10W×12 200lx 3000K PIRセンサー
倉庫・バックヤード 蛍光灯 40W×4 LED直管 12W×4 150lx 4000K PIRセンサー

照明設計のポイント

① フリッカーレス設計でシャトル追跡精度を向上

通常の蛍光灯は商用電源(50/60Hz)の周波数に連動して1秒間に100〜120回点滅しており、人間の目には見えないが視覚系への負荷は大きい。今回採用したLEDスポーツ照明はフリッカー率0.3%未満(IEEE Std 1789-2015 低リスク区分)の高周波PWM電源を採用し、シャトルの残像を限りなくゼロに近づけた。

換装後にプレーヤーアンケートを実施したところ、「シャトルが追いやすくなった」と回答した会員が87%に上り、目の疲れに関する苦情も換装前比で70%減少した。

② コート単位PIRセンサーで空きコートを自動節電

8コート全てにPIRパッシブ赤外線センサーを設置。利用者がいないコートは5分後に30%減光し、退場から10分後に消灯する制御で、施設全体の平均点灯率を82%から51%に低下させることができた。特に閑散時間帯(平日昼間)の節電効果が顕著で、時間帯別電力費を38%削減した。

③ 天井高6mでも均一照度750lxを確保

バドミントンの公式大会基準(JIS Z 9110)では競技面照度500lx以上が要求される。今回は高天井6mに対応した広角配光LEDを選定し、コート面照度750lx・均斉度0.7以上を達成。選定器具の垂直照度も350lx以上を確保し、ネット際の見えにくさを解消した。

④ 色温度5000Kでシャトルの白色を鮮明に視認

バドミントンのシャトルは白色(または黄色)のため、色温度が低い電球色(3000K以下)では白飛びが起きやすく視認性が落ちる。5000K(昼白色)を採用することで、シャトルの白色コントラストが最も鮮明に見える環境を実現した。

コスト比較

換装前(年間)
72万円
電力費 60万円 + 球切れ交換費(高所作業込み)12万円
換装後(年間)
36万円
電力費 33万円 + 保守費 3万円
投資回収期間
3.6年
施工費130万円 ÷ 年間削減36万円 = 3.6年で回収完了

回収後は毎年36万円の純削減が継続するため、10年間で総削減額は230万円超(施工費差し引き後)。さらに球切れ頻度の低下と高所作業コストの消滅が加わり、管理工数も大幅に削減された。

バドミントン施設 照明選定チェックリスト

よくある質問

施工中もコートは使えますか?
コート単位で順次換装するため、工事中のコートは一時使用停止になりますが、他のコートは通常通り使用できます。1コートあたりの工事時間は半日程度です。
大会や公認試合の基準を満たせますか?
JIS Z 9110のバドミントン競技照明基準(500lx以上・均斉度0.6以上)を満たす仕様で選定します。日本バドミントン協会公認大会会場の基準については施設の申請先団体にご確認ください。
フリッカーレスの効果はどうやって確認しますか?
スマートフォンのカメラを照明に向けて動画撮影し、画面上に縞模様(バンディング)が出ないかで簡易確認できます。正確な計測はフリッカーメーターを使用します。施工後に計測値をご提供します。
既存の蛍光灯器具はそのまま使えますか?
バドミントン施設では競技照明専用の高照度LEDへの器具ごとの換装を推奨します。既存の器具を流用するLED直管への交換では、競技照明に必要な照度・均斉度・フリッカー基準を満たせない場合があります。

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