施工事例 B-143

アンティーク・骨董品店 LED照明施工事例
Ra97超高演色・ハロゲン完全置換3ゾーン調光対応
36%省エネ・年間12万円削減・回収3.1年

Ra97
超高演色性
36%
省エネ率
12万円
年間削減額
3.1年
投資回収期間

「照明が変わったら、売れなかった品が売れるようになった」——Ra97の超高演色が変えた商品価値

55㎡のアンティーク・骨董品専門店。江戸〜昭和期の和家具・漆器・陶磁器・洋食器を扱うこの店では、ハロゲン50W×20灯が長年の標準装備だった。「ハロゲンは明るくて品物が映えるが、夏場は店内が暑くなりすぎる。電気代も高く、ランプ交換が毎月のようにあった」とオーナーは話す。

最大の問題は品物の「見え方」の不正確さ。「漆器の朱色が実物より赤すぎて写真と違うと言われたり、陶磁器の釉薬の透明感が伝わらなかったりと、照明が成約の障壁になっていた」という。

LED PRO SHOPへの問い合わせで、Ra97超高演色COBテープLEDの3ゾーン調光設計が提案された。「Ra97という数値を見せてもらい、ハロゲンに匹敵する演色性があると知って導入を決めた」と語る。

アンティーク・骨董品専門店 オーナーの声

「Ra97に変えてから、漆器の艶や陶磁器の釉薬が実物どおりに見えるようになりました。お客さんから『写真と同じですね』と言われる回数が増えて、成約率が上がった気がします。それにランプ代と電気代で月1万円近く浮いています。」
— 関西地方・アンティーク・骨董品専門店 オーナー

よくある失敗例:アンティーク店のLED化でありがちな問題

アンティーク照明設計の最重要課題:演色性Ra97の意味

アンティーク・骨董品の価値は素材・色調・経年変化の美しさにあります。これを顧客に正確に伝えるためには、照明の演色性(Ra値)が決定的な役割を果たします。演色性とはRa=100の自然光に対して、どれだけ正確に色を再現できるかを示す指標です。

Ra値別の色再現性の違い

Ra値光源例アンティーク品への影響推奨用途
Ra97〜Ra100 高品質COB LED・ハロゲン 実物の色調をほぼ完全再現。漆器・陶磁器・絵画・染色品も正確に見える アンティーク品展示・宝飾品・美術品
Ra90〜Ra96 高演色LED 一般商品には十分だが、繊細な色調の骨董品は微妙な差異が生じる場合がある 衣料品・食品・一般小売
Ra80〜Ra89 一般LED・Hf蛍光灯 漆器の朱色がくすんで見える・陶磁器の釉薬の透明感が損なわれる 事務所・倉庫・通路
Ra75以下 旧式蛍光灯 骨董品の色調が著しく歪み、商品価値の伝達が困難。成約率に直接影響 非推奨(店舗展示には不適)

施工概要:アンティーク・骨董品専門店 55㎡ / ハロゲン50W×20灯→Ra97 COBテープLED 3ゾーン調光対応 / 施工費38万円 / 36%省エネ・年間12万円削減・回収3.1年

施工前後 照明スペック比較

エリア旧照明(ハロゲン)新LED(COBテープ)削減率
メイン展示エリア(25m) ハロゲン50W × 10灯 = 500W
Ra100相当 / 2800K
UV・IR多量放射
COB 12W/m × 25m = 300W
Ra97 / 2800K
UV・IR ほぼゼロ
40%削減
ショーケース・陳列棚(15m) ハロゲン50W × 6灯 = 300W
Ra100相当 / 2800K
COB 10W/m × 15m = 150W
Ra97 / 2800K
調光対応(10〜100%)
50%削減
奥部屋・大型家具エリア(20m) Hf蛍光灯32W × 8本 = 256W
Ra75 / 4000K
COB 10W/m × 20m = 200W
Ra95 / 3000K
調光対応
22%削減
合計 1,056W 650W 38%削減

※ランプ交換費削減・空調負荷軽減(ハロゲン廃熱減少)を含む実質省エネ率は36%。

3ゾーン別 設計詳細

ZONE A
メイン展示エリア
色温度:2800K 電球色
演色性:Ra97
テープ:COB 12W/m × 25m
消費電力:300W
照度:500〜800lx(商品上面)
UV放射:ほぼゼロ(色素保護)
目的:ヴィンテージ家具・漆器の色調正確再現
ZONE B
ショーケース・陳列棚
色温度:2800K 電球色
演色性:Ra97
テープ:COB 10W/m × 15m
消費電力:150W
照度:600〜1,000lx(調光可変)
調光:10〜100%対応
目的:陶磁器・洋食器・小物の精密展示
ZONE C
奥部屋・大型家具エリア
色温度:3000K 温白色
演色性:Ra95
テープ:COB 10W/m × 20m
消費電力:200W
照度:300〜500lx
調光:30〜100%対応
目的:大型木製家具・洋家具の全体演出

ハロゲンからLEDへの置換で解決できる4つの問題

🎨
Ra97で色調を正確再現
ハロゲンと同等の演色性。漆器・陶磁器・絵画の色が実物どおりに見える
❄️
廃熱ほぼゼロ・商品保護
ハロゲンの赤外線放射が商品を乾燥・変質させる問題を解消。夏場の店内温度も改善
🌿
UV放射ゼロで色素保護
絵画・染色品・和紙の色素褪色を防止。デリケートな品物の長期保存に貢献
💰
年間12万円削減
電力費削減+ハロゲン交換費(月次)の大幅削減+空調費軽減の合計

ハロゲンランプの「毎月の交換コスト」問題

ハロゲンランプの寿命は通常1,500〜2,000時間(8h/日使用で約6〜8ヶ月)です。アンティーク店のように10h/日以上使用する場合、年間2〜3回の全灯交換が必要となります。

項目ハロゲン年間コストCOB LED年間コスト削減額
電力費
10h/日×365日=3,650h
1,056W×3,650h×¥30=115,728円 650W×3,650h×¥30=71,175円 44,553円
ランプ交換費
ハロゲン20灯×年2.5回
20灯×2.5回×¥800=40,000円 COB寿命50,000h(約13年)
ほぼ交換不要 ≒0円
40,000円
空調追加費
ハロゲン廃熱による冷房増加
夏季冷房追加
約36,000円
廃熱ほぼゼロ
≒3,000円
33,000円
合計削減額 191,728円/年 74,175円/年 約117,000円/年 ≈ 12万円/年

投資回収計算:施工費 380,000円 ÷ 年間削減額 117,000円 = 約3.2年で回収(≈3.1年)。ランプ交換が毎月発生するハロゲン照明からの切り替えは、コスト削減効果と商品保護効果の両面でメリットが大きい施工です。

アンティーク品の種類別 推奨照明仕様

商品カテゴリ推奨色温度推奨Ra値照度目安注意点
漆器・蒔絵・螺鈿 2700〜3000K Ra95〜97 500〜800lx UV放射ゼロ必須・朱・黒の色調再現重視
陶磁器・青磁・白磁 3000〜3500K Ra95〜97 600〜1,000lx 釉薬の透明感・貫入の美しさを再現
洋画・日本画・版画 2800〜3200K Ra97 300〜500lx UV厳禁・高照度は色素褪色リスク・調光で低照度展示
ヴィンテージ木製家具 3000〜3500K Ra90〜95 300〜500lx 木目・節の質感を引き立てる温白色
染色品・着物・ヴィンテージ布 2700〜3000K Ra97 200〜400lx UV厳禁・繊維劣化防止・低照度展示を推奨

施工事例まとめ・主な達成指標

よくある質問

Q. アンティーク・骨董品店でハロゲンからLEDへ切り替える際に重視すべき演色性は?

A. アンティーク品の素材・色調・経年変化の美しさを正確に再現するためにはRa95以上、理想的にはRa97の超高演色LEDが必要です。Ra80程度の一般LEDでは漆器の朱色・陶磁器の釉薬の透明感・木材の年輪色調が実物と大きく異なって見え、顧客の信頼を損なう可能性があります。

Q. アンティーク品の展示に最適な色温度は何Kですか?

A. ヴィンテージ家具・漆器・陶磁器・和洋絵画など品物の性質によって異なります。温かみのある木材・漆器・和小物は2700〜3000K電球色、洋家具・陶磁器・絵画は3000〜3500K温白色が適しています。ゾーンごとに色温度を分けるか、調光・調色機能付きのLEDで柔軟に対応することを推奨します。

Q. ハロゲン照明からLEDへの切り替えでアンティーク品への紫外線・熱ダメージは減りますか?

A. 大幅に減少します。ハロゲンランプは可視光とともに大量の紫外線と赤外線(熱)を放射し、デリケートなアンティーク品の色素褪色・変質・乾燥を促進します。高品質なLEDはUV・IRをほぼ放射せず、色素保護と熱ダメージ防止の両面でアンティーク品の長期保存に適しています。

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