アルミフレームのエンドキャップはフレーム幅(10mm/12mm/16mm/20mm/25mm/30mm)と完全一致するサイズしか装着できません。1mm違うだけで入りません。本記事では各サイズの対応型番・樹脂vs金属の素材比較・防水用シリコンキャップの使い分け・取り付け手順を施工業者向けに一覧で公開します。
1. まずアルミフレームの幅を確認する
エンドキャップを選ぶ前に、手元のアルミフレームの外寸幅(mm)を確認します。確認方法は2つです。
- 型番から確認: フレーム型番に幅が含まれている場合が多い(例: SC-2010 → 幅20mm・高さ10mm)
- 実測で確認: ノギスまたは定規でフレームの最も広い部分(外寸)を測る。0.5mm単位で確認
⚠ サイズ間違いに注意
「20mm幅フレームには20mmキャップ」が原則ですが、フレームメーカーによって外寸が微妙に異なる場合があります。LED PRO SHOPのアルミフレームとエンドキャップは対応を保証していますが、他社フレームへの流用は必ず現物確認してください。
2. サイズ別 エンドキャップ 一覧
当店取扱いの主要サイズ帯です。フレーム幅に対応するエンドキャップ型番を選んでください。
10
mm幅
什器内蔵・棚下
スリム設計向け
スリム設計向け
12
mm幅
棚下・間接照明
最も汎用性が高い
最も汎用性が高い
16
mm幅
天井コーニス
中型フレーム向け
中型フレーム向け
20
mm幅
建築照明・看板
標準施工に多用
標準施工に多用
25
mm幅
高出力テープ向け
放熱面積大
放熱面積大
30
mm幅
大型サイン・屋外
重量テープ向け
重量テープ向け
| フレーム幅 | エンドキャップ型 | 穴あり/なし | 素材 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|
| 10mm | EC-10 / EC-10W(穴あり) | 穴あり選択可 | ABS樹脂 | 什器内蔵・スリム棚下照明 |
| 12mm | EC-12 / EC-12W | 穴あり選択可 | ABS樹脂 / POM | 棚下・間接照明・最汎用サイズ |
| 16mm | EC-16 / EC-16W | 穴あり選択可 | ABS樹脂 | 天井コーニス・中型建築照明 |
| 20mm | EC-20 / EC-20W / EC-20S(防水) | 穴なし 穴あり 防水 | ABS / アルミ / シリコン | 建築照明・看板・標準施工 |
| 25mm | EC-25 / EC-25S(防水) | 穴なし 防水 | ABS / シリコン | 高出力テープ・放熱重視フレーム |
| 30mm | EC-30 / EC-30S(防水) | 穴なし 防水 | ABS / シリコン / アルミ | 大型サイン・屋外・重量テープ |
3. 素材別 エンドキャップの特性比較
| 素材 | 耐久性 | 防水性 | 価格 | 向いている環境 |
|---|---|---|---|---|
| ABS樹脂 | 標準(3〜5年) | なし(IP20相当) | 低い | 屋内・什器・棚下照明 |
| POM(ポリアセタール) | 高い(5〜10年) | なし(IP20相当) | 中程度 | 精密什器・高級店舗内装 |
| シリコン(防水) | 中程度(5〜8年) | IP65〜IP67 | 中程度 | 屋外・浴室・雨かかりエリア |
| アルミ合金 | 非常に高い(10年以上) | IP44〜IP65(加工次第) | 高い | 屋外看板・高級什器・長期設置 |
防水エンドキャップ(シリコン製)が必要なケース
①屋外設置(雨・露天)②浴室・洗面・厨房(蒸気・水しぶき)③IP65以上のLEDテープと組み合わせる場合。シリコン製はフレーム端部をゴムパッキンのように包む構造で、フレームとの密着度が高くIP65〜IP67の防水性を確保できます。ただし配線穴を開けると防水性が大幅に下がるため、配線は別経路での引き出しを検討してください。
4. 穴あり(ワイヤー穴付き)と穴なしの使い分け
エンドキャップには配線を通す穴が開いているタイプ(穴あり)と端末処理専用の穴なしタイプがあります。
| タイプ | 用途 | 防水性 | 選ぶ場面 |
|---|---|---|---|
| 穴なし | 配線なし端末処理 | 高い | 配線がフレーム片側から出ている場合・反対端を塞ぐだけ |
| 穴あり | 配線通し | 低め | フレーム両端から配線を出す必要がある場合 |
| 防水穴あり | 防水配線通し | 中程度 | 屋外で配線を通す必要がある場合(ゴムグロメット付き) |
5. エンドキャップ 取り付け手順
フレーム端面の確認
アルミフレームの端面にバリ(切断時のカエリ)が残っていないか確認します。バリがあるとキャップが入らないため、ヤスリ(#240番)で軽く面取りします。
LEDテープの端末処理
テープをフレーム端から1〜2mm手前でカットし、端末が飛び出さないよう確認します。テープがフレーム端ギリギリまで入っているとキャップが装着できません。
穴あり型の場合:配線を先に通す
穴あり型の場合、先にキャップの穴に配線を通してから押し込みます。配線通し後にキャップを外すことは難しいため、順番を間違えないようにします。
キャップの向きを確認して押し込む
キャップの爪(凸部)がフレームの溝(凹部)に向いているか確認します。正しい向きで押し込むと「カチッ」とはまります。無理に叩き込むとキャップが割れます。
防水処理(屋外・浴室の場合)
シリコン製キャップの場合はそのまま装着でOK。ABS製を屋外で使用する場合はキャップとフレームの接合部にバスコーク等の耐水シーリング材を薄く塗ってから装着します。
キャップが入らない場合のチェックリスト
□ フレーム幅と同じmmのキャップを使用しているか□ フレーム端面のバリをヤスリで取り除いたか
□ LEDテープがフレーム端から1〜2mm引っ込んでいるか
□ キャップの向きはフレームの溝に合っているか
□ 他社製フレームとの組み合わせではないか(外寸が微妙に異なる場合がある)
6. 穴埋めキャップ(ブランクキャップ)について
「穴埋めキャップ 20mm」などで検索される方が多いですが、一般的なエンドキャップが「穴なしタイプ」であれば穴埋め(ブランク)機能を持っています。フレーム端面を完全に塞ぎたい場合はエンドキャップの穴なし品を使用してください。
天井埋め込みフレームの点検口カバーや、途中のケーブル引き出し穴を塞ぐ用途にはブランクプレート(ダミーキャップ)が別途必要です。用途に応じてエンドキャップとブランクプレートを使い分けてください。
よくある質問
エンドキャップのサイズはどうやって確認すればよいですか?
アルミフレームの幅(最も広い部分の外寸)をノギスまたは定規で実測してください。エンドキャップはフレーム幅と完全一致するサイズを選びます。例えばフレーム幅が20mmならエンドキャップも20mm対応品を選定します。型番が分かる場合はメーカーの対応表を確認するのが確実です。
エンドキャップは樹脂製と金属製のどちらがよいですか?
屋内・乾燥環境では樹脂製(POM/ABS)で十分です。屋外・雨かかり・湿度の高い場所では金属製(アルミ)またはシリコン製の防水タイプを選びます。樹脂製は低コスト・軽量・色違いが豊富。金属製は耐久性・高級感があり店舗什器向けに向いています。
エンドキャップの穴に配線を通したい場合は何を使えばよいですか?
配線穴付きエンドキャップ(ワイヤー穴付きタイプ)を使用します。穴なしエンドキャップに配線穴を自分で開ける方法もありますが、防水性が下がるため屋外では推奨しません。配線を両端から出す場合は両側とも穴付きタイプを選んでください。
エンドキャップがフレームに入らない場合の対処法は?
最もよくある原因はサイズ不一致です。フレーム幅を再実測してください。サイズが合っているのに入らない場合は①フレーム端の断面にバリがある→ヤスリで軽く面取りする ②フレームの溝の向きとキャップの爪の向きがずれている→向きを確認して押し込む ③キャップ内部にLEDテープが出っ張りすぎている→テープを1〜2mm短くカットする、の順で確認します。
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